文章が得意でも合格できない?プラチナライターテストに落ちる理由
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プラチナライターテストの受験者のなかには、ある程度は自身の文章力に自信があるという方も多いでしょう。もともと文章を書くことが好きだったり、仕事や学校で文章に携わっていたりする方であれば、とにかく書くことには慣れています。
そういった方はプラチナライターのテスト記事もあっという間に完成させることができるでしょう。しかし残念ながら、ただ記事を完成させられることと、テストに合格できることはまったく別の場合があるのです。
テスト記事を提出したあと合格の通知を楽しみに待っていたにもかかわらず、不合格の通知が届いてショックを受けた方は一人二人ではないはずです。
これまで誇っていた自分の能力を否定されたように感じ、元気をなくすほど傷ついてしまう方もいます。これ以上傷つきたくないと考えて、プラチナライターになることを投げ出してしまう方もいるでしょう。
それでも、合格まであと一歩のところまできているかもしれないのに、諦めてしまうのはもったいないことではないでしょうか。不合格になったのは、独自のくせや文法の誤りなど、ほんのわずかなミスが原因となっているかもしれません。
次のテストでは必ず合格できるよう、注意したいポイントをまとめました。
コラムらしい書き方とは
プラチナライターのテスト記事がコラムである場合、当然コラムらしく書くことに力を注がなくてはなりません。しかし、そもそもコラムらしい文章とは一体どのようなものを指すのでしょうか。
自分なりにコラムを書いたことがある方も、実は本当に読みやすいコラムは書けていないかもしれません。
まず、コラムは読者が有益な情報を得られるよう、わかりやすく、知りたいことだけを簡潔に伝える文章であることが大切です。そのためには多くの場合主観表現は控え、第三者の目線で書くことが求められるのです。
自己流の方法でコラムを書く方がやってしまいがちなミスとして、客観的な事実だけでなく、自分だけの考えを多量に盛り込んでしまうことです。
コラムには筆者の自分勝手な意見はNGです。
コラムから事実を根拠とした情報だけを吸収したい読者にとって、筆者の主観的な意見は不要でです。文章を書いている間、筆者のなかには題材に対するさまざまな思いが次々と生まれてきます。せっかく思いついたアイデアを読者に聞いてもらいたいという気持ちは自然なものです。
しかし、そこはぐっとこらえて胸のうちに留めましょう。読者が何を求めているかを忘れず、わかりやすくすっきりとした文章にすることに努めれば、注意する前と比べてずっと読みやすいコラムになるはずです。また、そのコラムはいつ読者に読まれるかわかりません。
たとえばクリスマスに関するコラムであっても、読者が目にするのは夏である場合もあるのです。読者がどんな季節・時期に読んだとしても違和感のないようにする工夫も必要です。読者の立場になって考え、コラムらしく書くことに気をつければ、プラチナライターテストの合格も近づくでしょう。
無自覚に行う文法の誤り
日々日本語を使って生活していても、すべての日本人が正しい日本語に精通しているわけではありません。サグーワークスでライティングを行うと、日本語は奥深く、文法の罠はいたるところに転がっていますが、なかでも多く見られるのは「話し言葉」です。
「食べる」に関していうと、口に出して言葉にするときは「食べれる」、「食べてる」などと言っても誤りを指摘されることはありません。
しかし、これらは「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」といって本来は誤った日本語とされています。世間であまりにも普及しているので正しい言葉と間違った認識をしてしまう方もいますが、正式な場所で使うことはできません。
書くときはもちろん、「ら」や「い」を含めた形にする必要があります。
また、日本語として正しくても、コラムで使用するのは誤りである言葉もあります。それは過剰な敬語です。言葉は丁寧であればあるほど良いと思われることがありますが、文章を書く際には必ずしもそうとは限りません。
コラムで「召し上がる」、「おわかりになる」などと書かれているととっつきにくく、読者は親しみを感じて読むことができません。読みやすくするためには、素直に「食べる」、「わかる」で良いのです。自身が正しく、わかりやすい言葉で文章を書けているかどうか、今一度確認を行いましょう。
音読したときに違和感はないか?
