【プロ直伝】初心者ライターは、ショップへのインタビュー取材から始めるのがおススメ。

【プロ直伝】初心者ライターは、ショップへのインタビュー取材から始めるのがおススメ。

ショップへのインタビュー取材は簡単で、需要も多い

「インタビューの仕事をやってみたい!」と思っている初心者ライターは多いのではないでしょうか?
しかし、誰かにアポを取って1~2時間、お話しを伺って記事にする、というのは、初心者ライターにはなかなかハードルが高いものです。ならば、飲食店や洋服店などのショップに取材をするのはどうでしょう。わりとカンタンにできるし、仕事の需要も多いので、最初の一歩としてはオススメです。

そこで、僕が雑誌『るるぶ』や『散歩の達人』などでショップに取材に行くとき、気を付けていることをお伝えしたいと思います。

ショップ取材で「アポなし」はダメ

よく、テレビで「アポなし取材」というのがあります。本当にアポなしで突撃取材しているのかはわかりませんが、ライターならまず、アポを取るところから始めましょう。なぜなら、ショップに突然、行っても「店長が不在なので許可を出せない」「本部は別のところにあるので、まず、そちらに聞いて欲しい」などと言われることがあるからです。

取材したいと思っているショップへは、メールか電話で取材を申し込みます。メールの場合は、普通のビジネス文章のようなもので大丈夫です。

ただし、何のために取材をお願いしたいと思っているかという、目的だけは明確にしておきましょう。
電話の場合、コンタクトするのはショップが忙しい時間帯は避けるのが基本です。平日の2時から4時くらいが狙い目です。電話をかけると取材をお願いしたい旨を伝え、担当の方の名前を確認してつないでもらいます。
担当の都合にあわせて別の日や場所に電話をかけ直す場合もあるので、メモと筆記道具は用意しておきます。

また、「企画書を送って欲しい」と言われる場合もあります。その時は担当のメールアドレスをメモして、企画書を送ります。

取材する内容はちゃんと整理しておくこと

アポが取れて取材に行くとき、一番、大事なのは、取材すべき内容を先に書き出しておくことです。
僕は次のような項目を「取材シート」として書いておき、わかるところは先に記入し、取材時に確認するようにしています。

  • ショップ名:
  • 担当者(フルネーム):
  • Webサイト:
  • 住所:
  • 問合わせ電話番号:
  • 最寄り駅:
  • 営業時間/平日・土日祝:
  • 休み/夏季休暇・年始年末:
  • 紹介する商品名:
  • 紹介する商品の価格(税込みと税別):
  • 特記事項

どれも必須の項目なので、『覚えておいてその場で聞けばいい』と思われるかもしれませんが、意外と聞き忘れるものです。
面倒でも「取材シート」は作っていたほうがいいです。また、内容は必要に合わせてカスタマイズしてください。

撮影のための料理は食べていい?

飲食店を取材する場合、撮影用にオススメの料理を無料で提供してもらうことがあります。それは取材のお願いのときにきちんと相談しておきます。

撮影用の料理は味付けをしていなかったり、片面しか焼いていなかったりすることがあります。料理に沿える日本酒は大抵、グラスにお水を注いだものです。ビールはシャッターを切るごとにかき回して泡立てます。もっとこった撮影をするときは、ドライアイスで湯気をつくることもあります。

なので、撮影が終わってもそれを食べる、ということはしません。ただし、お店の人が「食べて行ってください」と言ってくれた場合は、なるべく食べるようにしています。食べて“味”を知る方が、リアリティのある記事が書けます。

