文章を書くのが得意なのにプラチナライターテストに落ちることがあるのはなぜ?

文章を書くのが得意なのにプラチナライターテストに落ちることがあるのはなぜ?

ライターとして活動するなかで、単価の高い案件に取り組みたい!と考えるのはごく自然なことと思います。

サグーワークスの場合、そうした案件に携わるためにはプラチナライターになる必要があるため、積極的にプラチナライターテストを受けている人もいると思います。テストは簡単とは言いませんが、決して合格できないような難しいものではありません。

そうはいっても、合格できないでいる人もきっといるでしょう。そこで、かつて不合格と合格を経験した私なりに、なぜ不合格だったのか?どうすれば合格できるか?を考えてみました。

文章が得意なのに不合格?振り返りは大事!

ライティング活動に取り組む人のなかには、自分自身のライティングスキルに自信を持っている人もいると思います。かくいう私も、人よりは文章作成が得意という自負があったため、かつてプラチナライターテストを受けた際には「自分のスキルならすぐに受かるだろう」くらいの認識で課題に取り組み、さっと提出して不合格の憂き目にあった苦い思い出があります。

2回目に受験したときも、修正を求められてギリギリで合格させてもらったくらいでした。

今思えば、なぜ不合格だったのかという点で思い当たるポイントが2つあります。

ひとつは「自分のスキルに溺れていた」ということです。与えられているテーマだけ読み、自分の思いの丈を書き連ね、最低限の誤字脱字だけのチェックをして提出しました。その際、記事の内容を推敲したり、文章のつながりなどは一切省みたりはしていませんでした。推敲しないと記事がわかりにくかったり内容がおかしかったりすることはライター経験を積み重ねた今でもあるというのに、当時それを一切せずに投稿してしまったというのは我ながら情けなく、恥ずかしい話です。

クセ、出ていませんか?

2点目は「文章のクセに気づいていなかった」という点です。

私の場合は、四字熟語や難しい言い回しを使うと文章が引き締まって知的に見えるのでは?という思い込みがあり、それが記事作成に出てしまうことがしばしばありました。今でこそ自分の文章のクセを知り、それを修正することができるようになりましたが、当時はそんなクセの存在など知る由もありませんので、それが色濃く出た記事になっていたのではないかと思います。

クセ自体は悪いものではないかもしれませんが、それがクライアントや課題を出している側が求めているものとずれてしまっていると、思わしい反応は得られないことでしょう。文章が得意という人の場合、もしかしたら文章にクセがあるのではないか?という視点を持って自分の作成した記事を読み直すと、思わぬ気づきが得られるかもしれません。ぜひ一度試してみてください。

日本語のわかりやすさは備わっているか?

最後に、修正を求められた点について触れましょう。二度目の挑戦のときには、文章自体は悪くないですが指示語が指している内容がわかりにくかったり、指示語が重複していたりしてわかりにくい箇所があるという指摘がありました。

今でこそ、指示語は対象が明確でないと文章がわかりにくくなるということを経験上理解していますが、当時は指示語を濫用するクセもありました。そのため、その部分がわかりやすくなれば合格です、というニュアンスのことを言われ、慌てて修正してほぼお情けで合格させてもらったという経緯がありました。

この指摘から感じたのは、「記事の内容よりも記事そのもののわかりやすさ、日本語としてのわかりやすさが求められている」ということです。いくら良いことを言っていても言い回しがわかりにくくて全然伝わらなかったら、記事の意味がないともいえるでしょう。

そのため、内容にこだわることも大切ですが、それ以前の語彙や文章構成能力にもきちんと目を向けてみると合格が近づいてくるでしょう。私の経験をもとに不合格になりそうなポイントをまとめてみました。文章作成には自信があるのに合格がなかなかできないという人に、今回の記事が参考になれば幸いです。

▼テストに挑戦しよう!
サグーライティングプラチナ テストに挑戦

こぶたのまとめ

  • 自信があっても作成した文章は読み直す
  • 自分のクセが出ていないかチェックする
  • わかりやすさを重視しよう

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みんなの感想文

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  • 文章が得意であるという思いこみでプラチナライターテストに落ちるのだということが具体的によくわかりました。ライティングを始めたばかりですが、文章を書くのは苦にならないので、プラチナライターテストをいずれ受けようと思っていました。この記事にあるように、スキルに溺れることなく、クセに気づいて、プラチナライターを目指そうと思います。
  • プラチナライターになりたい人は多いと思います。このコラムはその人たちに「プラチナライターも決して特別なものではないんだ」という自信を持たせることにとても役立つと思いました。ただ、その反面、あまりに簡単すぎないかという一抹の疑念も生じました。
  • 私はまだプラチナライターのテストさえ受けていませんが、自分の文章力に自信を持っていました。だからタスクを書いても簡単に承認されるという自負があったのですが、結果は惨憺たる有様でした。この記事を書かれた方と同じく、私も自分のスキルに溺れていたのだと思います。やたらと難しい言葉を並べたり、自分の価値判断だけで文章を書いていたのです。相手が何を求めているのか、そしていかに読みやすい文書にすべきか、それが大事なことだということをこの記事を読んでよくわかりました。それらのことを意識しながらもう少し経験を積んだ上でプラチナライターのテストに臨んでみようと思います。
  • 私自身が作成した記事を非承認にされるときの理由の大半が「表現がわかりづらい」というものであったので、この記事を読んであらためてそのことに気付かされました。よりよい文章を作るために構成の構築方法などを学びなおしてみようと思います。
  • 文章を作成していく上で大切なのは、まず読み手に分かりやすく書くこと。簡単なようで、難しいことです。文章を組み立てるときに、迷ったりすることもあるのですが、これからは「分かりやすく」と言うことを基本に考えよう思いました。
  • 自分が思っても見なかった内容の記事でした。言われてみれば確かに、自分も少し自分の書く能力を過信しすぎていたり、書く時に書き方のクセが出過ぎてしまうことがあったかもしれないと思いました。この記事を読めて良かったと思います。
  • プラチナライターのテストに落ちたことがないのであまり参考にはならなかったものの、改めて、プラチナライターの案件を取り組むうえで気合を入れなきゃいけないなと思いました。提出する前はざっとじゃなくて、ちゃんとチェックしておくことの大切さがわかりました。
  • 文章を書くことに慣れていて得意な人でも、テストに落ちることがあるのだと知り少し驚きました。ライターに求められるスキルは、どれだけ難しい言葉をたくさん知っているかや、豊富な知識を持っているかよりも、誰が読んでも分かりやすい記事を書くことだと学びました。
  • 憧れのプラチナライターさんも最初からプラチナライターの実力だったわけではなく、努力と内省で腕を磨いていったことがわかり、さらに尊敬したのに加えて自分も努力すれば手が届くかもしれないと思い、勇気が湧いてきました。
  • これからライターとしてお仕事をしていく上で、記事のわかりやすさが大事だと一番に思いました。記事は自分自身が使っている日本語のくせが出るで分かりにくくなることがあるのだと気付きました。日本語を正しく使うことを心がけて記事を書こうと強く感じました。
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