ライターなら一度はやってみたい芸能人へのインタビュー取材【後編】

ライターなら一度はやってみたい芸能人へのインタビュー取材【後編】

芸能人へのインタビュー記事の仕事をしてみたい!

「芸能ライター」って、なんだかカッコいい響きです。ちょっとしたコツさえ掴めば、芸能人にインタビュー取材することも夢ではありません。ライターなら一度はやってみたい仕事です。

芸能人をインタビュー取材するために、【前編】ではアポのとり方と取材の仕方をお伝えしました。この【後編】では取材の心得と撮影についてをお伝えしたいと思います。

取材は遊びじゃない

芸能人にインタビュー取材をするとき、一番、大切なのは「時間を守る」ということです。約束の時間にはちゃんと約束の場所に着いて待機しておきます。遅刻するなんてもってのほかです。

ただし、芸能人は隙間の時間を使ってインタビュー取材を受ける、ということが普通です。テレビ局などでインタビューするときは休憩時間などに行われます。

そのため、収録が押して待たされる時間が長くなることもあります。予定はあくまでも予定。どんどんズレる場合もあります。インタビュー取材の後に大切な用事を予定しない方が無難です。

また、芸能人はその隙間の時間でいくつもの打ち合わせや取材をこなします。そのため、取材時間をオーバーしてはいけません。短い時間に端的に質問することが求められます。

当たり前ですが、インタビュー取材は遊びではないので、サインを求めることはやってはいけないことです。読者プレゼント用で頂くことはありますが、そんな時は事前に芸能事務所に許可を取っておかなければなりません。その場で許可を求めるのはやってはいけないことです。

芸能界のルールは厳しい

インタビュー取材の前にマネージャーに会って挨拶して、取材内容の確認をします。その後はマネージャーの指示に従います。マネージャーや芸能人は、なんだか怖いイメージがありますが、人当たりのいい人ばかりです。

ただし、当たり前の話ですが、礼儀を欠いたり、軽率な態度で失礼なことをするとインタビュー取材は取りやめになる場合もあります。テレビ局などでのインタビュー取材は、普段見ることのない裏側の世界が見えるので楽しいですが、とても緊張した世界です。
自分のうかつな行為が多くの人に迷惑をかけてしまうこともあるので、常に注意が必要です。

インタビューは楽しむ

しかし、インタビュー取材は楽しんでやった方が得です。芸能人はいつも同じような質問をされているので違った質問、自分なりの質問を心がけたいものです。
そのためには、多少、自分らしさもアピールした方が良いと思います。

撮影はプロに依頼するのがいい

ライターはカメラを持って行って撮影することもあります。しかし、芸能人にインタビュー取材するときは、自分で撮影するのではなく、プロのカメラマンに同行してもらって撮影したほうがいいでしょう。

芸能人を目の前にすると緊張します。頭のなかはインタビューのことでいっぱいになります。撮影のことまで考える余裕はありません。
それに、芸能人も『なんだ?』となります。礼儀としても、プロのカメラマンがいた方が、現場の雰囲気は良くなります。

また、撮影する場所がテレビ局のスタジオなどだと、照明の環境も特殊です。撮ったけれど後で見たら使えない、となってはタイヘンです。その意味でもプロのカメラマンがいた方が安全です。

プロのカメラマンに撮影してもらっているとき、「自分の仕事ではない」と関係ないような顔をしていてはいけません。インタビュー取材相手の芸能人のネクタイやエリが曲がっていないかなど見て、曲がっていたら直してもらうように伝えることが仕事となります。

さらに、掲載することを考えて、右向きや左向きなど、いくつかのパターンを撮影してもらいます。そんな指示を出す必要もあります。

芸能人へのインタビュー取材は現場に入って、出るまで緊張の連続です。でも、楽しいことは確か。機会があればぜひともチャレンジしてみてください。

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みんなの感想文

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  • 芸能人にインタビューをする際には、マネージャーとアポイントメントを取ったり取材の内容を決めたりすることが大切なのだと思いました。また、撮影の際にはプロのカメラマンに頼ることのメリットも知ることができて良かったです。
  • 実際に著名人にインタビューされた方の体験談を聞くと、いつも雑誌やネットで目にするインタビュー記事の裏で色々な苦労があると知り興味深かったです。特に読者の目線に立った質問を考えるのは案外難しいなと思いました。
  • テレビ越しに見ることの多い「芸能人へのインタビュー」。花形な仕事に思えますが、影響力のある人物に接する分、気をつけねばならないことは多いのだと、この記事を読んで実感しました。いつかやる機会があったならば、せっかくの機会が失敗につながらないよう、意識したいです。
  • インタビューはされる側だけでなくインタビューをする側も、気を引き締めて取り組まなければならないのだと感じました。「予定はあくまでも予定」という言葉が印象深く、臨機応変に対応できるようになることが大事だなと改めて思いました。
  • 芸能人のインタビュアーとして仕事された方の意見を聞けて撮影時の裏話などとても興味深かったです。特に芸能人が忙しいスケジュールの中で聞きたい質問を効率よく聞き出すというテクニックはとても大変だなと思いました、
  • 芸能人へのインタビューとなると、とても緊張してしまいそうです。しかし限られた時間で有意義なインタビューを行うために、準備は入念にして、失礼のないように行う必要があることがわかりました。芸能人に「このライターさんになら本音を話せる」くらい、自分のことを覚えてもらえると嬉しいなと妄想してしまいました。
  • 芸能人へのインタビューは、自分には恐らく関係のない仕事だと思います。ですから、インタビューの事前準備や進め方などについては興味深く読みましたが、どこかで「縁のないコンテンツ」として接してしまいました。しかし、時間厳守と礼儀に関してはどこの世界でも同じなのですね。
  • 率直に感じたのは、まだライター登録をしていない人や、検討中の人にとっては遠い先の話に感じます。ただ、いつかそういった機会を持つことを目標にライターの仕事に挑戦してみようと思わせてくれるような記事でした。
  • 経験がないため、実際にインタビューする際に必要なことや芸能界の厳しさについて参考になりました。内容が分かれているため、前編を読んでいなくても理解できますが、前編と一緒に読むとさらに理解が深まると感じました。
  • 一般人には分かりにくい芸能界のルールについて知るうえで役立つ記事だと思いました。特に、マネージャーを通じて取材を申し込む際の注意点について重点的に描かれていたので、インタビューなどの際に利用できると感じました。
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