インタビューライターの体験談!取材の醍醐味は人に会う楽しさ

取材の醍醐味は人に会う楽しさ

取材もライターにとって重要な仕事のひとつです。インタビューが必要な場合や、現地で実際に見たり調べたりする必要がある記事を書くには取材は不可欠になります。.

取材をしていて楽しいと感じることもあれば辛い部分もあります。当然ですが移動手段をどうするかという問題も絡んできます。いずれにしても、人に会うことが好きな人なら、取材は楽しめるのではないでしょうか。ここでは、取材で感じたこと、取材する上での注意点などを解説します。

取材対象にはいろいろな人がいる

取材に応じてくれるといっても、受けてくれる側にはいろいろな人がいます。そして取材の背景もさまざまです。自社のPRになればということで大歓迎してくれる人もいれば、なかにはしぶしぶ許可してくれるという人もいます。人に会うのが好きな人もいますが、神経質な人もいますよね。取材する先にはどんな人がいるか行ってみないと分からないことがたくさんありますから、どのような状況で、どんなタイプの人でも、まず自分がそれに対して物怖じしないことが大切です。

医療関係の取材をおよそ2ヶ月に渡って行ったときには、楽しい経験ばかりでした。院長のインタビューを含むもので、皆さん自分の取り組む医療に非常に積極的に語ってくれました。同じ病気に対するものでも、医師の数だけ治療法があると感じたものです。事前に勉強はしていきますが、知らない分野の専門家の話は好奇心旺盛な人には楽しく有意義な時間ではないでしょうか。

相手が答えてくれないときの対処方法

取材では写真を撮影したり簡単に情報を聞いたりするだけではなく、インタビューが必要なときもあります。自分の仕事の内容や必要な情報をわかりやすく積極的に答えてくれる人なら非常に助かります。たとえば、本来30分間インタビューしたいところを、じっくり内容の詰まった話を1時間も話してくれるという人もいます。これはライターにとって嬉しいことで、それだけ内容が充実した記事が書けます。

しかし、同じ業種の人であっても誰もが内容の濃い話をしてくれるとは限りません。質問を事前にまとめていっても「やっていません」「考えていません」など、何ひとつ答えらしいものが返ってこない人もいます。これは非常に辛い状態です。時間ばかり経過するのに、まったく記事にできる内容を得られません。これは実際に経験したことですが、そのなかから必死に探っていくしかないわけです。

社名などは出さずに支障のない程度で同業他社の例を紹介したり、その業界で伸びている分野の話題を出したりしていくうちに話題が出てくるようになりました。いずれにしても、事前に資料をできるだけ用意しておいたほうがいいでしょう。

機材を使いこなせることは必須条件?

取材に不可欠なのが機材です。撮影するなら一眼レフカメラ、またはミラーレス一眼カメラは必要でしょう。そして音声を録音できるものです。スマホでもアプリを活用すれば対応できます。これらのデジタルツールが使いこなせるということは、取材する上で必須条件といえます。

カメラの場合はその場で確認できますが、怖いのは音声です。せっかくインタビューを決行しても、何らかの誤操作で録音できていないと大変なことになります。音声が録音できていなかったでは済まされません。機械に弱い人は、できるだけ自分が分かりやすいものを使いましょう。アナログでも関係ありません。バッテリー切れや故障など、出先でいきなりトラブルがあっても対処できる備えも必要です。

移動手段がない?臨機応変に対処できるか?

取材といえば移動をどうするかも重要になってきます。公共機関にしても車にしても、移動しやすい場所でスムーズに取材が完了するのは理想的でしょう。時間に余裕があれば現地の美味しいものを堪能するのも、取材の醍醐味だと思います。ちょっとした旅行気分といったところでしょうか。

しかし、公共機関が充実していないところや、車の場合でも山道を越えるような場所もあります。そういった場所で取材の終わりが深夜に及んでしまったり、行ってみたら帰りの電車が調べた内容とかなり違ったりというときには臨機応変な対処が必要です。どちらも実際に経験していますが、場合によっては宿泊も考えなければなりません。

また、必要に応じて歩ける体力があることは大切です。そして、どんなアクシデントも楽しめてしまう精神が一番だと感じています。

こぶたのまとめ

  • 取材ではいろいろな人がいる
  • インタビューに答えてくれない時には話題を提供する
  • 必要な機材を使いこなし、トラブルにも備えておく
  • 移動手段は臨機応変に!アクシデントも楽しもう

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