通勤がない働き方の将来について真剣に考えてみた@国内編

通勤がない働き方の将来について真剣に考えてみた@国内編

フリーのWebライターとして働くメリットのひとつに、「通勤がない」という点があります。もちろん、打ち合わせや取材などで外出することもありますが、基本的には在宅で仕事をこなせますよね。Webライターのように通勤がない働き方は、日本国内で広がりをみせつつあります。では一体、通勤がない働き方は私たちの生活をどう変えるのでしょうか。

高まりを見せるテレワーク拡大の機運!

まず通勤がない働き方の代表格として、「テレワーク」に関する情報を整理しておきましょう。

テレワークとは、場所や時間にとらわれることのない働き方の総称と考えてください。ちなみにこのテレワークとは造語で、日本国内でのみ通じる和製英語になります。テレワーク導入が日本より進んでいる米国などでは「telecommuting」と呼ぶことが多いです。ICT(情報通信技術)の発達で、インターネットを使ったコミュニケーション手段が増え、その質も向上していることから、勤務形態のひとつとしてテレワークを導入する企業が増えました。

このテレワークですが、日本では「テレワーク・デイ」なるものが制定され、政府主導で認知拡大が図られています。2017年7月24日に開催されたイベントでは、官民合わせ1000近い団体が参加しました。(※1)ちなみに、なぜテレワークの必要性が叫ばれているかというと、2020年に東京五輪が予定されているからです。五輪開催中の交通機関や道路の混雑を回避するというのがテレワーク拡大のテーマとなっています。

東京五輪後の先行きは不透明なものの、少なくとも2020年まではテレワーク(通勤がない、もしくは著しく少ない働き方)が推奨されると考えられるでしょう。

※1 出典元URL:http://teleworkgekkan.org/news/20170727_4747

ライフイベントが離職理由とならない時代

テレワークの拡大は、日本が抱えるさまざまな問題に対する解決策として期待されています。超高齢社会の到来、生産年齢人口の減少という2つの大きな課題を抱えている日本では、「いかに優秀な人材を辞めさせないか」が重要視される時代になりました。しかし、肉親の介護を理由とした「介護離職」、転居を伴う結婚などによる離職は、回避が難しいもの。

こういったライフイベントから発生する離職を防ぎ、企業(雇う側)にも従業員(雇われる側)にもメリットがある働き方として、テレワークは注目されています。

テレワークが本格稼働すれば、肉親の介護をしながら在宅で仕事をしたり、結婚で通勤圏外に引っ越しても仕事を続けたりできるわけです。

通勤コスト・ストレスの削減は人生を変える

ライフイベントによる半強制的な離職の防止という側面のほかに、「通勤」という行動自体のコストやストレスが減ることにも注目です。日本の大都市圏で毎日起こる通勤ラッシュは、外国人から「クレイジー」と評されるほど凄まじいもの。大都市圏でサラリーマンを経験した人であれば、朝晩の通勤に費やされるコストとストレスの多さに、頭を悩ませた記憶があるのではないでしょうか。

また、会社から交通費が全額支給されていたとしても、通勤にかかるコストはそれだけでは賄いきれません。毎日同じスーツを着ていくわけにはいきませんし、身支度には1時間ほど必要です。これを週5日ペースで何年も続けていくと、時間的、金銭的コストはどんどん積みあがっていきます。例えば、片道1時間の通勤を年240日(年間休日125日計算)ペースで10年続けると、実に200日もの日数を通勤に費やすことになります。

さらに、通勤によるストレスも無視できません。特に大都市圏の満員電車は、熱気、臭い、雑音、圧迫感など、ストレスの塊です。

2016年にマーケティングリサーチ大手「マクロミル」が行った調査では、東京都および大阪府内の通勤通学者2000人のうち、95%が何らかのストレスを抱えていると回答したそうです。(※2)単純に毎日2時間、ストレスフルな環境に身を置く時間を想像してみてください。これがあるのと無いのとでは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)が相当変わってくるはずです。

※2 出典元URL:http://www.macromill.com/honote/20161011/report.html

通勤のない働き方の先駆けとなるプラチナライター

先日、久しぶりにサグーワークスのプラチナライターインタビューを見直してみました。何らかの事情で在宅勤務を希望する人が本当に多く、その方法のひとつとしてWebライターが選択されやすいという印象を受けました。

