ところでなんでライターになったの?元エンジニアがプラチナライターになったわけ
開業して2期目となり、周囲に「ライター」と名乗る機会が増えました。最近は、昔からの知り合いや元同僚と話すたびに、「なんでライターになったの?」と質問されます。何しろライターとは全く関係のない、かすりもしない分野で10年以上仕事をしていましたから、当然といえば当然です。
プラチナライターインタビューである程度はお話していますが、今回はもう少し突っ込んだところに言及したいと思います。ライターを目指す人、興味がある人の参考になれば幸いです。
暇つぶしと失業給付の足しに……1文字0.5円からスタート
プラチナライターインタビューにもある通り、私は10年以上在籍したIT業界を辞め、ライターになりました。同時に、サラリーマンも辞めたことになります。しかし、サラリーマンを辞めてすぐにライターになったわけではありません。
実は、ある病気が原因で会社を退職したことから、失業手当の給付期間が長めに設定されていました。いわゆる「就職困難者」としての扱いで、給付日数が300日まで延長されるという制度です。そのため、当分は仕事をするつもりがありませんでした。
しかし、何もせずに家にいるというのは2カ月ほどで苦痛になってきます。症状は落ち着いていて通院は2週間に一度で良いですし、失業給付の認定も大体1カ月に一度です。また、失業給付の額が少ないことから、何か内職でもしようかなと考えていた時期でもあります。
誤解している人が多いのですが、失業給付を受けている期間であっても一定額は収入が認められますし、給付が減ることもありません。その額は自分の給付額によるため、ハローワークの担当者に具体的な額を算出してもらい、その範囲内で収入を得ることを決めたのです。
こうして、試しにサグーワークスとは別のクラウドソーシングサイトで、1文字0.5円というライティングの仕事に応募してみました。大量募集であったため、比較的スムーズに採用されました。これがライターとしてのスタートになります。
合格通知で思い出した「サグーワークス」の存在
0.5円の記事はなかなか面白く、アレコレ思い浮かべながら毎日1記事から2記事を納品していました。実は、同時期にサグーワークスのプラチナライターにも応募していたのですが、そのことはすっかり忘れていました。
しかし、記事を書き始めて2カ月後、一通のメールが届きました。メールを開いてみると、どうやら何かに合格した模様。正直、スパムメールかと思って削除しかけました。「〇万円進呈します!」「見事当選しました」系の迷惑メールかと勘違いし、かなり低いテンションでメールを開いた覚えがあります。
つまり私は、サグーワークスのプラチナライター登録に、合格や不合格があることすら知らなかったのです。今思い返せばかなり失礼なのですが、プラチナライターとしての活動は、テンション急降下と共に幕を開けたということになります。
圧倒的な仕事量と単価の良さに驚く
今だから告白しますが、当時はまだライティングを仕事と考えておらず、あくまでも暇つぶしとリハビリという認識でした。実際、情報収集やデータ登録、ツールを使った開発の仕事も平行していましたし、経験を活かしてIT業界に復帰できないかと考えていました。
しかし、一本の電話によってこの考えは変わります。昼寝をしていたある日、運営事務局から電話が入りました。その電話で依頼される記事の単価と量を聞いた私は、寝起きで淀んでいた頭が一気に冴え渡るのを感じました。それだけ依頼される記事の量、単価が魅力的だったのです。
嵐のように忙しい、しかし充実しはじめる日々
運よく大型の案件にアサインされた私は、あっという間に十分な生活費を稼ぐことが可能になりました。病気やブランクによって、使い物にならない人材になるのではないかという不安。これを一気に払しょくし、奮い立たせてくれたのがプラチナライターとしての仕事でした。
まだ自分は使い物になるのだなと、安心したのを覚えています。また、慣れないライティングの仕事でペースもモチベーションも乱高下するなか、サグーワークスの運営事務局には非常に良くしていただきました。私は、苦情やクレームが多いライターでしたからね。
プラチナライターの仕事は未来への投資でもある
プラチナライターとして約1年活動し、その後は自ら顧客を開拓して仕事を獲得するようになりました。しかし、あくまでも私の基礎となっているのは、プラチナライターとして大量の案件をこなした1年間です。ライターとしてのイロハや作法、タイトルや骨子(アウトライン)の作り方など、数多くの武器を身につける機会を頂き、本当に感謝しています。
今振り返ると、一般企業でいうところの「OJT」のような効果があったと思います。ライターを職業とするためには、いろいろな経路があります。しかし、その多くが企業に所属したり出版社との繋がりを持ったりと、業界外の人間としては敷居が高いものです。
一方、プラチナライターはこういった敷居を飛び越えて、本格的なライティングの世界に入るための貴重な経路だと感じています。また、サグーワークスは文章のディテールや表現に対して厳しいという評判もありますが、長期的に考えると十分メリットに成り得るでしょう。
現に私は、自己開拓でクライアントと取引するようになっても、表記方法や細かいルールを指摘されることがほぼありません。プラチナライターとしての活動が、血肉になっているのだなと痛感する日々を過ごしています。
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こぶたのまとめ
基礎があってこその応用だから、新たな顧客獲得にはまずライターとしての基礎力を磨くことが重要。
まずはどこかへ所属して自分の基礎をつくる期間が大切。
でもサグーワークスなら企業に所属せずに在宅でライターとしての基礎づくりができる!
