現実は意外とシビア!? 働く女性のホンネって?

ひと昔前まで、女性は家で働くのが当たり前でしたが、今の時代は働かない女性の方が少数派になりつつあります。また、女性が働きやすい環境を作るように日本の法律も変わってきましたが現状はどうなのでしょうか?

結婚したり子どもを持つことでライフスタイルが変わるとともに、仕事に対する感じ方も大きく変わるようです。そんな働く女性のリアルなホンネをお伝えします。

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【質問】
今の日本は女性が働きやすい環境だと思いますか?(質問人数 女性 100人)
【回答数】
思う:13人
思わない:66人
どちらでもない:21人
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働く女性は確実に増えているという現実

現在、確実に女性の社会参加は増えています。それに女性に対する差別が強かった昔に比べると女性に対する偏見は少なくなっているのが伺えます。実際に、男性に混じって働いている女性の中には格差は感じていないという人もいるようです。

「昔に比べ女性と男性の格差も少なくなってきたし、最近は働く女性が多くなっているので仕事内での環境的には女性に優しくなっているんだと思ったからです。」

「男性、女性の差別なく仕事をいただけるので、働きづらいと感じた事はありません。」

「昔よりも女性の社会進出が進んだと思っています。職場によっては女性が働くための手当てがあり、働きやすい環境であると思います。」

働く女性が増えたことにより、労働環境は確実に変わりつつあります。働く女性のための手当てがあったり、女性が上の立場に立つことも増えてきたという意見もありました。

独身時代も大変だけど、子どもを持ってからはもっと大変!

しかし、それだけに仕事への責任も重くなり、結婚して子どもが出来たからといって、仕事を辞めるわけにはいきません。子どもを持つ女性が実際に感じている悩みは仕事と家庭の両立のようです。まだ小さいお子さんを持つ母からの視点はなかなか厳しいです。

「保育所が少ない、育児休暇を取得して産後に職場復帰できる事業所が少ない、家事、育児、介護など女性ばかりに負担が多いから。」

「出産して子供を持つ女性にとってはとても働きにくいと思います。保育園の待機児童の問題もまだ解決には程遠いからです。」

「出産して仕事に復帰しようとしても空きがないと聞いたことがあるので女性にとって働きやすい環境にあるとは言えない気がします」

女性が結婚して、子どもを持つという現実に対して日本社会が追いついていないという印象を受けます。

保育所の数や待機児童の問題、そして出産後の再就職という問題は、女性に対する日本の労働環境が遅れていることを意味するのでしょう。

まだまだ悩める女性は多い!

女性が働く環境は確実に改善されているようです。すでに男性よりも上の立場で働く女性がいたり、女性が率先して会社を引っ張っているという例もあります。

ただ、女性が母となって子どもを持つ場合には事情がかなり変わるようです。全国的にも待機児童の問題や保育所が不足しているとう問題がニュースで騒がれていますが、アンケートの回答にもあるように、半数以上の女性が「今の日本は働きにくい」と感じているのは事実です。とくに、子どものいる女性は、子育てと仕事の両立の難しさを肌で感じているのが現実のようです。

今後、女性の社会進出が進めばさらに労働環境は良くなることが考えられます。しかし、結婚し、子どもを持った女性が働くというライフスタイルに社会がついてくるのはまだまだ先なのかもしれません。

 

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【調査実施時期】2014年8月11日~2014年8月17日
【調査対象者】年齢不問・女
【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】100
【調査機関】Sagoooワークス
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みんなの感想文

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  • 働く女性の就業環境に対する意識について、働きにくいと感じている人が多いことは具体的なデータを用いて解説されており、その点は分かり易いと思いました。しかしながら、文章内にライターや在宅ワークに関する記述がないので、これからライターになりたいと考えている人の参考にはならないと思います。
  • 女性が働く環境はまだまだ整っていないと日々痛感しているので、この記事にはとても共感しました。特に妊娠、出産、育児をしながら仕事と関わっていくのは非常に困難で、仕事を辞めざるを得ないのが現状だと思います。晩婚化や出生率の低下は、まさに女性の仕事と育児の両立が難しいことを表していると思います。
  • 女性の仕事環境に対する満足度が高くなってきていること、一方で待機児童問題などで職場復帰が困難な人も少なくないことなど、記事全体としてすでに知っている内容が多かったので、あまり新鮮味がなかったです。情報の再確認という意味ではよかったです。
  • 結婚して子供ができても働きたいという女性が多くなってきましたが、子どもを預けられる保育所や保育士が少ないことなどが、まだまだ女性が働きにくさを感じる原因の1つになっていること、それらの問題解決が日本は遅れているのではないかとあらためて考えさせられる記事でした。
  • 私は、男性なので女性のことが心底理解できるかというと難しい面があります。しかし、これだけ世の中で騒がれ、女性の社会進出が問題となっていますので無視はできません。私ももうすぐ結婚しますので、妻がやりたいことをしっかりサポートしていきたいと思います。
  • 現代の日本は女性が働きやすい環境だとは思えないという解答が66パーセントを占めたのは納得です。一部の恵まれた環境にある女性を除くと、現実はたいへん厳しいというのがわたしの実感です。在宅でもできる仕事が増えれば、実力主義になり性別は関係がなくなるので、女性にとっては良いことだと思います。
  • 近年は女性が働きやすい環境作りが進んでいるかのように見えますが、やはり依然として働く女性には悩みが多いのが現実であるということがわかりました。特に子育ての問題については一番の悩みの種で、周囲の人々の理解や協力が必要な他、こうした悩みを共有できる場があるといいなと思いました。
  • 働く女性の現状を知ることができ、辛い状況がたくさんあるようで日本の労働環境はまだまだと考えさせられました。特に共働き、子育てと仕事の両立は難しく国をあげて、一刻も早く対策してほしいなと願うばかりです。
  • 育児をしながら働いている女性はとても多いですよね。けど、女性が働きやすい環境になったかというと、それは違うと思います。それぞれの家庭で工夫して働いていると思うので、保育所の充実とか男性の育児参加など、もっと将来を意識して日本政府には対策をとってほしいです。
  • 女性が働くという環境は増えたことは増えましたが、産休、育休など制度が整っていない会社の方が多いのではないでしょうか。それにいまだに家事は女性の仕事という事が根付いているように思います。もっと女性に優しい制度が増えれば少子化もとどまるのではないでしょうか。
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