もうやめて!本を勧める好意が相手の苦痛に変わる瞬間?

もうやめて!本を勧める好意が相手の苦痛に変わる瞬間?

白状します、私は読書がすごーく苦手です。語彙力が足りない自覚があるので、読書を日課にしようと何度決意しても……、続きません。これまでに途中で放り投げた本が何冊あることか。そんな私に今回届いた執筆テーマが「何故人は自分の好みの本を勧めたくなるのか」。正直なところ、知人・友人に紹介できる書籍は持ち合わせていません。どちらかというと、「これ面白かったよ!読んでみて!!」と熱く語られても他人事のようにスル―するタイプです。だから、今回は勧める側ではなく勧められる側の心境から執筆してみます。

読書離れが進行……。本を読まない理由と好きになるコツ!

2013年に文化庁が行った調査では、47.5%の人が1カ月に1冊も本を読まないと回答しており、65.1%の人が以前に比べて読書量は減ったと回答しました(参照URL:平成
25年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
)。読書が苦手な理由は人によってさまざまですが、たとえば「文字を読むのが純粋に苦手」「本の中の世界をうまく想像できず筋を追えない」「リアリティーの欠ける作品にいちいち反発してしまう」「面白いと思える本に出会えていない」などが考えられるでしょう。真面目な方に多いのが「本の内容をすべて理解しなければと思い込み、読書をしているうちに疲れ果ててしまうから」という理由だそうです。

一方で読書を好きになるコツとしては「毎日数ページずつ読んで無理しない程度に読書を習慣化する」「スキマ時間に本を開く癖をつける」「目次を見て興味のあるところ、重要そうなところから読んでみる」「簡単な本と難しい本を交互に読む」などがあるみたいです。中でも重要なポイントは「興味のある本、好きなジャンルの本を読む」ことだと思います。

私の場合、「語彙力を鍛える」という読書の必要性を感じているにもかかわらず、読書を続けられないのは、結局のところ「どの本を読めば語彙力を鍛えられるかわからないから」です。もし読書好きな方から「語彙力を鍛えるにはこの本が良いんじゃないかな、あなたの興味にも合っているし」と言われたら、毎日少なくとも数ページずつは読んでみるでしょう。

「面白かったよ!」、その一言が重荷に変わるのはなぜ?

一口に読書をするといっても、本には何万冊も何百万冊もあり、面白いと感じる本もあればつまらないと感じる本もあります。「文字を読むのが苦手な方」であっても、車や料理、景色など自分の好きなものの写真が大きく掲載されていて、その写真に関する説明文が簡潔に記載されているような本であれば読んでみる気になるのではないでしょうか?文章を読み慣れていくうちに、もっと詳しく書かれた本を読みたくなるかもしれません。このように自分に合った本に出会うことができたなら、読書嫌いは解消されるはずです。

ところが、尋ねてもいないのに人が本を勧めてくる理由は、総じて「相手の求めている本を見つけたから教えてあげよう」ではなく「自分の感じた面白味や役立つと感じた知識を相手と共有したい」という自分本位なものなのです。好みの異なる方に「この本、(私にとっては)面白かったから、読んでみてよ!」と本を渡しても、相手にとって苦痛にしかならないのはもっともです。相手の求めている本を教えようとすれば、自分は数十本、数百本の本を読んでいなければならず、相手の趣味・思考、これまでに面白いと感じた本などを把握する必要があります。簡単なことではありません。

個別に本を勧める場合と書籍レビューの記事などで広く本を勧める場合は異なるでしょう。ネット上の書籍レビューでは、その記事をクリックして読み始めている時点で、少なからずその本(またはレビューアー)に対して興味を抱いているはずです。また、紹介されている本が自分に合わないと感じたら、そっと画面を閉じればいいだけです。「勧められたんだし、読まないといけないのかな」なんて悩む必要はありません。書籍レビューサイトは好みの本を見つけるのに役立っているのではないでしょうか?

こぶたのまとめ

何故人は自分の好みの本をすすめたくなるのか
→自分の感じた面白味や役立つと感じた知識を相手と共有したいから
自分と相手の本に関する趣味が異なるため、相手が苦痛に感じてしまう可能性がある。
自分の趣味・興味のある分野に応じて、本を探せる書籍レビューサイトは読書嫌いを解消するにも
一役を担ってくれるはず。

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