Webライターの本音~こんな苦労をしてるんです~

Webライターの本音~こんな苦労をしてるんです~

念願かなってwebライターとしてお仕事をスタート!しかし、最初から順風満帆とはいきません。編集者の方やクライアントさんとのメールでのやりとりで仕事を進めていきますが、文章だけのやり取りでは、細かいニュアンスまではなかなか伝わりにくいこともあります。経験を積めばなんとなく編集さんやクライアントさんの言いたいこともつかめるようになってはきますが、それでも書きにくさを感じることも。
ここでは、仕事上こんなことに困った!という実体験をご紹介します!

指定が細かすぎる案件は書きにくいことも

webライターが記事を作成するときは、与えられたテーマに沿って大見出し、小見出しを作り記事を作成していく場合と、大見出しや小見出しは既に編集者さんやクライアントさんによって作成されており、その見出しに沿った文章を書いていく場合があります。一見大見出しや小見出しが定まっている方が書きやすそうに見えますが、実は細かく指定され過ぎている方が文章は書きにくくなります。

細かく記事の内容が指定されていると、そこから文章やテーマに広がりを持たせることが難しくなるのです。そうなると面白い記事にできるかどうか、ものすごく難しい仕事になります。また、テーマが細かく指定されている場合は、そのテーマに合った画像を選ぶのが難しくなることも。大きな意味合いでテーマを設定してもらえればもっと書きやすく、画像も選びやすくなるのに…と悩む日もあるのです。

見出しだけ読めばOK!?

見出しだけですべての結論を言いきってしまっている場合も、ライティングしにくくなってしまいます。かなり長文の見出しがつけられており、その見出しだけ読めばわかるようになっていると、本文は読者に呼んでもらえない可能性の方が高いのです。書きにくくなるというよりはむしろ、書くのがちょっと嫌になってしまうこともありますね。興味を持ってもらえた読者の方が記事を読んで納得し、悩みの解決になるような文章をひねり出すのが仕事なので逆に奮い立つときもあります。しかし、webライターを始めたばかりのころは、ここからどんな展開にしたらいいのか?と、とても戸惑いました。

すでに見出しだけで見込みユーザーの悩みが解決されている、と感じてしまった場合、これ以上は深く掘り下げられない、というところまで書かないといけませんので腕の見せどころではありますが、タイトルで悩みが解決してしまうような場合は読み飛ばされてしまうかもしれないことを考えると悲しくなってしまいます。

相手が見えないことの弊害

webライターは、編集さんやクライアントさんとメールやチャットなどを使ってほぼ文章だけで打ち合わせをし、やり取りをして仕事をしていくことが多いので、相手の状況が見えにくいという欠点があります。webライターとして仕事をする以上相手を不安にさせてはいけない、と考えてこちらの状況を細かく伝えることがありますが、多くのクライアントさんからは、今どんな状況であるのか連絡がこないことの方が多いので、逆にこちらが不安になってしまうことも。

「いつまでに記事のテーマを決めて、何日までに依頼を出します」というのはwebライター側には直前までわからないことが多く、見通しが立てられないので他の仕事とブッキングしてしまった、なんてこともありますし、連絡が来ないので出かけたら、急ぎで記事の直しを依頼される、なんてことも。チャットやメールだけのやり取りであるからこそ、自分のスケジュールはもちろん、編集さんやクライアントさんのスケジュールも公開されて共有できればいいのになぁ、と思ったこともあります。今後も文章だけのやり取りだからこそ、気配りを忘れずに細かく連絡を取り合うように心がけて仕事をして行こうと考えています。

こぶたのまとめ

  • 指定が細かすぎると、記事が書きにくい
  • 「見出しだけで完結型」は読み飛ばされる可能性が高く、本文を書くのが難しくなる
  • 見えない相手だからこそ、こまめな連絡と相談が大切

この記事をシェアする

みんなの感想文

この記事は役立ちましたか?
はい・・・9人 / いいえ・・・1人
  • テーマが細かく指定されている場合には、かえって文章が書きにくくなることが良く分かりました。よりテーマに沿った文章を納品するために、相手方他のコミュニケーションの取り方にこだわることが大事だと思いました。
  • webライターとは、「読者の悩みが解決するような文章をひねり出すのが仕事」という部分に納得しました。まずは読者ありきで、見出しを見た読者が本文を読みたくなるような記事を書きたいと、改めて思いました。さらに、細かすぎる指示より大まかな指定のほうが買いやすいという部分には、共感します。
  • 私も指定が細かすぎて、記事を書くことに挫けそうになったことがあります。小見出しで全てを伝えられるので、どのように展開していこうかと悩むこともありました。よって、見えない相手だから連絡と相談という文が印象的に感じ、実践してみようと思います。
  • 見出しだけで文章の内容が分かってしまうようだと、それ以上に深く掘り下げないといけないという内容の文章が、私に気づきを与えてくれたと思います。逆に考えると、文章を書いてから見出しを付ける場合は、内容のあらすじではなく、漠然と示唆するに留めたほうが良いということですね。今後の参考にしたいと思います。
  • 記事を読みながら、何度も「あー、わかるわかる」と同意しました。指定項目が細かいと、本当に書きにくくて困りますよね。また、相手が見えないことへの不安もあります。どのようなニュアンスで書くべきなのか、悩むことはよくあります。
  • 苦労の内容は、記事を読む前に想像していた内容と大差がなかったため、参考になりませんでした。記事のコンセプトは苦労した内容なので間違ってはいないのですが、苦労したした際の解決策みたいなものがあればよかったです。
  • 今までは細かく条件が指定されている案件の方が書き安いんじゃないかと思っていましたが、意外と書きにくいことが分かりました。また、見出しを付ける時も内容を読みたくなるような見出しの工夫が必要だということを学びました。
  • 指定が細かいものをよく選んで書いていましたが、毎回苦労していました。この記事を読んで、どうして書きにくいのか納得できたような気がします。見出しも工夫するコツをつかめたので、これからの記事作成で実践してみたいです。
  • この文章を読んで、一番感じたことは文章を作成している仕事を行っているときに、一番悩んでしまうのが色々条件を付けている課題は、行う前に嫌になってしまうます。しかしなぜ色々な条件をつけるのかを考えるとおのずと答えが分かってきます。
  • 自分はまだそこまで場数をこなしていないのですが、ライターの仕事の苦労が具体的に紹介されていて分かりやすかったです。コミュニケーションの大切さがよくわかりました。他人に仕事を依頼する側になったときにも、とても役立つ記事だったと思います。
ページトップへ戻る