正しい日本語を使い、第三者目線で書いていてもまだどこか読みにくいと感じる文章があります。読みやすい文章にはリズムの良さが大切です。読みやすい文章は読者が目を通したとき、スラスラと軽やかに読むことができて内容が頭に入りやすいという特徴があります。
しかし、読みにくい文章はリズムの悪さでひっかかり、スムーズに読むことができないので内容をうまく理解できません。これを解決するために役立つのが音読なのです。
音読すると目を通すだけではわからないおかしな箇所に気づくことができるので、最終確認のときには必ず行った方が良いでしょう。音読をして修正を行ったあとの文章は、確実に読みやすさがアップします。
不合格理由のアドバイスから学ぼう
プラチナライターテストでは不合格になっても、その知らせと同時に的確なアドバイスを受け取ることができます。このアドバイスと向き合って文章に活かすことで、次回のテストでは以前よりもずっと良い結果が出ると思われます。
不合格になってしまったからといってその事実から目を背けず、いけなかった点をひとつひとつクリアしていきましょう。もともと書くのが得意な方なら、少し気をつけるだけですぐに良い文章に生まれ変わるはずです。
落ち着いて自身の文章を振り返り、今度こそプラチナライターになれるようがんばりましょう。
こぶたのまとめ
- 第三者目線を心がけよう
- 正しい日本語を使おう
- 音読して読みやすさの確認を
- 不合格時のアドバイスを参考にしよう
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みんなの感想文
はい・・・10人 / いいえ・・・0人
- 私はこれまで文章が得意ならプラチナライターになれるのではと考えていましたが、この記事を読んで、そうではないのだということがわかりました。「読み手の立場に立って書く」というのが大切なのだと改めて実感しました。そもそも私は文章にはあまり自信がないので、プラチナライターなど程遠いですが、いつかは目指してみたいと思いました。
- プラチナライターの試験合格するためには、指定に沿った文章を書くことや、日ごろから文章力アップのために訓練を行う必要があると思いました。また、文法の誤りをなくす方法が分かったのでとても勉強になりました。
- プラチナライターテストという言葉を初めて知りましたが、読んで納得しました。普段、正しい日本語を使えていると思っているけれど、いざ文字に起こしたり声を出して読んでみると意外と自分の文章能力のなさに気付かされることを実感しました。
- コラムは主観表現NGなんですね!いままで書きたいように書いていたので、コラムらしい書き方がわかって助かりました。これからは客観的に、わかりやすく書くことを心がけます。コラムを書けるようになってきたら、プラチナライターテストにも挑戦してみます!
- プラチナライターは目指していませんが、ライティングの仕事を始めてからコラムを書くことに関して苦手意識を持っていましたので、とても参考になる内容でした。作成した文章が非承認になることをポジティブに表現されていたので、果敢にチャレンジしてみようという気持ちになりました。
- プラチナライターテストに興味を持ちながらも、何だか難しそうだと尻込みしていたので、興味深く読む事ができました。文法の誤りなどの基本事項も、改めて勉強しなおすべきことがあるかもしれないと感じました。書き終わった後はいつも黙読しかしていないので、音読するというノウハウをさっそく実行してみたいと思います。
- プラチナライターテストは挑戦するには敷居が高いので、成功談にしろ失敗談にしろ興味があります。具体的な注意点や改善方法が書かれているので、プラチナライターテストに対する不安が少し和らぎました。1度の失敗でめげずに、どんどん挑戦していこうと思いました。
- コラムとは?謎だったのですが、読み手の知りたい事を簡潔に!と言う要点が分かり、スッキリしました。読む季節が記事の内容時期と違っても違和感を感じさせない、などと思った事も無かったので、とても新しい目線に成りました。話し言葉と正しい言葉は常に意識していますが、再確認。音読リズムが流れる様な文章が書ける様に、コツコツと書いてみようと思います。
- コラムらしい書き方のことがとても参考になりました。コラムとは第三者の目線でわかりやすい文章にしなければならないことをあらためて確認することができました。また「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」などの文法の誤りも気を付けたいと思いました。
- プラチナライターになるには読んで下さる方の興味を引き、また理解しやすいような文章を書くスキルを身に付けないといけないのだと感じました。色々な記事を読み、文章力を高めて、いつか私もプラチナライターの試験を受けてみたいと思います。