【後編:取材の仕方】憧れの著名人にインタビューする方法

【後編:取材の仕方】憧れの著名人にインタビューする方法

著名人へのインタビュー記事の仕事をしてみたい!

ライターなら一度は「芸能人にインタビュー取材してみたい!」と思うものでしょう。しかし残念ながら、テレビでよく見る芸能人やタレント、ミュージシャンへのインタビュー取材は、その機会がなかなかないのが現実です。

でも「著名人」ならチャンスはあります。
そこで、【前編】では著名人へのアポを取る事前準備について。【中編】ではコンタクトが取れたときにすることを。【後編】では取材の仕方と撮影についてをお伝えしたいと思います。

インタビューの方法は人それぞれあっていい

著名人に限らず、インタビューは、ICレコーダーで録音する方法と、メモを取る方法があります。なお、録音するけど、メモも取る、ということもあります。

録音した音声は後で文字に起こします。慣れてないとこの作業にとても時間がかかることがデメリットです。10分の録音を文字にするのに1時間もかかったりします(1時間のインタビューだと6時間。ほぼ1日かかります)。
しかし、インタビュー中は話に集中できる、というメリットがあります。

メモを取る場合は、メモを見て原稿を書けるので、文字に起こす時間がなくて済み、早くに原稿が書ける、というメリットがあります。しかし、インタビュー相手が話したこととは違うことを書いてしまうというデメリットがあります。
また、話に集中できないこともデメリットです。メモで原稿を書く場合は、インタビューでの話の記憶が消えないうちに原稿を書いてしまうことが大事です。

なお、録音してメモを取ると、メモで原稿を書き、確認したい箇所だけ後で聞き直すことができます。それぞれに一長一短があるので、自分にあった方法を選ぶのがいいでしょう。

インタビューの基本は、質問して相手の話を聞く、ということ

インタビューの基本は、「質問」して相手の話を「聞く」ことです。よく、インタビューなのに、自分の意見を相手に言う人がいます。すると「そうですね」という答えしか返ってこないことがあります。なので、意見を言ったとしても、最後は必ず質問を投げかけることが重要です。

例えば、「〇〇だと思っています。その点はどうお考えですか?」といった感じです。決して「〇〇だと思っています」で終わらせないことがポイントです。
また、インタビューは相手の話を聞かなければいけません。相手の話に相づちを打ったり、驚いた表情をすることも大切です。すると相手は気持ちよく話してくれます(メモを取っていると、これがおろそかになる場合もあります)。

質問を用意していても、インタビューはライブです。考えていなかったような面白い話に展開したらそちらを深堀して聞くことも大切です。
そして、あまりに脱線し過ぎたら元の話に戻すことも大事です。そのため、話を聞きながらも疑問点は覚えておいて、質問するといったことや、聞かなければいけないことがちゃんと聞くことができているか、といったこともインタビュー中に同時に考えることも大事です。

インタビューを上手くするには慣れるしかありません。慣れて自分がやりやすい方法を見つけてください。

撮影にもトライしてみる

ライターではカメラで撮影することを求められる場合もあります。Webなら解像度が低くとも使うことができるし、多少、ピントが合ってなくてもなんとかなります。できれば撮影にもトライしてみましょう。
撮影は携帯のカメラでもWebでは充分ですが、それではさすがに相手に対して失礼です。できれば、簡単なモノでいいのでデジカメは用意しておきましょう。

また、撮影を極めたいのなら一眼レフのカメラを買ってしまうのもアリです。一眼レフは標準の50mmだけでなく、望遠や広角のレンズもあると便利です。予算がなければ24-105mmくらいのズームレンズを1本、購入しておくといいでしょう。

撮影はインタビューが終わった後にするのが一般的です。インタビューの前だと相手は緊張していますが、後だとその緊張も取れていい表情をしてくれることが多いです。
撮影のテクニックを磨くために、機会があれば講習会に行くことをオススメします。

著名人へのインタビュー取材は緊張もありますが、話を聞くのはとても楽しいものです。チャンスがあればぜひともチャレンジしてみてください。
読んだ本はぜひ、インタビューに持って行って、サインをお願いすることもオススメします。みなさん嫌がらずにサインしてくれると思いますよ。

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みんなの感想文

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  • 著名人へのインタビューに興味がありましたが、全く想像がつかなかったため、参考になりました。特に「そうですね」という回答にならない質問の仕方については納得する内容でした。後編から読んだため、是非前編も読みたいと思います。
  • インタビューの基本が、会話のキャッチボールであることがわかりました。話の脱線具合も、状況に応じて臨機応変に対応しなければならなくて大変だなと思いました。撮影については、オススメのレンズまで記載されていてとても参考になりました。
  • 要所要所で挙げられている具体例に主観が強く入っていてあまり親近感が沸きませんでした。書くまでも無く当たり前の事ももわざわざ書いてあり不自然にも思えます。参考になる事も載っているのでもう少しフラットな目線で掘り下げた情報量を増やして欲しいです。
  • 実際に自らインタビューをする機会があるとはなかなか思えないですが、この記事を読んだことで、インタビューすることへのハードルが下がったと思います。著名人にアポイントとって、撮影までトライできたら立派なライターになれるビジョンが見えました。
  • 私はライターとして超が付く初心者であり、今まで一度も著名人へのインタビュー等を考えるどころか、自分にそんな仕事が出来る日が来るなんて想像すらした事もありませんでした。でも読み終わった後にこんな仕事をしてみたい、これからはもっと本気で取り組みたいと感じている自分に気付きました。
  • 著名人にインタビューをしたり、カメラでの撮影にチャレンジしたりする魅力について、著者の体験談を交えて記載されていたので読みやすかったです。近い将来にインタビューを申し込む予定がある人とっても、色々と勉強になる文章だと思います。
  • インタビュー記事は自分にはまだまだ縁遠く感じました。ただしインタビュー記事がこのようにして作られているのだなあ、という参考にはなりました。写真を後半に撮ることなどは、実体験からでしか分からないポイントなので目からウロコでした。
  • サグーワークスのレギュラーライターには全く縁のない「インタビュー」の世界とその際に必要なテクニックの紹介です。とても難しそうだけど、無事に記事が仕上がったときの喜びはとても大きいものがあるだろうと察しています。
  • 私は、レポーターが取材して記事にしたものを読んでいます。著名人にインタビューや撮影することはとても大変なことで難しいことだと知りました。有名人の取材は会えるだけで興奮してしまいますが、良い記事を書くためにレポーターは色々な工夫をされていて感心しました。レポーターの苦労を感じながら読もうと思いました。
  • ライターで書く時に、取材というのは欠かせない貴重な情報源だと思います。1発勝負のことが多く、メモを取ったら相手に失礼ではないか、音声にするタイミングはどうしたらいいのか、と取材を重ねていくと疑問になることも多々ありました。記事を読んでみて、どちらでも臨機応変に対応していけば良いんだなと感じました。
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