【前編:アポを取るまで】憧れの著名人にインタビューする方法

【前編:アポを取るまで】憧れの著名人にインタビューする方法

著名人へのインタビュー記事の仕事をしてみたい!

ライターなら一度は「芸能人にインタビュー取材してみたい!」と思うものでしょう。しかし残念ながら、テレビでよく見る芸能人やタレント、ミュージシャンへのインタビュー取材は、その機会がなかなかないのが現実です。

でも「著名人」ならチャンスはあります。
そこで、【前編】では著名人へのアポを取る事前準備について。【中編】ではコンタクトが取れたときにすることを。【後編】では取材の仕方と撮影についてをお伝えしたいと思います。

著名人を探す方法。

著名人とは「多くの人に名前が知られている有名な人」のことです。「一般の人が持っていない情報を持っている人」ともいえます。著名人にはいろんな人がいます。例えば、医師や科学者といった専門家、デザイナー、写真家などのスペシャリストなどもそうです。
そんな著名人が持っている情報は、とても有意義ものが多いので、著名人へのインタビュー記事は、その著名人のファンだけでなく、多くの人が興味を持って読んでくれます。

また、他にはあまりない情報となるので、他のwebサイトと差別化することにも役立ちます。著名人は芸能人よりも敷居が低く、気軽にインタビュー取材に応じてくれる人が多いものです。

そうはいっても、『そんな著名人ってどうやつて探すんだろう?』と思いますよね。一番、手っ取り早く探す、いい方法は書店に行くことです。
たくさんの本があるなかから、取材したいテーマの本をまず、探します。なるべく新しい本を選んでください。そのなかから『面白そう』と思った本を買ってください。リサーチだから買わなくてもいい、と思うのは間違いです。まず、買ってください。そして、読んでください。読むと『ここの部分をもっと知りたい』とか『これはどういう意味なんだろう』と思うハズです。それを考えるのが大切なことです。

著名人へのアポイントメントの取り方。

その本を書いた人=著者で検索すれば、著者のwebサイトが出てくると思います。そこから連絡を取ることができます。メールアドレスを公開している人もいれば、問い合わせフォームを作っている人もいます。そこからアポイトメントの連絡を取ります。

ただし、そんな著名人には多くのメールが届きます。そのなかに紛れてしまうと、返事をもらえないことがあります。なので、件名にはっきりと、【取材へのお願い】と書いておくのがよいでしょう。そうすればメールを見てくれる確率が高くなります。

例えば、「【取材へのお願い】ライターの〇〇というものです。」といった件名にすると、相手にわかりやすくなります。依頼文の最初は、自己紹介をします。「〇〇というwebサイトでライターをやっている〇〇というものです」といった感じです。

次に掲載するwebサイトの説明をします。「〇〇というwebサイトは〇〇に興味を持っている、〇才をターゲットにしたwebサイトです」といった感じです。もちろん、webサイトのURLも忘れずに。
ただし、著名人は忙しいので、URLを明記したとしてもwebサイトを見てくれるとは限りません。なので、見なくともわかってもらえるような、ある程度の説明は必要です。

その次に、読んだ本の感想を簡単に書きます。「先日、書店で〇〇先生の著書『〇〇』を購入させていただきました。〇〇と書かれていて、とても興味深く読ませていただきました」といった感じです。

この時、「購入させていただきました」「読ませていただいた」と書くことがポイントです。間違っても「友だちに聞いたら『〇〇』が面白い、というので、私は読んでいないのですが……」などと書かないことです。
「友だちに聞いただけの、本は読んでいない人」と「本を買って、読んでくれて、面白いと言ってくれる人」では、どちらと「会ってあげてもいい」と思うかは、すぐにわかりますよね。

とにかく、著名人は自分の本を買って読んでくれた人を悪くは思わないもの。なので、買って読むことが大切なのです。
ただし、感想があまり長いと「この人は感想を言いたいだけかな」と思ってしまうので、ほどほどにすることが大切です。

最後に、取材をお願いしたいことを書きます。「実は、ぜひ、〇〇先生に取材させていただきたいと思い、ご連絡させていただきました。ぜひともご協力をお願いします」といった感じです。

【中編】ではコンタクトが取れたときにすることをお伝えしたいと思います。

▼ライターとして経験を積むと、取材案件を獲得できるチャンスがぐっと近づきますよ。
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こぶたのまとめ

著名人にインタビューの依頼をする際は、以下のことに気をつけてコンタクトをとろう。

  1. 件名に【取材へのお願い】と記載する
  2. 掲載するwebサイトの説明をする
  3. 読んだ本の感想を簡単に書く
  4. 是非にとお願いする

著名人は忙しいので、完結にお願いしましょう
 

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みんなの感想文

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  • 私が有名著名人にアポを取ることはないとは思いますが、著名人を探すには本屋に行けば良いことや、アポの取り方についてとても参考になりました。いつかは自分も有名著名人にアポを取って記事を書いてみたいと思いました。
  • 実際にインタビュアーをされている方の体験談を読んで、普段目にするインタビュー記事の裏にはこんな事情があるのかと知れてとても興味深かったです。人に依頼するときのメールや電話での接し方は私も今後気を付けたいなと思いました。
  • 著名人への取材のアポイントの取り方というのを、今まで考えたことがなかったので興味深く読むことができました。やはり、自分が知りたいということをアピールするためには漠然とした取材以来ではなく、具体的に話を進めることが大切なのだと思いました。メールの場合は、件名で伝えることで目につくようにできるんですね。
  • 著名人にアポイントメントを取る際のお願いの仕方や交渉のポイントなどが会話形式で書かれており、読み手に伝わりやすい文章だと感じました。また、インタビューの進め方に関しても実体験を交えて紹介されているところが良いと思います。
  • 芸能人へのインタビューのアポを、ライターが自ら行うのは知りませんでした。このような過程を経て芸能人の方々のインタビュー記事などを読めるのだと思うと、これからインタビュー記事を読む時の意識も変わりそうです。
  • とても興味深い内容でした。著名人へのインタビューなど考えたことはなかったのですが、内容の濃い良い記事になりそうだと思いました。失礼がないよう、事前の下準備を怠らない事が大切だとわかりました。最近は迷惑メールが多いので、件名の書き方が重要だという点も納得です。
  • 有名人にアポを取る際のテクニックや、自己紹介の方法、要件の伝え方などをしっかりと理解することができました。また、アポを取った後の対応の仕方に関しても、著者の体験をもとに紹介されているところが良いと思います。
  • 将来、著名人のインタビュー記事を書くことになるかどうかはわかりませんが、このコラムを通して取材をしたい際のアポイントメントの取り方についての説明に初めて触れることができました。全般的に参考になりましたが、特に、著書の感想は長く書き過ぎないこと!という点は覚えておこうと思います。
  • 取材する人のことは、詳しく知っておくべきだと思いました。普段、メールの件名を利用したことはないのですが、こういう時に使うべきものだということが分かりました。メールの内容も長くなりすぎないよう、できるだけ必要な事を手短にまとめる必要があると思いました。
  • 著名人を探すのも大変ですが、取材は単刀直入に連絡をするのが一番良いということが分かりました。ただし、礼儀は忘れないように、分かりやすい内容を記す必要があるのだということも勉強になりました。そして、相手のことを知っておくことも大切ですね。
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