Webライターの本音!より良い記事を書くために欲しい”指示”

webライターの本音!より良い記事を書くために欲しい"指示"

「ライターって、どんな仕事をしているの?」「僕もライターになれるかな?」そんな風に考えている人、増えました。一昔まえは、ライターなんて雑誌社や刑事ドラマの中ぐらいでしか見る機会がありませんでしたが、最近ではWeb上でライティング作業ができる「Webライター」が増えたこともあって「職業:ライター」という方が多いんです!
でも、Webライターに限らず、『ライター』という仕事はみんなが思っている以上に大変。
今回はそんなライターの末席を汚す僕が、クライアント様にお願いしたいことをぶっちゃけるよ~!

ふわふわとした指示はNG! ライターの理解力に依存しちゃダメ

大手出版社でも「ふわふわとした指示」が多く、ライターとして、どんな記事を書いて良いのか、分からないことがあります。
例を出すと、こんな感じ。

「ここをバーン、ビューンとしてシュッとまとめて」
「今回はラーメン特集なんで、ラーメンの取材をお願いします」

※これは、実際に僕がクライアント様に言われたことです!
心当たりがある編集さんも、多いのではないのでしょうか?
ライターとして、それなりのお金をもらうのであればクライアント様が求める記事を書くのが第一目標です。
しかし、そのクライアント様の指示が、ふわふわとして抽象的なものであれば、ライターとして「何書けっちゅうねん!」と混乱してしまいます。

ある程度、ライター歴を積んでくれば、こういったふわふわとして適当な指示に対して、質問することができるのですが、Webライターなりたての方は何を質問して良いのかわからないので、ぶっちゃけクライアント様に言われたままのふわふわ~とした記事aを書いて、「この記事じゃダメだよ!」とダメ出しを食らってしまい、ライターとしての価値を下げてしまいがち。
まぁ、これはふわふわとした指示を出すクライアント様も悪いですが、クライアント様に対してきちんと質問しないライター側も悪い。

たとえば、
「ここをバーン、ビューンとしてシュッとまとめて」という指示ならば、「この○○の部分をスピード感のある文章にして、全体的にシンプルにまとめてください」と予めクライアント様の方から指示してくれれば、記事の作成は、ライターにとってわかりやすいものになります。
Webライター側がクライアント様の意図をわからなかったとしても、「○○はわかりましたが、☓☓の部分は、どうすれば良いんですか?」と質問しやすくなります。

お互いに意思の疎通が取りやすく、クライアント様の意図を読み取ることができるので、クライアント様が欲しい記事をWebライターが書くことが可能です。
だから、クライアントのアナタは、Webライターに対して、記事の執筆内容に対して、なるべく事細かに具体的な指示を出すようにしてください!

それでは、もう1つの「今回はラーメン特集なんで、ラーメンの取材をお願いします」はどうなのでしょうか?
一見すると、非常にわかりやすい指示のように思えますが、この指示では”指示範囲”が広すぎます。

指示する範囲は狭めてね! 大雑把すぎる指示では良い記事は書けぬ

「今回はラーメン特集なんで、ラーメンの取材をお願いします」と言われて、アナタはどんなラーメン特集を想像しましたか?
一口にラーメンと言っても、いろんなラーメンがあります。
インスタントに、カップラーメン。味噌に豚骨、醤油に魚介に家系、二郎系などなど、”ラーメンの取材”と言われても、何をどう取材すれば良いのか、この指示では指示範囲が広すぎて、わかりませんよね?
だから、クライアント様は、ライターに取材などの指示を出す際には以下のことを予め提示するようにしてください。

  • ターゲットは誰なのか?
  • 何のために使う記事なのか?
  • 全体的なイメージは、どんなものなのか?
  • “”何に””対して””どんな風に””調べて欲しいのか?

