体が資本!フリーライターはどのタイミングで健康診断を受けるべき?

体が資本!フリーライターはどのタイミングで健康診断を受けるべき?

フリーライターとして仕事を続ける上で、忘れてはいけないのが健康管理です。休職中でも給与を受け取れる制度のある会社員とは異なり、病気などによる体調不良で仕事ができなくなると収入に大きな影響を受けてしまいますよね。会社員であれば定期的に健康診断を受けることができますが、フリーライターの場合はついおろそかになってしまいがちです。ですが、病気を未然に発見するためにも健康診断は定期的に受けたいところ。ここでは、フリーライターが健康診断を受けるタイミングや必要な受診項目などについてご紹介していきます。

1年に1度は健康診断を!その理由は?

フリーライターとして健康診断を受ける場合でも、理想的な頻度は1年に1度です。その理由は、1年間無理な生活を続けていれば、それまでどれだけ健康であっても体調を崩して大きな病気を引き起こしてしまう原因となりうるため。

会社員であれば1年に1度の健康診断が義務付けられていますし、健康診断の時間も勤務時間として給料に換算されますから健康診断を受けるのに何もためらうことはありません。ですがフリーライターの場合は健康診断を受ける時間が収入につながることはありませんし、健康診断のために時間を空けるのも一苦労ですよね。色々とデメリットの多い健康診断ですが、長期的にフリーライターとして活躍するなら体調管理は必須事項です。

大きな病気をして仕事を休まざるを得ない場合になってしまえば、会社員のように手当がつかないため収入はなくなりますし、当然仕事をする時間など確保できません。そのようなリスクを考えれば、年に1度は自分の健康状態を把握する機会を設けて定期的に生活スタイルを見直すのは決して無駄なことではありませんよね。

健康診断で受診すべき項目は?

それではいざ健康診断を受けるとなったら、どのような健康診断を受けるべきなのでしょうか。基本的には会社員が受ける「健康診断Aコース」(医療機関により名称が違う場合があります)を受けておけば問題ありません。この健康診断は労働安全衛生法により義務付けられた定期健康診断で、基本的な健康状態や病気の発見につながる受診項目がカバーされているものです。検査項目は下記の通りです。

  • 身体測定(身長、体重、BMI、腹囲)
  • 尿検査(糖、蛋白)
  • 血圧測定
  • 視力検査、聴力検査
  • 胸部X線
  • 安静時心電図
  • 血液検査(ヘモグロビン、赤血球数、GOT、GPT、γGTP、中性脂肪、HDL・LDLコレステロール、HbA1c)
  • 問診、聴打診

このコースの受診費用は地域や医療機関により少し変動がありますが、大体1万円くらいです。検診専門のクリニックで行えば半日程度で全ての項目を終わらせられます。そこまで時間的、経済的負担が大きいわけではありませんから、ぜひ時間を作って健康診断を受けてみてください。

健康診断費用は経費にならない点に注意

検診が義務化されている企業の場合と異なり、フリーライター(フリーランス)が健康診断を受ける際の検診費用は経費として認められません。あくまで自身の健康管理のために行うものという認識のためですね。ただ、検診の義務がないということは役所へ検診実施の有無を報告する義務もないということです。

注意が必要なのは、あくまで「事業主」の検診費用が経費として認められないという点。もし一定数以上の従業員を常時雇用して仕事を受けている場合は、従業員に対する検診実施は義務となるため経費として認められ、役所への報告義務も発生することになります。

自治体のクーポンを上手に活用しよう

フリーライターとして働き始めたばかりで経済的な余裕がない時は、市町村からの補助がある検診だけでも忘れずに受けておくのがおすすめです。40歳以上の人間ドック補助、各種がん検診補助、歯科検診補助などクーポンが自宅に送られてくる場合が多いですから、間違えて捨ててしまわないように注意してください。また自治体により助成内容が異なりますので、気になる方はお住いの自治体に確認してみてくださいね。

健康管理は仕事の継続と医療費削減になる

フリーライターは体が資本。自身の健康があってこそ安定して仕事を継続できるのですから、健康診断を受けて健康管理をしっかり行いましょう。また将来の大病を未然に防ぐことができれば、結果として医療費や時間の削減にもつながります。健康診断には時間もお金もかかりますが結果として自分のためになることですから、ぜひ年に1度の健康診断を忘れずに行ってみてください。

こぶたのまとめ

  • 健康管理のためにも健康診断は1年に1度受けるようにするのがおすすめ。
  • 健康診断では基本的な検査項目が網羅されている「健康診断Aコース」を選ぼう。
  • フリーライターは会社員のように健康診断を経費で落とすことはできない。
  • 経済的に余裕がない時は自治体から助成がでる検診だけでも受けるようにしよう。

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みんなの感想文

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  • フリーランスの場合、健康診断の費用は経費で落ちないことを初めて知りました。考えてみたら当然なのでしょうが、文字になっている説得力があります。さらに、どんな種類の検査を受ければいいかも書かれていますので、大変参考になりました。フリーライターは身体が資本ということで、いたわることも大事ですね。
  • まだ30代ということもあり、健康診断について真剣に考えていませんでした。運動不足や視力低下などの心配もあるので、今後は定期的に受けようと思います。体が資本であることを、改めて感じることが出来てよかったです。
  • 日頃から健康管理は必要なのは理解できます。ですが、1年に1度も健康診断を受ける時間の余裕がありません。専属案件があるライターさんは、自分で時間を作りやすいと思います。タスクをしているので、あまり参考にはなりませんでした。
  • フリーライターとして働き続けるために、健康診断を受けることのメリットについて詳しく学ぶことができました。また、健康診断の費用が経費に算入できない理由についても分かりやすく書かれていたので良かったです。
  • フリーライターが健康診断を受けるべきタイミングや自治体による補助の仕組みについて、知りたい情報が網羅されていて助かりました。特に、毎回の健康診断の際に確認しておきたい項目についても分かりやすかったです。
  • 健康が優れないと良い文章が書けませんよね。元気に働き続けるためには、フリーライターでも体調管理をしっかりすることが大切です。健康管理によって仕事の継続と医療費の節約ができるので、これからも体調管理に気を付けたいですね。
  • フリーライターとして活動する上で大切なのが健康管理だということが分かりました。一年に一回のペースでなるべく健康診断を受けられるように努力したいです。どんな項目を受信すべきか一覧で書いてあったので分かりやすかったです。
  • 記事の前半部分は、フリーライターに限らず、自営業など会社員ではない人と共通の内容と感じたため、あまり参考になりませんでしが、自治体のクーポンを利用することについては、認識がなかったため、参考になりました。
  • コラムにあるように、フリーランスだと健康診断を勧められる機会がないため、医者嫌いだと受けないかたも多いかもしれませんね。会社で受ける健康診断の項目について知る機会がなかったので、詳しく紹介されていたのが良かったです。自分で受ける際の目安にします。
  • 現在専業主婦で健康診断など全くやっていないのでドキッとしました。サグーさんでお仕事を始めてから体調管理の大切さを身に染みるほど感じていますので、今年は自主的に健康診断を受けてみようと思います。この仕事、本当に体が資本だと思います。
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