ひたすらなぐり書き!ライティングに行き詰まったときの対処法
いくらベテランのライターでも、記事作成に行き詰まってしまう瞬間はあります。生産性を上げるためには、その行き詰まりをいかにスムーズに解消するかがポイントとなるでしょう。
行き詰まり解消方法としておすすめなのが、パソコンから離れてメモになぐり書きをしてみることです。もちろんむやみに単語を書きつけるのではなく、押さえておきたいコツがいくつかあります。
メモへのなぐり書きをマスターして、効率的なライティングを目指しましょう。
とにかく思いついたままに書いてみよう
記事を執筆する手が止まってしまうタイミングはいくつかあります。全体の構成が思いつかないとき、段落内の文章の内容が薄くなってしまったとき、キーワードは思い当たるものの記事として膨らませることが難しいとき、などは多くのライターに経験があるでしょう。
もし執筆が行き詰まってしまったら、思い切ってパソコンから離れ、メモを使ってブレインストーミングをしてみることがおすすめです。ブレインストーミングの本来の意味は、複数人でアイデア出しを行うことで連鎖反応や相乗効果をうみ、より良いアイデアの生産につなげることですが、ライター個人で試してみても十分効果が期待できます。
ブレインストーミングといっても気負わずに、記事のテーマに対して思いついたことをメモになぐり書きしていくことから始めましょう。
たとえば「ニキビケア」がテーマであれば、「思春期ニキビ」、「大人ニキビ」、「治し方」、「薬」などと、とにかく思いついたことを書いていきます。すでに書いたキーワードから連想して思いついた言葉があれば、それも記入していきましょう。
記号や線を駆使して図式化するのもポイント
思いついたキーワードを一通り書き留めたら、関連度が高そうなキーワードを線でつないだり、丸で囲んだりして関係図を作ってみましょう。
たとえば先ほどのニキビの例であれば、「治し方」と「薬」は関連度が高いため、互いに線でつないでみます。そうすると、「治し方」と「薬」との二者関係に、さらに追加できる言葉があることに気づくでしょう。
「薬」は「治し方」に含まれますが、ニキビの治し方は薬だけではありませんよね。ニキビの治し方に関わりそうな「日頃のスキンケア」、「食生活」などの言葉を、「薬」と並列させながら書いてみましょう。
そうすると「治し方」を頂点としたキーワードの固まりができます。これで、記事の内容が膨らんできました。
さらに、すでに書いておいた「思春期ニキビ」、「大人ニキビ」という言葉も思い出してみましょう。思春期ニキビと大人ニキビは、いわばニキビを代表する2タイプです。そこで、この2つの言葉と「治し方」の固まりをそれぞれつなぐことで、(1)思春期ニキビの治し方(2)大人ニキビの治し方という2つのトピックが生まれるのです。
最後に段落化して構成を決めよう
このようにトピックが明確になり、記事の内容が膨らんできたら、メモをもとに構成も考えてみましょう。
今回の例では(1)思春期ニキビの治し方(2)大人ニキビの治し方という2つのトピックが可視化されましたが、もし指定文字数や指定段落数が多い案件であれば、この2つだけでは十分な記事を書けない可能性があります。
そういう場合は、先ほどのなぐり書きと図式化のプロセスを繰り返しながらアイデアを膨らませていきましょう。たとえば、現段階ではニキビの種類と治し方については書けますが、それぞれのニキビの原因やメカニズムといった視点が見落とされていますよね。
アイデアを十分膨らませたら、最終的に各トピックを段落化していきましょう。たとえば今回の例を3段落で書くとすると、1段落目にニキビの種類や特徴、2段落目にそれぞれのニキビの原因やメカニズム、3段落目にそれぞれのニキビの治し方という構成を作ることができます。
構成が固まったら、メモからパソコンに戻り、早速記事を書き始めてみましょう。
こぶたのまとめ
- 記事作成に行き詰まったらメモになぐり書きしてみよう
- 書いたキーワードを記号や線でつなぎ、関係図を作ることも大切
- メモをもとにトピックや構成を考え、記事作成を再スタートしよう