良い文章を書くためには文章を読み解く力が大切!
webライターとして活動していくと、さまざまな資料に触れる機会が出てきます。情報を的確に処理して、原稿に活かしていくためには「読解力」を鍛えていくことが大切になります。
しかし、そもそも読解力とはどういったことを指すのかをきちんと把握しておく必要があるといえます。そのうえで、読解力を鍛えるためにはどういった方法があるのか詳しく見ていきます。どんな資料でもしっかりと読み解く力を身につけることで、日々の作業に活かしてみてください。
そもそも「読解力」とは何?
読解力とは文字通り、「読み解く力」のことを指します。それは文章を読む力であると同時に、データや資料から必要な情報を取捨選択する力でもあるのです。原稿を書こうとしても、自分の中だけにある情報ではおのずと限りがあるものでしょう。そうしたときには何かの資料にあたることになりますが、調べれば調べるほど次々と情報が集まってしまい、どう整理すればいいのか分からなくなってしまうものです。
むやみに情報を集めようとするのではなく、原稿を書くにあたって必要な情報を集めていく姿勢が大切です。資料をうまく活用するための1つの基準が、自分に備わっている読解力といえます。ある程度の情報を集める必要はありますが、時には少ない情報しか集まらないこともあります。そんなときに書かれている文章やデータを深く読み解く力が備わっていれば、実際の執筆作業にうまく活かしていくことができるでしょう。
読解力を鍛えるためには「文法」を正しく理解する
原稿を書くためには読解力を鍛えることが大切だと分かっても、具体的にどういった方法で鍛えればいいのか迷ってしまうものでもあります。どんどん資料を読み込んで、自然と読解力を鍛える方法もありますがやみくもに資料にあたるのも効率的ではありません。まずは基本に立ち返って、「正しい文法」が身についているのかを一度チェックしてみましょう。品詞分解について理解をしているかといった点や起承転結が何かといった部分をきちんと見直してみてください。
単語や文章同士の役割を知ることによって、長文にふれたときでも要点をうまく捉える力が身についてきます。あれこれと文法書に手を出してしまうよりも、もっとも分かりやすそうな文法書を繰り返し読み込むことが大切です。そして、知識のインプットだけに傾いてしまうのではなく、実際に短い文章で良いので文法が正しく理解できているか演習をしてみましょう。新聞のコラムなどの短文を使って、きちんと文法が身についているかチェックしてみてください。
新聞を使って、読み解く力をアップさせる
新聞というものは隅から隅まで読むには、膨大な情報量があります。読者によってさまざまな読み方がありますが、基本的には気になった記事に目を通していくのが一般的です。自宅にある新聞や図書館などで閲覧できるものを使って、読解力をアップさせる方法もあるでしょう。どの記事でもいいので、そこに書かれている内容を要約してみてください。ポイントとしては「見出し」と「最初の数行」に注目をすることです。
朝刊は忙しい人でもすぐに内容を理解できるように、見出しや冒頭の部分で記事の大まかな内容をつかめる工夫がしてあります。記事全体を深く読み込む前に、まずはザッと目を通してみましょう。内容を大体把握したら、実際にきちんと読み込んでみて、自分でまとめた要約が合っているかを見極めてみましょう。
繰り返し練習してみることで、膨大な文字情報の中から自分が知りたい情報を的確に見つけ出す力が身についていきます。1日でまとめて取り組んでみるよりも、できれば毎日わずかな時間でもいいので継続して行ってみるほうが確かな実力を養っていけるでしょう。
こぶたのまとめ
- 文章を書くためには読解力を鍛えることが重要
- 読解力は正しい文法の理解が大切
- 新聞を活用して、膨大な情報から知りたい情報を得る力を養う