【今日から実践!】サグーワークストップライター「うめこん」さんに学ぶ!記事の作成フロー。

文章の書き方

Webライターとしてたくさん稼ぎたいと考えているのであれば、「早く」「たくさん」「良い文章」を書けることが求められます。

実際にどのようなやり方をすれば、それが実現できるのでしょうか。

そこで、記事作成特化型のクラウドソーシングサービスを行う『サグーワークス』で、トップクラスのライターとして活躍中のうめこんさんに、実際に記事を書いていただき、その具体的な作成方法について伺いました。

お手本

記事の依頼した内容

<キーワード>
秋冬、保湿、乾燥、スキンケア

<ルール>
記事タイプ ブログ記事
文末表現 です・ます調
目線 第三者目線
ネガティブ表現 全体にネガティブはNG

 

<うめこんさん記事>

【タイトル】乾燥が気になる人は必見!プロが教える秋冬の保湿とスキンケア

今年も乾燥が気になる季節になりましたね。
乾燥の度合いや乾燥しやすい部位は人によって異なりますが、乾いた空気に肌の水分が奪われやすくなるのは老若男女を問いません。

そこで、ドラッグストアと化粧品販売店で、秋冬の乾燥しやすい肌におすすめのスキンケアについて聞いてきました。

ドラッグストアの販売員おすすめのスキンケアとは?

まずは、秋冬になるとたくさんの乾燥肌対策グッズが並ぶドラッグストアで、売り場担当の方に、おすすめの肌荒れ対策について聞いてみました。
水分を失って硬くなった角質層には、水分を補ったうえで、その水分が逃げないように蓋をしてやることが必要です。
そのため、角質層を柔らかくする効果のある尿素を20%程度配合したクリームで対策するのが一般的です。しかし、尿素配合クリームでも柔らかくできないほど硬くなっている角質は、そのまま放っておくとかえって対策の邪魔になってしまいます。
ですから、カチカチの角質層ははぎ取って柔らかい角質層を出してやるようにします。

しかし、この時注意したいのは、柔らかい角質層の手入れです。
せっかく新しい角質層を出しても、そのまま放っておいたのでは、元のようなカチカチの角質層を新たに作るだけになってしまいます。
新しい角質層を柔らかいまま保つためには、きちんと水分を補い、保湿クリームなどでカバーしてやるケアを毎日続けることが大事なのです。

また、2015年の秋冬のスキンケアとしては、9月に新発売になった顔にも使える第二類医薬品のローションがおすすめです。
炎症を抑えながら肌の組織を修復し、細胞内に水分を保てるように治していく成分が含まれています。
例年の対策ではなかなか成果が見られないという方は、一度ドラッグストアで相談してみてはいかがでしょうか。

美容部員おすすめの正しいスキンケアとは?

一方、顔のスキンケアについては、化粧品売り場の美容部員さんに尋ねてみました。

まず、顔のスキンケアの基本は、アイテムを使う順番にあります。
化粧水で肌の調子を整えてから美容液を使い、乳液でカバーという順番で行うことが大事です。
更に、その上から保湿クリームで水分が蒸発しないように蓋をするというやり方が、冬のスキンケアでは必要になります。夏と冬とでは肌の水分量も皮脂量も異なるため、肌に合う化粧水や乳液のタイプも変わりますから、年中同じタイプの化粧水や乳液を使っている方は見直す必要があるかもしれません。

また、あるメーカーの売り場では、化粧水は500円玉大、乳液は10円玉大という量を目安として教えてくれました。
かなりたっぷりな量です。これをコットンに取ると、コットンに吸い込まれる分がもったいないと感じるかもしれませんが、コットンに吸い込まれるのは余分な水分で、肌に乗せる分はコットンの表面に残るとのこと。

手に直接取ると、手の方に大事な成分が浸透してしまい、せっかくの成分が顔には浸透しないため、ここは思い切ってたっぷり取った方がよさそうです。
更に、成分がしっかり浸透するようにゆっくりと時間をかけて手を動かすことも重要です。
表面を軽くなでるだけでは成分が浸透しないため、なるべく手はゆっくり動かすようにします。
特に乾燥が気になるところは、コットンに化粧水をたっぷりしみこませてしばらくパックするのがおすすめとのことでした。

ポイントはどのメーカーも「たっぷり」と「ゆっくり」です。
そのため、化粧水や乳液の量とお手入れにかける時間を見直してみるだけでも、肌に変化が見られるかもしれません。

 
うめこんさんからの解説☆

今回、この記事を書くのに要した時間は20分ほどでした。
しかし、その下準備には約1日かけました。もちろん、下準備にかける時間は依頼の内容や依頼を受けた時の状況によって異なります。
急ぎの案件の中には、1時間で仕上げてほしいというものもありますから、その時は調べるのに40分、書くのは10分というような形になります。

今回の作業フローは以下の通りです。

1)依頼内容の確認
この記事に限らず、毎回記事の依頼を受けた際、最初に確認するのは読み手が誰なのか、どのようなサイトに掲載される記事かという点です。今回の読み手はライターさんやライターを目指す人、掲載される場所はライター向けサイトということだったので、一般消費者向けではなく、書くための手順がわかりやすい記事を書くことにしました。

2)必要な情報を探す
乾燥対策やスキンケアなどのキーワードで検索をしてみたところ、同じような記事がたくさん並んでいることがわかりました。そのため、単純に「秋冬+乾燥対策」といったキーワードで得た情報だけをまとめると、先に掲載されている他の記事とほぼ同じ内容の記事になってしまいます。ですから、キーワードを何種類か変えて検索し、情報を集めました。

