スマホでワンランク上の写真を撮るコツ

ライターの中には文章を書くのが得意になったり好きになったりして、自分でブログを始める人も多いのではないでしょうか。ブログを書くうえで外せないのが写真です。写真があると画面が華やかになりますし、文字だけよりも伝わりやすくなります。

今はスマホで誰でも簡単に写真を撮ることができるようになったので、ブログ記事に写真があるのはもはや常識だといっても良いでしょう。ブログに載せる写真も、できるだけきれいにかっこよく撮りたいですよね。スマホで上手に写真を撮るためにはどうしたら良いのでしょうか。

ズームは使わず、接写する

スマホのカメラは非常に性能が高く、自動でピントを合わせてくれるという機能があります。また近い距離でもピントが合うため、大きく映したいときは、ズームを使うのではなく、自分が対象に近づいてピントを合わせ接写しましょう。カメラのレンズと対象物の距離が近くなると自然と背景がぼやけて一眼レフで撮影したような仕上がりになります。

近づいたときは正面からだけでなく、少しスマホを左右に動かして対象物に角度をつけて撮影すると変化がある仕上がりになるのでおすすめです。

対象物は中央に配置しない

たとえばきれいな花があり、花を撮影したい場合、多くの人が中央に花が来るようにして撮影します。しかしこれでは見た目がとても平凡で、いかにも素人が撮影した写真に見えてしまいます。ワンランク上の写真を目指すなら、スマホの画面の縦横に2本ずつの線があり、画面が9分割されているとイメージしましょう。

その分割された線と線が交差したところに対象物が来るようにして撮影をすると写真にリズムが出てプロが撮影したような構図になります。iPhoneの場合はグリッド線を出すことができますので、グリッド線が交わる点を意識すると良いでしょう。

地面スレスレ、高いところから、カメラの高さを工夫してみる

写真を撮るときに、つい自分の目の高さに構えたスマホでシャッターを押してしまいがちです。自分の目に見えるものを撮影するので当然と言えば当然なのですが、それでは面白くありません。

スマホを地面スレスレの位置で持ってシャッターを押すと、まるで虫や小動物が世界を見上げているかのような構図になりますし、頭上にスマホを掲げてシャッターを押すと、鳥が上から見下ろしているかのような写真を撮ることができます。

普通に見ている視点以外から撮影した写真は、見慣れている風景でも味わいがあって面白く感じられる写真になりやすいです。

風景は変化を付けて撮影する

肉眼で見たときはとても素晴らしく壮大に見えた風景も、写真に撮るとのっぺりしてしまいがちです。風景を撮影するときには少し変化を付けると写真が引き立ちます。例えば構図の中に人物を入れてみるという方法があります。後ろ姿などが小さく写っている程度なら写真の雰囲気もそれほど変わりません。

また海などの広大な場所で撮影をするときは、水平線や地平線が写真の中央に来るのではなく、上下にずれるように撮影したほうが印象的になります。よりたくさん写したいのは空なのか、それともその下の大地や海なのかを考えながら、スマホを動かしていろいろな構図でシャッターを切ってみましょう。

スマホだからできる、アプリで加工する技

スマホにはさまざまなアプリを入れることができ、撮影した写真もアプリで簡単に加工することができます。そのままの写真では面白味を感じなくても、アプリを使ってモノクロやセピアにすることでぐっと雰囲気を出すことが可能です。

また全体的に柔らかい雰囲気にするソフトフォーカスやコントラストをはっきりさせるハイコントラストなど、アプリでいくらでも加工して印象を変えられます。構図が悪い写真もアプリを使ってトリミングすることで全く違う雰囲気に変化させることが可能です。スマホのカメラはいくらでもシャッターを押して、良くなければ削除して、と何度でも練習できます。いろいろな方法で写真を撮り、アプリを使って加工して仕上がりを比較してみましょう。ブログの写真も見違えるようにすてきに変わっていくかもしれません。