もし1日に数件続けて飲食店を取材する際には、お腹いっぱいになって最後は苦痛になるので注意が必要です。僕は1日6件食べてつらい想いをしたことがあります。

取材では聞くべきことを用意しておくこと

ショップで担当の方にインタビューします。そんなに長い時間ではないので、メモ書きで大丈夫でしょう。

  1. こだわっていること
  2. ショップのセールスポイント
  3. 紹介する商品のセールスポイント

などを聞いて行きます。それらは「取材シート」にメモしていきます。また、ショップにあるチラシ類は資料になるので必ずもらうようにしています。あと、紹介する商品にあるポップやメニューやはメモ代わりに携帯で撮影しておくと記事を書くとき便利です。

ショップ取材は「お客様ファースト」が基本

ショップは気軽に取材ができるため、初心者ライターにとってやりやすいことは確かです。ただし、お客さんとしてショップに行くわけではないので、節度ある態度が重要です。

一番、大切なことは「お客様ファースト」ということ。早く取材を終わらせたい、と思ったとしても、商品を見ているお客さん、レジをするお客さんが最優先です。

自分勝手な態度ではショップに嫌われてしまいます。逆に「お客様ファースト」を意識しているとショップの対応もよくなります。
以上のことをショップの取材の参考にしていただければと思います。

▼まずはサグーワークスでWebライティングのお仕事を始めませんか?
初心者でも運営事務局のサポートが手厚いので安心です。詳細はこちらから
468_60

この記事をシェアする

みんなの感想文

この記事は役立ちましたか?
はい・・・10人 / いいえ・・・0人
  • ライターとして、ショップへのインタビュー取材を行ったりする必要性があるということを初めて知りました。事前にショップ担当者にアポイントを取ってから訪れることと、事前に聞きたい内容を取材シートとしてピックアップしておくことの大切さも理解できてよかったです。
  • プロ直伝ということもあって、なぜ重要なのか、どうやって実行するか、ということが順序立てて書いてあり、とても読みやすく参考になりました。特に3項目目はそのまま使用できるメモのようになっており、どのように取材をするのかのイメージが湧きやすかったです。
  • 私はインタビュー記事を経験したことがありませんが、以前からそのような仕事に興味がありました。プロ目線による比較的簡単にできるショップへのインタビュー方法が分かりやすく書かれていて、非常にためになりました。
  • インタビュー取材を経験したことがありませんから、とても新鮮な気持ちを抱くことができました。けれど、コミュニケーション能力を必要とする仕事に感じられました。自分には少し無理な仕事かもしれないと思いました。
  • 自分にはインタビューをして記事を書くという事はなさそうですが、取材するときの注意点を知ることが出来ました。取材先6件の料理を食べてお腹いっぱいになってしまったという裏話は中々聞けないので面白かったです。
  • 買物や食事の際には普段からショップ紹介の記事を参考にしているので、いざ記事を書く方となると取材させて頂いたショップにとってメリットとなるよう気を遣わないといけないですね。取材シートと聞くべきことメモは時短と聞き漏れの予防に真似したいと思います。
  • インタビューは正直やりたいと思ったことはないですが、本格的にライティングの仕事をする上でとても役立つ情報だと思いました。情報量が大切な仕事なだけに全てネットで調べるわけではなく自分で実際に聞きに行き、たしかなことだけを記事にするということもプロのライターとしては当然のことだと感じました。
  • 現時点では、ショップ取材を考えていなかったため、知識が全然なく参考になる記事でした。特に体験談をもとに解説されていることと、具体的に「取材シート」の内容を記載して説明していたため、理解しやすい内容だったと感じました。
  • まだライティング初心者なので、初心者ライターはショップ取材が適していると知り勉強になりました。またショップ取材を行う際はきちんとアポを取ることと、取材で聞きたいことを整理しておくことが大事だと分かったので参考にしたいと思います。
  • この記事を全て読めば、初めてのショップインタビューでも上手くできそうな気がします。訪問前のアポ取りから、事前準備、インタビューの際の注意事項と全てが簡潔にかつ分かりやすくまとまっていました。また、お客様ファーストという姿勢をインタビュアーもしっかりと待つことが大切だというのが、とても共感できました。
ページトップへ戻る