在宅ワークでアイデアに詰まったときには散歩でリフレッシュをしよう

在宅で仕事をしていると表現の工夫に困ったりアイデアに詰まったりすることがあります。締め切りが迫っているときには慌ててしまうこともあるでしょう。しかし、あえて散歩してみるというのもおすすめの方法です。
散歩することで意外にも作業が進むということがよくあります。余計な時間を取ってしまうと感じるかもしれませんが、実はそうではありません。散歩で得られるメリットや、作業効率をよくするためのヒントについて解説しましょう。
散歩することで心も身体もリラックスさせる
散歩することで一番良い影響が期待できるのが脳です。体を動かすことは脳を刺激しやすく、脳機能をアップしてくれます。特に足を動かすことは脳に刺激を与えやすいといわれています。ポイントはリズムよく動かすということです。軽く走るのもいいですが、歩くだけでも十分効果を期待できます。運動することで、脳からはドーパミンやセロトニンが分泌されますが、これが作業効率をアップさせる鍵なのです。
ドーパミンとは神経伝達物質のひとつで、多幸感や快感、意欲などの前向きな感情につながるといわれています。そしてもうひとつのセロトニンは、安らぎや充足感といった精神の安定を保つために必要なものです。セロトニンが不足するとストレスに陥りやすくなります。太陽を浴びて適度に体を動かすことは、精神の安定と意欲的な思考を保ってくれます。そのため、作業がはかどらなくなったりアイデアに詰まったりしたときには、散歩をすることが効果的なのです。ただ座っているだけで時間だけ経過してしまうようなときには、思いきって散歩に出かけましょう。
散歩中にヒントを発見することも
散歩は脳を刺激するだけでなく、思わぬ仕事のヒントを得る場合もあります。いろいろ考えながら歩くことで、作業中には気づかなかったことに気づくということは珍しい話ではありません。空や自然を堪能するのもいいですし、何気なく立ち寄ったショップなどに意外なヒントが隠れていることもあるのです。
もちろん、散歩に出たらとにかくリラックスして歩くことは最優先です。「何かヒントを探さなきゃ」「アイデアにつなげないと」という考えは必要ありません。そればかり期待してしまうと、プレッシャーになってしまうので逆効果になります。散歩の目的はあくまでも心身のリフレッシュであることを忘れてはいけません。何となく自然に散歩していて思わぬひらめきがあった時には「ラッキー」というぐらいの気持ちが大切なのです。散歩中に出会った人との会話や、何気なく目にした光景からアイデアが湧いたら、写真を撮ったりメモしたりするといいでしょう。
買い物や用事を済ませるとさらにメリットが!
既婚女性や一人暮らしでの在宅ワークは、買い物や用事にとられる時間で仕事が左右されてしまうことはよくあります。仕事がのってきたというタイミングで食事の用意をしなければならなかったり、何か用事が残っていたりすると気分が散漫になります。アイデアが出ないのも困りますが、作業が進んでいる時に中断しなければいけないのも効率的とはいえません。
そんな事態を回避するためには、仕事が煮詰まってしまった時に普段の買い物や必要な用事を済ませてしまいましょう。散歩に出るついでに食事の買い出しなどを同時に済ませてしまえば一石二鳥です。ちょっと時間が取れそうなときには、普段はなかなか足を伸ばせないところまで行くのもいいでしょう。運動不足も解消できます。いつもとは違う散歩コースを歩いてみるのもおすすめです。
また、近くに図書館やカフェなどwi-fiが使えて持ち込み可能なノートパソコンやタブレットがあれば、散歩ついでに場所を変えて作業するのも良い刺激になります。
こぶたのまとめ
- 足をリズムよく動かすことで脳機能を活発にしてくれる
- 散歩中に見たものや聞いたもので思わぬアイデアが発見できるかも
- 買い物や用事をついでに済ませるのも作業効率のアップにつながる