書き写しが文章力アップの鍵!初心者必見の「模写」のススメ

書き写しが文章力アップの鍵!初心者必見の「模写」のススメ

いざ文章を書こうと思っても、手が止まって進まない。まだ文章を書くことになれていないときは行き詰ってしまうことも多いものです。書かなければいけないというプレッシャーがかかってしまうと、なおさら進まないものです。

そんなときには、他人の文章を「模写」してみるのをおすすめします。まずは肩の力を抜いて、文章に触れることに慣れることから始めてみましょう。
書き写していくことで自分のクセなども分かって、何かと勉強になります。

▼ライターと並行して文章をチェックするお仕事をすると、別の角度で文章を見る力が付きます。
サグーライティング校正・校閲者

好きな映画や本、コラムなどを書き写してみる

文章の練習といっても、いきなり興味の薄いものに手をつけても長続きしないものです。まずは自分の好きな映画のシナリオ集や本、新聞や雑誌のコラムを書き写すところから始めてみましょう。

なじみのあるものであれば大まかなストーリーを把握していますし、本を読み返すようなつもりで書き写していってみてください。

ものによっては相当な量となるので、始めのページから書き起こすというよりも興味のあるところからで構いません。新聞や雑誌のコラムなら文章の量も多くはないですし、定期的に新しいものが出てくるので日課として取り組むこともできます。初めから高い目標を掲げるのではなく、無理のないペースをつかんでいきましょう。

毎日少しずつでも取り組んでいくのが、文章を上達させるコツだといえます。

できるだけ手を使って書いてみる

パソコンでキーボードを叩いて書くのもいいですが、できるだけ手を使って紙に書き写してみましょう。書き写しをするときのポイントは「時間をかけて内容を理解する」ことです。文章がなかなか書けないと感じる人は「文章の構成」がしっかりと捉えられていない場合が多いからです。

手で書くことによって、話の筋を組み立てている起承転結の流れが次第に理解できてきます。

5W1H(いつ・どこで・誰が・なぜ・何を・どうなった)といった部分に注目しながら、書き写しをしていくといいでしょう。
慣れ親しんだ物語でも、そうした視点で見つめ直すことでこれまで気がつかなかった部分も見えてくるといえます。内容に対する理解が深まってくると、文章に触れることがますます好きになるでしょう。

慣れてきたら、続きを予測する意識を持つ

書き写しを続けていくと、「次の展開はきっとこうだろう」と予測するクセがだんだんついていくのです。こうした段階にきているということは、文章力が上達している証です。先を読まなくても話の展開が分かるのは、「構成力」が身につき始めているからに他なりません。

この段階であれば、これまで読んだことがない本に挑戦してみるといいでしょう。自分の予測が当たっているかどうかは、先のページをめくればすぐに分かるので学習効果が高いといえます。

単に予測の当たりはずれが大事なわけではなく「なぜ、そう思ったのか」といった論理的な思考が身につけることに効果的なのです。説得力のある文章を書くための練習につながるのです。

書いたものをまるまる覚えてみる

書き写しといっても、単に紙にペンを走らせているだけでは学習効果は薄くなりがちです。手を走らせると同時に、書いたものを暗記してみることをおすすめします。

それほど長い文章である必要はなく、原稿用紙1枚程度の長さのものでかまいません。暗記をするものは自分が好きな文章がいいでしょう。なぜ文章を暗記することが大事かというと、まるまる暗記をすることで文章への「集中力」を磨けるからです。

文章が書けないひとつの原因は他のものに意識が向いたりして、目の前の原稿に集中していないことがあげられます。暗記というものは集中しなければ、覚えられるものではありません。

繰り返し行っているうちに余計な雑念が湧いてくることをコントロールできるようになるでしょう。集中力を磨くことで、誤字や脱字などのミスも減っていく力も身につけられます。

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こぶたのまとめ

    「文章がうまく書けない」という悩みを乗り越える方法

  • 書き写すことを通じて、文章に触れる喜びを再確認しよう。
  • 文才がないから書けないといった考えは捨てよう。
  • 「構成力・集中力」を磨いていけば書けるようになると切り替えよう。
  • 毎日5分でもいいので書き写しを実践してみるのが大切です。
     

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みんなの感想文

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  • 大変参考になりました。私は趣味で小説も書いているのですが、小説の上達方法として教えられて実践しているのが「好きな小説を書き写すこと」だったので、やはり文章を書く上で書き写しはいい練習になるのだと再確認できました。続きを予測する意識を持つことやまるまる覚えてみることは初めて聞いた上達方法なので、そちらも実践してみたいです。
  • 初心者がいきなり記事を執筆するのは無理があると思っていました。文体を成すためには、良質の文章に日頃から目を通しておくことが重要であると改めて認識しました。活字に親しまずにライターになるのは厳しいです。
  • ライティングをする上で、実際にペンを使って手書きで文章を書くことが上達への近道だということには驚きました。また、自分の書いた文章を記憶することが集中力を高めるメリットがあるなど、ライティングの技術の向上には意外な事が有効であるということが分かり、よかったです。
  • 文章力をアップするために好きな本や記事を模写すると良いという内容でしたが、これは個人的に新しい発想で新鮮でしたので、時間のある時に模写してスキルアップしてみたいと思うようになりました。また集中力が磨けるようなので、ミスなどを減らすことにも繋げたいと思います。
  • 系統立てて、他人が読んでもわかりやすい文章を書くことはなかなか難しいことだと日頃から感じています。この記事では他人の文章を模写することで、文章の読解力が高まり、自分で文章を作る構成力にもつながるとのことですが、まさにその通りで、さっそく実践したいと思います。
  • 私も文章を書くことが苦手でいつも敬遠していました。今回この記事を読んでみて書き写しをすることはとてもいいアイデアだと思いました。これなら文章を考えることなく写すだけなので誰でも簡単に出来ます。これは簡単であることがポイントだと思います。早速私も好きな文章を模写してみたいと思います。
  • 文章力アップに、書き写しがいいというのは初めて知り、興味深かったです。書き写しにはパソコンでなく、なるべく手書きでというのも納得です。時間がかかりますが、自分の手で書くということは考えながら書くため、それだけ頭に入ることが多くなるのですから。面白い文章上達法だなと思います。
  • 文字を書く仕事に転職しようと考えていましたが、正直未経験ですぐにできるか不安でした。実際何から始めていいかわからなかったのですが、「写す」という簡単なことなので、好きな作家さんのコラムなどの写しから始めてみようと思いました。
  • 文章を上手く書くというのは、授業で習ったことだけでは難しいように感じます。感覚的に掴んだものが大切だと思うからです。それは才能なのかな…と思っていたのですが、模写をすることでも掴むことができるのか!と嬉しくなりました。早速実践してみたいと思います。
  • 文章力アップのためには、「書き写し」が効果的ということは、以前どこかで読み知っていました。しかし「丸覚えする」のも効果的だとは知りませんでした。確かに丸覚えすることで、集中力が磨けるというのは納得です。学生時代、教科書を丸覚えすることで、テストで高得点を取っていたことを思い出しました。
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