サグーワークスで必要とされたい!文章力の高い人ってどんな人?

サグーワークスで必要とされたい!文章力の高い人ってどんな人?

さて、今回のテーマは「サグーワークスが求める文章力の高さ」です。身も蓋もないことを言うと、私自身がサグーワークスのスタッフさんに教えて欲しいです。2016年8月頃まで「運営者ブログ」をサグーワークスのスタッフさんがブログ調で書かれていたんですよね。個人的にとても楽しみにしていたこともあり、こうしたネタはやっぱり内部事情を知る人が書くべきだと思うわけです。とはいえ、自分の経験を踏まえて書いて構わないそうなので、いろいろと考えてみましょう。

ライターに求める条件1:長すぎる文章を書かないこと!

まずは次の3つの文章を見比べてみてください。

日本の夏の風物詩とも呼べる花火。しかし、もともと日本で始まったものではありません。一説には、観賞用の色鮮やかな花火が始まったのは14世紀のイタリアだといわれています。キリストの生誕祭で「火を吐く人形」(仕掛け花火の一種)が用いられました。
花火は日本の夏の風物詩ですが、もともと日本で始まったものでなく、一説には14世紀にキリストの生誕祭で仕掛け花火―「火を吐く人形」と呼ばれるもの―が打ち上げられたのが起源だといわれています。
多くの人が「花火」を日本のものだと考えているはずです。他の国には存在しないと考えているでしょう。しかし、これが違うんですね。だって、そもそも発祥の地が日本ではないんですから。

最初の文章は私が普段書いているもので、これなら承認してもらえるはずです。しかし、2つ目や3つ目は高い確率で修正依頼を受けるでしょう。2つ目の文章は一文が長すぎるので望ましくありません。確かに個人的に使用する単語自体が長い場合には、ある程度一文が長くてもやむを得ないと考えています。そのほうが全体的にみてリズムが良くなることもあります。ただこの場合、1つ目のように文章を切ることができますよね。それなら切ったほうが読みやすくなります。

ライターに求める条件2:万人受けする記事を書けること!

3つ目のような書き方をしたことはありませんので、形式面で承認されるかどうかはわかりません。語り掛け口調OKな軽めのコラム案件であれば、ひょっとすると承認されるのかもしれません。

もっとも、それ以上に問題なのが冒頭部分です。「多くの人が花火を日本のものだと考えている」「他の国には存在しないと考えている」ほんとに?ドバイでは20億円の花火イベントが開催されたことがあるみたいですよ。文末表現としては「でしょう」や「はず」といった柔らかい表現が使用されていますが、そこに目を向ける前に突っ込みが来そうです。

「私」を主語にした文章ではありませんが、あまりに主観的すぎます。いろいろな人が目にするWeb記事こそ、ほとんどの人が抵抗なく読める記事が求められます。

ライターに求める条件3:自分よりも読者を優先できること!

さて本題。私がサグーワークスに求められていると考えるのは「カメレオンライター」です。サグーワークスにはいろいろな案件がありますよね。本当の意味で文章力が高い人は、それぞれの案件で文体を使い分けられる人だと思うのです。たとえば、女性を対象にしているコラムなら「あなたの奥さんも」と書くべきではなく、柔らかめの文章を求められるならば漢文並みに漢字を多用すべきではありません。個別指定事項からライターの役割を読み取り、それをしっかり果たせる人がサグーワークスの求めている人ではないでしょうか。

ところで、最近頭でっかち・尻すぼみになってしまうのが悩みの種です。最初に全体の字数を段落数で割り、1段落ごとの目安となる字数を算出するのですが、それでもなかなか難しいですね(もちろん段落ごとに指定文字数がある場合はそれに従います)。「書きたいことを書く人」ではなく「想定読者が読みたいことを書ける人」がサグーワークスの求める人物像だと以前聞いたことがあります。ただ、そうは言っても自分を読者と想定した場合にはその個所が読みたいわけで…、と思い始めると頭を悩ませてしまうわけです。3年近くライターをしている人間でも悩むのですから、初心者ライターが悩むのは無理ないことです。まずは自分なりのスタイルを習得してくださいね。

こぶたのまとめ

サグーワークスの求める文章力の高い人

  1. 長すぎる文章を書かない
  2. 万人受けする記事を書ける
  3. 自分よりも読者を優先できる

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みんなの感想文

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  • 文章構成や文章の書き方でつまずくことがよくあるので、主観的な表現と客観的な表現の違いを知ることができて勉強になりました。これから記事を作成するにあたって、読み手のことを考えながら分かりやすい文章を書いていこうと思いました。
  • 万人受けする記事を書き、自分より読者を優先するということの難しさを改めて考えさせられました。文章を書いていると、つい人とは違う自分を表現したくなることがあります。それは、読者より自分を優先しているということなんだと気づかされました。
  • 文章力の向上に必要なことが簡潔に三つにまとめられて、参考になります。特に、それぞれの案件で文体を使い分けること、そして個別指定事項からライターの役割を読み取ることが大切だということは、たいへん参考になりました。
  • 具体例を挙げて説明されていたので、非常にわかりやすかったです。確かに、文章を書くことだけに気を取られていると、読者への配慮を怠りがちになりますが、そんな未熟な自分の欠点を指摘されたようで、目が覚めました。
  • 確かに一つの文章が長すぎると読みにくいと思います。それが理由で非承認になったことはありませんが、大いに今後の参考になりました。実際に話すときと同じように、リズムよく読める文章を書けるようになりたいです。
  • 記事を書く上で大切なことを再確認しました。分かっていても、制限時間に追われ夢中になって書いていると、どれもついやってしまうことが多いなと反省しました。他のライターが書いた記事をたくさん読んで勉強しようと思います。初心に帰って、カメレオンライターになれるように、努力しようと感じました。
  • 的確に適切に項目分けされ、納得できる内容でした。例文が分かりやすく、いろいろな案件に応用できそうだと感じました。NG記事を見て自分の書いた記事の反省点がわかったのもよかったです。特に最後の自分より読者を優先させるというタイトルにグッときました。
  • とても楽しく読めました。読み手を引き付ける文章とはこういうものなのだと思いました。ライターとしての基本姿勢や文章の書き方、初心者へのアドバイスがわからやすく書かれていて、とても参考になります。初心者や、これからライターを始めようと思っている人におすすめです。
  • 自分よりも読者を優先できること。とても大事だと思いました。私はどうしても書きたいことを書いてしまいます。できるだけ客観的な視点を持ち、安易な決めつけをせず、「想定読者が読みたいことを書ける」。そんなライターを目指そうと思いました。
  • 3つの例文で比較してあってとてもわかりやすかったです。どんなところが駄目なのか具体的に教えてもらえたので自分に当てはめて考えることができました。特に、万人受けする文章を書くことは大切だと思います。私も気をつけたいです。
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