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みんなの感想文
はい・・・9人 / いいえ・・・1人
- 「基礎があってこその応用」という部分が印象的でした。病気療養中で社会から孤立しているかのような状況の中で、自分で考え書いた文章が評価されお金となることは、とても心強く思え例え少額であっても自分が稼いだお金、と考えるだけで気持ちも軽くなるだろうと考えさせられました。評価され次へステップアップする、という制度があるから基礎をきちんとこなしていかなければならない、と痛切に感じました。
- 元エンジニアの方がライターに転身していくきっかけがプラチナライターとして活動した結果だということに正直驚きました。安い単価でお小遣い稼ぎ程度のものと思って始めましたが、この先の努力次第ではプロにもなれる可能性があるとは、なんとも魅力のあるお話でした。私もプラチナライター目指して頑張りたいと思いました。
- 記事からは、このライターの苦労や大変さが伝わらないように思えました。あまりにも簡単にプラチナライターになり、それからの努力や勉強もあったであろうが、短期間で十分な収入を得られるようになったように書かれているからです。このように十分な仕事と報酬が得られるということは、ライターの仕事の素晴らしさを伝えていると思えます。しかしもう少し大変さや苦労などの現実味のある話も加えた方が、バランスが取れた記事になるように思えました。
- ライターと聞くと難しくて専門職という先入観がありましたが、こんなに気軽に始められるなら挑戦してみようかなと思いました。文章を書くのが好きでブログ更新が趣味なので、好きなジャンルの記事を書いてみようと思います。
- 何かを始めてみるというチャレンジ精神が自分の成長につながるということを痛感させられた内容でした。きっかけは小さなことでも、自分の人生を変える何かに出会えるということを知り、自分も日々の生活のなかでチャレンジする姿勢をしっかり持って行動してみようと思いました。
- 私もプラチナライターを目指しています。元エンジニアの方ということで、難しい言葉が並んだ文章が続くのかと思ったのですが、自身の経験をもとに面白くわかりやすく文章が書かれていて、読みやすかったです。タイトルも人の興味を引き付けるものでうまいつけ方だなと思いました。私もこの方に続けるよう頑張りたいと思います。
- ライター未経験の筆者が1文字0.5円のライティングの仕事から、プラチナライターの仕事を礎にプロのライターへと転身されるノウハウが詳しく書かれていて参考になりました。プロとしてやっていくためにプラチナライターでの経験が大いに役に立ったようで、自分も挑戦してみようという気にさせられます。
- 私は、この記事に触れる前日に「サグーワークス」に登録したばかりの初心者です。私自身、文章を作ることは得意ではありません。しかし今回、私と同じく文章を作る業務の経験のない方が、この「サグーワークス」での経験からライターだけを仕事にして生活しているという話を聞けて勇気づけられました。プラチナライターにまでは行かなくとも私は、ライティングワークでそれなりの結果を出せるかもしれないと感じました。
- ライターになった経緯やその時の心境、そしてプラチナライターになった時の心境の変化がとてもわかりやすく書かれていて、私も経験を積んでプラチナライターを目指したいと思いました。このお仕事が文章を書くというスキルを上げるだけでなく、将来他のお仕事の役に立つ可能性も大いにあることがわかりました。
- プラチナライターという存在を知っていても、それが具体的にどういったものかというのが分からない状態でした。しかし、記事を読んで、プラチナライターに対してイメージがわきやすくなりました。能力を高めるために一役買ってくれるのも魅力的だと思います。