今回は「化粧品メーカー名+乾燥対策」「化粧品メーカー名+スキンケア」「医薬品メーカー名+乾燥対策」「医薬品メーカー名+スキンケア」「2015年+秋冬+新成分」など30種類くらいの検索ワードで情報を探しました。今回の検索時間は1時間弱です。

そのうえで、今回は依頼から締め切りまで時間があったため、直接ドラッグストアと化粧品売り場へ取材に行ってみることにしました。取材は、あくまでも普通のお客さんとして行きました。ドラッグストア4店舗と化粧品売り場はメーカーを変えて5か所です。

メモを持って出かけると、なかなかよい情報が得られないこともあるので、買い物ついでに立ち寄ったお客として店員さんと雑談する形で情報を集めました。

化粧品店では実際に手入れをしてもらったり、基礎化粧のレクチャーをしてもらったりしたため、ほぼ1日仕事になりましたが、ドラッグストアの店員さんや美容部員さんとの雑談時間はトータルで1時間半くらいでした。

3)記事を書く(トータル20分)
全体の文字数を導入文と本文に分け、本文を何段落にするか決めます。段落を細かく分けて書くか、段落数を少なくして1つの内容を深くするかによってでき上がりが大きく変わります。今回は、ドラッグストアと化粧品店に取材しに行ったので、2段落構成にしました。

次に、タイトルと小見出しを決めます。タイトルも小見出しも他の記事と競合したときに読者が読んでくれやすいものを付けるようにします。

また、本文を書く前に、それぞれの段落に絶対に入れなければいけない内容を箇条書きにしておくと、スムーズに書けます。

例えば、今回は次のようになります。

【ドラッグストア】
・尿素クリームでのスキンケアが一般的。
・尿素クリームで柔らかくならない角質は削り取って柔らかくしてからケア。
・水分を補ってカバーすることが大事。毎日続ける。
・9月発売の新商品について→固有名詞NGなので、書き方を考える
【化粧品】
・オールインワンはすすめない→ネガティブNG、優劣NGなので他の書き方で対応。
・正しいスキンケアは順番が重要。
・化粧水や乳液の量はたっぷりと。
・季節によって肌質が変化する。
・コットンを使って浸透させることが大事。
・手の動かし方だけでも浸透具合が変わる。

4)記事を書き始める

5)声に出して読む
書いた記事を声に出して読み、おかしい所を書きなおす。(納得できるまで繰り返す)

6)提出
以上のような流れになります。みなさんの参考になれば幸いです。

まとめ

うめこんさんは、「どのような依頼にも興味を持って対応する」という姿勢で記事を作成しているそうです。

Webライターのお仕事のジャンルは非常に幅広く、あまり一般的でないものも多くあります。
知識のないジャンルで内容の濃い文章を作るためには、無理やりにでも“興味を持つ”ということが必要になってくるのかもしれませんね。

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みんなの感想文

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  • 記事を書くのには20分でも、実際に下調べには想像以上の時間を使っているということに驚きました。だからこそ読み応えがあり、読者が納得でききる内容のものになっているのだと思います。また、必要な情報のキーワードをそのままではなく、何種類も変えて検索する、というのも参考になりました。
  • 現役のライターさんの経験を基にした記事の書き方講座ということで、実体験に基づいた記事なので本当に為になりました。記事の書き方や時間の使い方などライターさんの裏話もたくさん知ることができたので大変興味深かったです。
  • いつもは記事を書くとき、あまり流れなどを考えずに書いてしまっていました。なので、ライティングの際のスケジュールを考えてから書き出すというのは、非常に参考になりました。時間配分も考えながら計画的に記事を作成していきたいです。
  • サグーワークストップライターの方がどのように仕事をしているのか気になっていたので、とても参考になりました。私はいつも記事を書いた後、確認せずにすぐに投稿してしまいがちでしたが、声に出して読むとおかしいと感じる箇所を確認することができ、非常に良いと思いました。
  • うめこんさんが、仕事に前向きに取り組んでいる姿勢が伝わり、参考になりました。良い記事を書くためには十分な下調べが必要という、当然といえば当然のことが、きちんとできているか否かが出来上がりを左右するということですね。
  • うめ子さんの記事を読んで、目から鱗でした。私は検索をかけて調べはしますが、あのように様々なパターンを組み合わせて調べることはしません。ましてや、直接現場に取材に行くこともしません。しかし、良い記事を書くのならばそれくらいした方がいいのはライターとして当然だと思いました。うめ子さんのクオリティの高さには敬服します。今一度自分を見つめなおしたいと思います。
  • 下準備にたくさんの時間をかけることが大切なのだということがわかりました。ここで使用されている例文も読みやすく、その後の注意点がわかりやすくなっているなと思いました。私は、調べるのもサイトを3個ほどしか見ず、興味の持てるものしか選んでいませんでしたが、無理矢理興味を持つことが大事だとわかったので、新しい分野にもチャレンジしてみたいと思えました。
  • 記事を書こうとするとき、自分がよく知っている内容であればスラスラかけるものの、よく知らない案件では調べものに時間がかかりすぎて苦労していました。キーワードを複数にすることで、知りたいことをよりピンポイントで素早く検索できることがわかり、ぜひ試してみたいと思いました。
  • 大事なのは、読み手が誰なのかをしっかりと意識して書くこと、また専門的な記事はたくさんのキーワードで検索をして情報を集めることなど、当たり前なのですが改めて感じさせられました。そして、その記事の内容に興味を持つという事が自分に足りない事だと気づかされた内容でした。
  • 依頼された記事を書くのに20分ということに対し、下準備に約1日かかるというのにとても驚きました。やはりある程度時間や手間をかけないとよい記事は書けないのだな、と実感。ただ、だからこそ出来上がったものの質が高いのだと思います。
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