ライターに必要な力の1つが語彙力!上げるのに役立つ方法を教えます!

語彙力はアウトプットも大事!ライティングのお仕事はこちらから
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ライターに必要な力の中に表現力と語彙力があります。そのうち表現力は、言葉をどう組み立てるかという細かいテクニックですから、たくさんの文章を書いていく中で身につけていくものでしょう。ですから、一朝一夕に身につくものではありません。

しかし、語彙力は、知っている言葉の数を増やして、正しい使い方を覚えればよいのですから、コツをつかめば意外とすぐに上げられるものかもしれません。そこで、語彙力の上げ方について考えてみました。

初心者ライターは語彙力を上げると強みになる!

初心者ライターの受ける仕事は全体的に文字数が少なく、同じようなテーマの案件が多いため、語彙力の差が文章の仕上がりに大きく影響します。

語彙力のある人は、同じようなテーマの依頼が来ても、それぞれ別の言葉を使って書くことができ、読み手に合わせた言葉を選んで表現することもできます。しかし、語彙力が無い人は、「てにをは」を変えることしかできませんから、テーマが同じだとお手上げです。

どれだけ文法に則ったうまい文章を書ける人でも、語彙力がないと数はこなせません。ですから、ライターとして文章を書くのであれば、語彙力を上げることから始めて、覚えた言葉を正しく使いながら表現力を磨いていった方がよいでしょう。

ジャンルを問わずいろいろ読んでみるのがコツ!

「語彙力を上げるためには読書がベスト」とよく言われます。もちろん私もそれは否定しませんが、お気に入りの同じ作者の小説ばかり読んでいたら語彙力はあまり増えないのではないかと思います。できるだけいろいろな人が書いた、いろいろなジャンルの文章を読むことをおすすめします。

マンガや歌の歌詞だってバカにしたものではありません。意外と知らなかった言葉が出てきます。年代や性別によっても言葉の使い方が違うため、柔らかめの文章を書くときに使える言葉の数が増えます。

どんな本でも、読みながら「これはわかりやすい」「こういう言い回しがあるのか」と感じたものはメモしていくとよいと思います。とは言っても、その言い回しをそのまま利用するためではありません。辞書で意味を調べて、使い方が正しいかを確認するためです。

言葉は知っているだけでは使えません。意味を知って、どう使うのが正しいのかがわかって初めて使えるようになります。

同音異義語と同訓異字の使い分けは欠かせない!

実は、Webライターになる以前の話ですが、私はまだ紙に文章を書いていた頃、漢検の勉強をしたことがあります。いい年の大人になってからでしたが、最終的に準1級まで取りました。

しかし、そこまで行くと広辞苑レベルでないと意味が分からない言葉が増えてきて、正直使う機会があまりありません。普通の文章を書くなら2~3級レベルの漢字で十分ですから、同音異義語や同訓異字の使い分けを勉強するのに漢検の問題集を利用してみてもよいかもしれません。

漢字の間違いの多くは同音異義語と同訓異字です。同音異義語は「移動」と「異動」や「器官」と「気管」のようなもの、同訓異字は「付く」と「着く」や「変える」と「替える」のようなものです。使い分けが正しくできないと困りますから、どのくらい理解しているかのチェックも兼ねて問題を解いてみてはいかがでしょうか。

語彙を増やすのにおすすめの本は?

元々語彙が少ない人であれば、小学生向けの用語集からということになりますが、ライターを目指している人がそこまで語彙が少ないなどということはないでしょう。

ある程度言葉を使える人が、更に語彙を増やして正しく使えるようにするのであれば、駿台文庫の『生きる漢字・語彙力』を読んでみるとよいかもしれません。

また、語彙力を上げるためには、間違いやすい日本語を正しく使えるようにすることも大事です。その点では『NHKアナウンサーも悩む間違いやすい日本語1000』と『NHK間違いやすい日本語ハンドブック』の2冊はおすすめです。どちらもNHKアナウンス室が編集した本でかなり実用的です。

更に、文章作成に直接役立つ本を挙げるなら『朝日新聞の用語の手引き』もあります。1冊手元に置いておくとけっこう使えます。

他人の書いた文章を読むのが一番!

