誰だってはじめは初心者! 自分が読みたいと思う文章を心がけましょう

在宅ワークは、職場で勤務する場合と異なり、基本的には1人で行うものですよね。このため、誰かにライティングのことを相談するということがほとんどできません。
このため、「これでいいのかな……」と悩んでしまう初心者の方が多いのではないかと想像します。私自身、きちんと求められている文章が書けているのか不安でしたし、今でも時折不安になります。

そこで今回は最初の頃に私が悩んだ点をご紹介し、それをいかに克服したかをお伝えします。

記事の“顔”――読者を惹きつけるタイトルとは!?

在宅ライターが執筆するのは、多くの場合、Web上に掲載される記事です。ネットサーフィンをしたことがある方ならお分かりでしょうが、Web上には同じようなテーマでいくつもの記事があります。大切なのは、その中から読みたいと“選んで”もらえる記事にすることです。
そのためには、内容を充実させることも大切ですが、内容と同じくらいポイントとなるのが「タイトル」です。

みなさんは、次の2つのタイトルのうち、いずれを読んでみたいと思いますか?

  • 美味しいチョコレート
  • ついに日本進出!? ベルギーで愛されるチョコレート特集

極端な例かもしれませんが、2番めの方を読んでみたいと思いませんか?
直球のタイトルも悪くはありませんが、内容が想像できてしまうと読みたいという欲求をなくしてしまいかねません。
このため、記事の本質から離れないようにだけ心がけ、ある程度ぼかしてしまうのがコツだと思います。
また、最初の頃、数字を入れると良いというお話を聞かせていただきました(とはいえ、個人的には、とりあえず数字だけ入れておこうというタイトルはどうかと思いますけれどね)。

“自分らしさ”をうまく記事に活かす!

私はライターの醍醐味は「自分にしか書けない記事を執筆すること」だと考えています。そうでなければ、数多くいるライターの中から次も「この人に依頼したい」と思ってもらえませんからね。
それは、在宅ライターにもあてはまります。もっとも、客観的な記事を求められているのに、自分はこの制度に賛成だ、反対だと書くことはできません。このような場合には、記事の書き方を意識してみてください。

「この制度には~のような面がある。確かに、この制度を導入すれば~~、といったメリットが得られる。しかし~~~といったデメリットがある。」

一般的に指摘されていることなら、主観的な記事と捉えられる可能性は低く、無難な記事と受け取ってもらえるでしょう。

一方で、「しかし」という接続詞の後に主張がくることが多いため、この記事の読者には逆接以降をライターの主張として受け取ってもらえる傾向にあります。
もしメリットを強調したいなら、たとえば次のようにしてみてください。

「この制度は~~というものである。この制度を導入することで、~~~という危険性が叫ばれているが、○○氏によると、~~~によりこのような危険性が顕在化するおそれは低くなる。また、逆に~~~といった効果が得られると期待されている。」

以上のように、「自分らしさ」を表現するためには、読者が最後に何を感じるかを意識してみてください。

最高の読者は自分! テーマに困ったなら……

私が最も悩んだのは、「テーマ選び」です。そして、私の行きついた答えが「自分が読みたい記事を書こう」というものです。
何時間もかけて書いたのに、結果的に出来上がったのが自分ですらも読みたくない記事であったなら、つらいだけですよね。
頑張って書いた記事を自分自身が読みたくなるのは当然、自分ですら読みたくないなら、執筆の努力を知らない別の誰かが最後まで読んでくれるはずありません。
だから、私は最終的にその記事を読みたいと思えるかどうかを最大限重視しています。
もっとも、独りよがりな記事にはならないようご注意くださいね。

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