Webライターをはじめとしたテレワーク主体の働き方は、日本が抱える労働・生活の問題を一手に引き受け、解決へと導く可能性を持っていると感じます。

特にサグーワークスのプラチナライターは、運営から一定量の案件が供給されるという独自のメリットがあり、プラチナライター合格を機に「通勤のない働き方」を選択する人が増えていくかもしれません。何を隠そう、私もそのひとりでしたから。そう考えると、サグーワークスが提供するプラチナライター制度は、日本の働き方改革を先取りする仕組みともいえます。

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こぶたのまとめ

  • 日本では「通勤のない働き方」を広める動きが活発化している
  • 通勤が必要ないテレワークなら、ライフベントやライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる
  • 膨大な通勤コスト・ストレスを削減でき、QOLが向上する
  • サグーワークスのプラチナライターは「通勤のない働き方」を実践できる身近な制度

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みんなの感想文

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  • 通勤時間について深く考えることはなかったですが、10年で200日など具体的な数字が見えることによって多くの時間が実際の勤務外に取られていることがわかりました。それを踏まえると通勤時間がない在宅の仕事は効率的に時間が使えていると思いました。
  • テレワークという言葉を初めて知りました。憂鬱な気落ちで通勤する人も多いと思うので、在宅でできる仕事が広がっていくのは画期的なことだと思います。また、子育てをする親にとっても在宅でできる仕事は都合の良いことが多いと思いました。
  • 通勤にかかる労力やストレスについては日々実感していることなので、通勤の有無で生活の質が大きく変わるという話は腑に落ちました。今はまだ通勤を続けていますが、今後の生活向上を考えて働き方を見直してみようと思いました。
  • 初めて聞く「テレワーク」という言葉でしたが、丁寧に説明されていていたり、何度も繰り返し使われていて、覚えやすい印象を受けました。「通勤にかかるコスト」についても具体的な時間などの数字が示されていて、分かりやすかったし、納得しやすく好印象でした。
  • 現代社会では、さまざまな働き方があるのだな、と思いました。通勤というものは、やはり大変なもので、ストレスやコストのかかるものです。通勤のない形の働き方をすることによって、それを軽減できるというのは良いことだなと考えることができました。
  • 就職活動をする中で、通勤手段や会社の所在地は大きな検討ポイントの一つだと思っています。そんな中、テレワークという働き方があること、そもそも通勤しなくてよいという考え方もあることを知り、目から鱗でした。女性の活躍の必要性が叫ばれる中、ライフイベントによって仕事にブレーキがかかることのない働き方は、今後もどんどん導入されていくべきだと感じます。
  • テレワークは通勤時間を必要とせず、そのような働き方をする人が増えることで2020年の五輪開催時に日本国内で各交通機関が混み合うことを減少させるというメリットがあることを知り、小さなことの積み重なりが大きな影響を与えるということを改めて実感しました。在宅勤務は自分たちに時間的余裕を与えてくれるだけでなく周りの役に立つ仕事であり、これからも続けていきたいと思いました。
  • 実は最近、私は従来の働き方について変わってきていると感じるようになりました。従来は、家の扉を出て会社まで向かうのが当たり前のような働き方でした。しかし今も問題になっている「高齢化」に関して言うと、特に親の介護で離職しなければいけない人などはその間の収入源はどこからなのかが疑問でした。そこで記事を読み在宅勤務もいいと思いました。ライターなど自宅のパソコンひとつで収入を得られるのも魅力の一つであります。これからの時代に対応できる働き方も大切であると感じました。
  • テレワークについてあまり深く考えた事がありませんでしたが、記事を読み通勤のない働き方やライフスタイルにも柔軟に対応できるなど読むにつれてたくさんの利点があることに気づきました。働く=会社に行って働くという考え方が少し変わりました。
  • さまざまな理由で在宅ワークをする人が増えてきているなか、在宅ワークのメリットがわかりやすく記載されていて納得できました。私自身も往復2時間以上かけて通勤していたことがあったので、在宅ワークの良さがもっと良くわかった気がします。
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