語彙力を上げるには、本や新聞を読むことを含め、他人の書いた文章を読むのが一番だと思います。そのとき、上手な人の書いた名文ばかりを読むのではなく、一般の人が書いたブログやTwitterの文章も読んでみることをおすすめします。

というのも、読んでいて違和感のある部分は自分と言葉の使い方が違う部分だからです。そのとき、自分の使い方が間違っていることも書き手が間違っていることもありますが、どちらも間違っておらず、これまで知らなかった表現の仕方だということもあるのです。

言葉はだんだん変化していくものでもあるので、いろいろな媒体のいろいろな文章を読んでみるのが語彙力アップには必要なことだと思いますよ。

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こぶたのまとめ

語彙力アップの方法

  • 様々なジャンルの文章を読む
  • 同訓異字と同音異義語を覚える
  • Twitterやブログなど、他人の書いた文章をたくさん読む

語彙力をアップしても使えないと意味がありません。語彙を増やしたら、たくさん使ってみましょう!

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みんなの感想文

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  • 語彙力という言葉は、この記事を読んで初めて知りました。語彙力を上げることがライターとして成功する秘訣なのですね。そのためには色々な本を読むことが大切なことも知りました。私もたくさんの本を読んでみようかな。
  • 確かに、語彙力が高いと幅広い文章が書けますよね。読書がおすすめだということで、美しい語彙を学ぶことが出来る本を中心にして、読書をしていきたいですね。紹介されている本は…ちょっと難しそうな上に面白くなさそうです。
  • ライティングをはじめ、自分の語彙力が非常に低いことを感じています。自分の好きなジャンルの文章ばかり読んでいたので、様々なジャンルの文章を読むことや、他人のブログなどの記事をよく読むようにして、自分の語彙力を向上させようと思います。
  • ライティングをする際、常々自分の語彙力のなさを痛感させられるのですが、この記事を読んで、やっぱり語彙力は文章作成に必要な要素なんだな、と感じました。また語彙力を身に付けるための近道なんてものもなくて、地道に勉強することが大切であることもわかりました。
  • 記事作成のスピードアップには読書は欠かせないと普段から感じていました。しかし、色々と読んでいるうちに「読んでいる暇があったらすこしでも書かなければ」と焦る気持ちも出てきて、書くのも中途半端、読むのも頭に入らないで時間ばかりすぎて焦ることもあります。この記事を読んでインプットの大切さがよくわかったので、コツコツ読みつつ書いていこうと思いました。
  • ひとえに語学力を上げるのってどうすればいいかわからない人が多いと思いますが、参考書などのおすすめ本などもあり、わかりやすく語学力の伸ばし方も記載してあります。記事を読むと自分の日本語力ってどんなものだろう?とつい知りたくなります。
  • ライティングに最も必要なのは語彙力であるというのは確かに間違いないと思います。更に様々な文章を読むことや同音異義語を覚えておけばスムーズに文章が書けますもんね。私も他人の書いた文章を読んで色々な文体を使えるようになる事から始めたいと思いました!
  • 語彙力は文章力向上に欠かせないだろうということについて頭の中にはありましたが、どうしたら語彙力が上がるのか思いもつきませんでした。この記事を読み、語彙力の向上を図っていくためには同じ意味の言葉のバリエーションの増やし方が大事なのだとわかりました。自分にはない着眼点でした。
  • 幼稚な言葉ばかり使っていると、なんとなくその文章が採用されないのではないのではないのか、と思います。かといって難しい言葉を使うとそれはそれで不採用となるので、その中間となるように今後も意識し続けたいと思っています。
  • ライターとして仕事をする上での基本的なポイントが理解できました。語彙力がどのように大切か、語彙力を高めるための方法などが分かりやすかったです。幅広い種類の文章を積極的に読んで、力をつけていきたいと感じました。
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