これだけ事前に提示してくれていれば、どんなWebライターでも、アナタが欲しい記事を書くことができることでしょう!
ちなみに、指示を出すならこんな感じです。

[指示例]
今回は独身女性が行きたくなる料理店特集です。
○○さんは、20~30代の女性が行きたくなるラーメン店を3店舗ほどピックアップしてください。
旅行サイトのように、道順や周辺情報も記載して頂けると助かります。
女性がターゲットということなので、店内内装がおしゃれなお店やカロリーが低いラーメンを取り扱っているお店と、一押しのラーメン、思わず頼みたくなるサイドメニューを取材してください。

実際には、ここまで細かく指示を出す必要はありません。
でも、これぐらい細かく取材に対する指示を指定し、指示範囲が狭まっていれば、Webライターとしては、記事を書きやすくなるので、極力指示範囲は狭めるようにしてくださいね!

指示の出し方1つでWebライターの記事の質は変わります!

より良い記事を書いて欲しいなら、腕の良いWebライターを雇うだけじゃダメ!
どんな記事が欲しいのか、そのイメージを事細かに伝えることができてこそ、腕の良いWebライターの技術が生きるのです。

ただ的確でわかりやすい指示を出すのって、意外と大変なんです。
最初のうちは、ふわふわとした指示内容が分からない指示を出してしまっているかも知れませんが、Webライターさんと、しっかりコミュニケーションを取ることで、上手な指示の出し方がわかるので、とりあえずWebライターさんと、仲良くなることから、はじめましょう!

こぶたのまとめ

  • ふわふわとした指示は、Webライターの記事の質を下げる
  • 指示内容は、具体的に、わかりやすく
  • 指示範囲は、狭く。事前にターゲットなどの細かな情報を提示しておく

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みんなの感想文

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  • クライアントとしてライターへ支持をするにあたり、明確に文章の方向性を伝えることが大事であると思いました。また、文章の質についてクライアントとライターの相互交流をすることで、より良い文章が出来上がることが分かりました。
  • ライターに対して的確な指示を出すことで、高品質の文章を納品してもらえるのだと知ることができました。また、執筆の依頼をする際に、指示する範囲を狭めることは、ライターが文章を書きやすくするうえで重要だと思いました。
  • 私もライティングをする上でふわふわとした指示で困ったことがあるので共感しました。また、難しい言葉で指示をされる場合も困るのではないかなと思います。クライアントさんとライターのコミュニケーションは大切ですね。
  • 初心者のウェブライターが陥りやすいミスについて端的に紹介されていて良かったです。ライティングの際に文章の質を向上させるために、指示の内容が明確な案件が多くのライターに好まれやすいということが分かりました。
  • 日頃感じていることが書かれていて自分の意見を代弁してくれているように感じました。内容は非常に分かりやすく、テンションが高めで勢いがあり若者らしい文章だと思います。自分の経験談も踏まえて書かれていて説得力があると思いました。
  • ウェブライターに良い記事を書いてもらうために、クライアント側も様々な努力をすべきであることが理解できました。中でも、ライターへの指示の出し方にはある程度の工夫が必要となり、相互のコミュニケーションが大事だと感じました。
  • クライアントとライターの間でのやり取りが文章の出来栄えを左右するということを理解できました。中でも、指示の内容が分かりにくい場合には、ライター側が積極的に問い合わせをすることが大事なのだと感じました。
  • 私もフリーライターをやっていて、クライアントから大雑把な指示が来るときがあります。そのようなときはやはり困ってしまい、文章の視点が定まらず文章も大雑把になってしまいます。ライター側としても、クライアントとしっかりコミュニケーションをとることが大切だと思いました。
  • ライターをする上で、クライアント側からの的確な指示により質の高い仕事が行えることがあります。大雑把な指示ではなく、細かくても良いので要点をまとめた指示によって、文章制作に悩めるライターたちを救うことが出来ると思いました。
  • Webライターの仕事は大変だと聞いていましたが、実際にクライアント様から抽象的な指示や範囲が絞れない指示がくることもあるのですね。私はライターなどとはとても言えない初心者ですが、指示をどう解釈するかのヒントになりました。
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