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サグーライティング投稿マニュアル

文末表現

「文末表現」は、「~です。」、「~である。」のようなで文末に使用する表現のことです。サグーワークスで指定されることの多い文末表現についてご説明いたします。

1. サグーワークスで指定される文末表現

です・ます調

日常でも多く使われている、丁寧な文末表現。

です・ます調は世の中の多くの文章で使われている最も一般的ともいえる文末表現です。「です」「ます」を基本に、過去のことであれば「でした」「ました」のように変化させて使用します。

OK例
ナッツ類には多くの栄養素が含まれています。カロリーが高いイメージがありますが、実はダイエットにも最適な食材です。
NG例
ナッツ類には多くの栄養素が含まれている。カロリーが高いイメージもあるが、実はダイエットにも最適な食材です。
NGポイント
前半の「含まれている」「イメージもあるが」は、ですます調としては正しくありません。記事内の文末表現は統一するように心がけましょう。

だ・である調

小説などで使用される“言い切り”の形の文末表現。

ですます調とは異なり、言い切る形で終わる文末表現です。ですます調の場合には、文末がそのまま「です」「ます」が多くなりますが、だ・である調の場合には「だ」「である」を多用すると堅苦しく独特な文章になるので気を付けましょう。

OK例
睡眠はとても大切なものだ。眠れない日が続いてしまうと、イライラしたり、ミスが増えたりすることもある。どうしても眠れない時には睡眠導入剤などを使ってみるとよいだろう。ただし、常用はオススメしない。
NG例
睡眠はとても大切なものである。眠れない日が続いてしまうと、イライラしたり、ミスが増えたりすることもあるのだ。どうしても眠れない時には睡眠導入剤などを使ってみるとよいのである。ただし、常用はオススメしないのだ。
NGポイント
文末を「だ」「である」にする場合、どうしても直前に「の」が入りやすくなります。「の」が入ってしまうと強めの表現となり、その文章が強調されてしまいます。強調する表現は効果的に使う分にはよいのですが、NG例のように全ての文章に使用すると、逆にメリハリがなくなって読みにくく、くどい印象を与えてしまうのです。

ですよね・ますよね(柔らかい表現)

コラムや、女性向けの文章などで使われることの多い“親しみやすい表現”。

です・ます調と共に使用される表現。「ですよね」「ますよね」の他、「ですね」「ますね」といった表現も含まれます。ただし、これは書き手の主観とも受け取られる表現になるため、説明文などの主観を含んではいけないものには基本的には使用しません。また、多用すると読みにくくなるので、1記事に1つか2つ程度にしておきましょう。

OK例
毎日仕事が忙しいと、ついシャワーだけで済ませてしまいがちですよね。でも、実は身体が冷えやすい女性にとって、湯船につかるということは非常に大切なことなのです。
NG例
毎日仕事が忙しいと、ついシャワーだけで済ませてしまいがちですよね。そして、湯船につかることがほとんどないということも多くなりますよね。でも、実は冷え性になりやすい女性にとって、湯船につかるということは非常に大切なことなんですね。
NGポイント
どの文末表現でもいえることですが、同じ表現が続くと独特な印象を与えてしまいます。特に「ね」のつく表現は特徴的であるため、同じ表現が続いていることがすぐに分かります。連続では使わないように注意しましょう。

2. その他の文末表現

体言止め

文章のスパイスとして使用する“上級者向け”の文末表現。

「です・ます調」でも、「だ・である調」でも、どちらでも使用できるのが体言止めです。体言止めを効果的に使用することによって、文章にメリハリをつけることが可能です。
ただし、体言止めの使用は非常に難しく、使い方を誤ると読みにくくなるので注意が必要です。また、ポエムや独白のような独特な文章になってしまいますので、多用することは絶対に避けましょう。

OK例
実際の動物だけでなく、動物のグッズが好きという人もいるでしょう。中でもグッズのみを集めていることが多いのが、猫好きの人。猫はペットとしてだけでなく、その形や見た目にも愛される要素があるのです。
NG例
意外と多いのが、実際の動物だけでなく、動物のグッズが好きという人。中でもグッズのみを集めている人の多くが好むのが、猫。猫が愛されるのはペットとしてだけでなく、その形や見た目の要素。
NGポイント
体言止めを何度も繰り返すと読みにくくなり、独特な印象を与えてしまいます。体言止めを使用する場合には、おおよそ1000文字あたり1~2個程度が目安です。また、連続で使用しないように注意して使いましょう。

伝聞

多用すると信頼できない記事になってしまう“要注意”の文末表現。

「人から聞いた」、「調べて知った」といった自分が実際に経験した内容ではないことを示すための表現が伝聞調。「~だそうです」「~のようです」という形が一般的で、この文末表現を使用すると書いた情報が“噂”のような形になるため、信頼度が下がります。使い方には十分注意しましょう。

OK例
人の話を聞く時に、どんな内容も必ずメモをとる人がいます。これには、書くことで情報を整理するという目的があるようです。記憶力に自信があるという人でも、意外と細かい内容については忘れてしまうものなので、メモをとっておくということは、多くの人にとって有益な行動といえます。
NG例
人の話を聞く時に、どんな内容も必ずメモをとる人がいるようです。これには、書くことで情報を整理するという目的があるそうです。記憶力に自信があるという人でも、意外と細かい内容については忘れてしまうことが多いようなので、メモをとっておくということを多くの人が有益だと考えているようです。
NGポイント
断定できないような案件では、ついつい伝聞調を多用してしまう傾向が見られます。しかし、NG例のように全てを伝聞・推定の形で書いてしまうと、書き手に自信がないように感じられてしまうでしょう。「ようです」「そうです」という書き方ばかりを多用せずに、他の表現も合わせて使うように心がけましょう。

推定

当たるも八卦、当たらぬも八卦!?記事の信頼度を下げてしまう表現。

曖昧な表現を多用すると文章の信頼度がどんどん下がってしまいます。中でも多く見られるのが「~かもしれません」という書き方。この文末表現は「そうかもしれないし、そうではないかもしれない」という意味を持ちます。他人の心理など、不確定なものに対して効果的に使う分には問題ないのですが、使わない方がよい場面もあるので注意しましょう。

OK例
サプライズでプレゼントを用意するのは、なかなか難しいもの。一生懸命考えて用意したとしても、それは相手が欲しくないものかもしれません。しかし、プレゼント自体が気に入らなかったとしても、喜ばせたいという気持ちは相手に伝わるでしょう。
NG例
サプライズでプレゼントを用意するのは、なかなか難しいかもしれません。一生懸命考えて用意したとしても、相手が欲しいものではないかもしれません。しかし、プレゼント自体が気に入らなかったとしても、一生懸命選んでくれた気持ちは相手に伝わるかもしれませんね。
NGポイント
少し極端な例にはなりますが、NG例では曖昧な表現ばかりが使用されています。そのため、ただの「書き手の想像」のように感じられ、内容が不確かな印象が強くなってしまいます。