結局何がいいたいの?二重否定の使い方注意

結局何がいいたいの?二重否定の使い方注意

ライターとして記事を作る上でわかりやすい文章を作るというのは言わずもがなの常識といえます。ですが、自分ではわかりやすい文章だと思っていても、他の人から見るとわかりづらい文章になっていた、ということは往々にしてあります。その原因としては、ちょっとした表現技法の使い方の誤りであることが多いもの。そこで、今回はそうしたケースの一つであり、かつライター駆け出しの頃に結構やってしまうことが多い「二重否定」について、どんな表現なのか、そしてなぜそれが良くないのかという点を中心にまとめたいと思います。

意外と日常会話で使っていることも!?二重否定って何?

そもそも、二重否定とはなんなのでしょうか?学生時代に作文や小論文の作成をしたことがある方ならもしかすると聞いたことがあるかもしれません。二重否定とは、「好きじゃないわけではない」「反対ではない」というように、否定する意味の言葉に「〜ない」という言葉をつけることで暗に肯定の意味を表す表現です。一般的にはニュアンスや余韻を感じさせることができるので、詩などで使われやすい表現といえます。日常生活の中でもはっきりと反対ではなく、賛成寄りだけど少し引っかかる部分があるときや、はっきりと自分の立場を明確にすると角が立ちそうな場面において使うことがある表現です。

なぜ二重否定を使うのは避けた方が良い?

詩的だったり日常でも使われたりする表現であるならば、文章表現でも使って良さそうに感じられます。ですが、二重否定表現は文章作成時には避けた方が良いとされています。それはなぜでしょうか?理由を一言で言えば、「わかりづらいから」です。多くの読み手に向けて作成する記事やコラムを作る際には、わかりやすいことが大前提です。そしてわかりやすいということは、誰が読んでもライターの言いたいことがはっきりとわかるということに他なりません。ですが、二重表現はその性質上、ライターの主張をはっきりと述べない表現方法です。したがって、何を言いたいのかが伝わりにくい表現となってしまいます。

もし使うならこんな点に注意してください!

二重否定がわかりづらい表現方法であるため、避けた方が無難であることは述べました。ですが、記事を淡々と書き連ねていくと単調になってしまう、という時には余韻やニュアンスといったメリハリを出すことができる二重否定を使いたくなることがあるかもしれません。二重否定自体は日常でも使う表現であるので、上手く使えば読み手にきちんと伝えることができる表現です。そのため、ここでは二重否定を使う時に注意しておくべきポイントをいくつか挙げておきます。

濫用は避ける

1回や2回の使用であれば他の文脈から主張を読み取って書き手の主張を推測することができると思います。ですが、二重否定を繰り返し使ってしまうと文章全体が曖昧な印象になってしまうことを避けられません。そのため、二重否定表現を使うのは最低限にとどめましょう。

自身の主張を明確にしておく

二重表現を使うとどうしても主張が曖昧になってしまうのは避けられません。そのため、その前後の文脈において自身の主張を明確にしておく必要があります。その際にはわかりやすさを求めるために、自身の主張を端的に表現しておいた方が良いです。「私は〇〇に否定派です。ただ、全否定するというわけではなく、〜」というようにするといいでしょう。

二重否定を使う際の注意点と例を挙げましたが、例を読んでいただくと自身の主張を端的に述べているものの、二重否定表現によってその主張が曖昧になっていることが感じられるかと思います。このように、二重否定表現は注意深く使ったとしても主張が曖昧になり、読み手にとってわかりづらい文章になってしまいがちです。そのため、記事のわかりやすさを追求するのであれば、二重否定表現はなるべく避けた方が無難かと思います。

わかりやすさに意識を向けてください

二重否定について述べてきましたが、一言でまとめると「わかりやすさが一番大切」ということに他なりません。詩的な表現や余韻・ニュアンスを出すといった技法が気になるのはライターとして当然だと思います。ですが、読み手にとっては表現技法が優れていることよりもライターの主張がわかりやすく伝わることの方がはるかに重要です。そのため、文章作成の際にはまずわかりやすさを意識し、慣れてきたらさまざまな技法を取り入れるようにした方が良いでしょう。

こぶたのまとめ

  • 二重否定は日常で使うくらい身近な表現方法の一つ
  • わかりやすさが失われてしまうため使用は控えたほうが無難

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