自分の都合で働ける!フリーライターのメリットとデメリットとは?

自分の都合で働ける!フリーライターのメリットとデメリットとは?

家庭の事情から外で勤務することが困難な人や、副収入を得たいものの本業を優先するとできる仕事がない、という悩みを抱えた人は増えているようです。家族の形や雇用事情の変化で、現代ではやむを得ない事情で経済的に厳しい状況の人は少なくありません。しかし、さまざまな環境に対応可能な働き方があります。それが、フリーランスです。個人事業主という扱いになりますが、難しいことはありません。時代に合った新しい働き方としてフリーで活躍してみませんか?

フリーランスという働き方ができた背景

フリーランスという言葉は、1990年代の中頃から一般的にも聞かれるようになりました。当時はまだ終身雇用という概念がかろうじて残っていた頃でありながら、その一方ではフリーター(フリーとアルバイターからできた造語)という言葉が生まれ、経済的な事情から多くの企業で新卒者の採用が見送られたり縮小されたりという変化が起こりはじめていました。「就職氷河期」といわれている時代のはじまりです。

何十社と採用試験を受けても就職できない若者が溢れました。高学歴でありながら、契約社員やアルバイトという働き方にしか行き場を見出せなかった人も多く、ワーキングプアという言葉も生まれています。そんな事情を背景に「フリーター」という、非正規雇用者は大量生産されました。しかし、自由な生き方を求めてフリーターを選択している人も存在しており、一定期間働いて得た収入を旅や留学の費用に充てたり、仕事で各地を廻ったりすることで自分のスタイルを確立している人も見られます。また、雇用先が乏しいという事情から、起業する人も増えました。フリーランスは、そこからさらに自分の経験や才能、技術を武器に、何処にも所属しない柔軟性を重視した働き方として広がりはじめました。

フリーライターのメリットとデメリット

現代では、新たな社会問題が起こっています。晩婚化などの事情から、単身者による両親の介護をするという世帯も多く、介護に時間を取られてしまうことが原因で失業する人も少なくはありません。子育て世帯でも、収入を得たいと考えながら、家事や育児という事情を抱えて外で仕事に就くことが難しい主婦が増えています。そんな生活に密接した事情を抱えた人でも可能な働き方が、フリーランスです。フリーランスのメリットは、雇用主がいないということです。大きな仕事が得られれば、すべて自分の収入になります。収入に上限はありません。細かい話をすれば、一定金額を超えれば申告の際に消費税の納税などが生じてきますが、2016年現在では、1,000万円を超えたものに対して発生することです。所得税も自営業としての申告になるため、通常の給与と違い減額できます。

そして、何より大きなメリットは時間に縛られにくいことです。在宅でできるので、自分の生活スタイルを変えずに働けます。一方、デメリットも知っておく必要はあります。自分で仕事を得るという性質上、仕事を得られない時もあるということです。フリーランスは仕事として作業した分すべてが自分の収入になる反面、仕事がなければもちろん収入もありません。

実際にフリーランスで仕事を得る方法とは?

仕事を取ることが難しいのかといわれれば、実際はそうでもありません。1990年代に比べれば、仕事が取りやすい環境が構築されてきています。フリーランスといっても、デザインやカメラマンなど職種はさまざまですが、ライターの場合は仕事の幅が広がっている印象を受けます。

特にwebライターの場合は、あらゆるジャンルでの記事がネット上で発信されており、スマホの普及も伴って、まだまだライターは不足している傾向が見られます。書くことが得意であれば比較的取りやすく安定しやすいという印象です。実際の仕事の取り方ですが、筆者の場合でいえば、まずクラウドソーシングを利用するところからはじめました。ネットで検索をすると、いくつかのサイトを見つけることができます。筆者は元々、フリーランスでグラフィックデザイナーをおよそ17年間続けてきた経験があるので、デザインも可能なクラウドを中心に登録しました。

しかし、執筆を今後の仕事にしたいという願望が強く、ライターの仕事を中心に、委託先の募集を見つけては応募するという方法で少しずつ仕事を増やしていきました。さらに、書くことに特化したサグーワークスに登録して、安い記事から数をこなし、勉強するつもりで書き続けました。

ライターもフリーランスの方が活躍しやすい時代

ライターという仕事も、正社員の募集は都市部を中心に見かけることは多いですが、何処かに勤務してしまえば時間の自由はききません。しかし、フリーライターであれば、はじめは厳しくても継続することで少しずつ収入はアップします。未経験者でもパソコンとネット環境があり、そして書くことが得意であればはじめられます。

まずは、クラウドソーシングで簡単な記事から挑戦し、力がついてきたら専属のライターに募集していくという感じで仕事を増やしていけば、十分生活できる収入は可能です。自宅から長く離れなければいけない事情が生じても、Wi-Fiが使える環境があれば作業は可能ですし、スマホがあれば何処でもWi-Fiになります。現代は、フリーで働くことに適した時代なのです。

この記事をシェアする

みんなの感想文

この記事は役立ちましたか?
はい・・・8人 / いいえ・・・2人
  • フリーランスという業種は昨今よく耳にする言葉ですが、日本ではまだ副業禁止の規定が多い企業が多いです。日本の仕組みを変えてもっとフリーランスが活躍できる環境が整うとこの業種ももっと活気づくと思いました。
  • フリーランスに関するメリット、デメリットがしっかりと理解できました。パソコンとネット環境があれば誰でも気軽に仕事が出来るのは魅力ですが、仕事を提供してくれるクライアント様がいなければ収入も0になるという欠点もあるので、それらを意識してこれからの活動に生かしていきたいと思います。
  • 私自身もフリーライターとして活動をしていますが、この仕事には様々なメリットとデメリットがあり、どのように割り切って働くかが大事だと思っています。また、パソコンが出来る環境であれば、どこでも仕事が出来ることに大変魅力を感じています。
  • 自分の都合で自由に働けるという最大のメリットと、仕事がないと収入が得られないというデメリットを知った上でもフリーランスはとても魅力的だと感じました。webライターならクラウドソーシングで仕事も得やすくなっているとのことなので、書けそうだなと思えるものから積極的に記事作成していきたいです。
  • フリーランスで働く以上は、仕事がない場合には全く収入が無くなってしまうというデメリットを理解しておかないといけないと感じました。ただし記事にもある通り、自分のペースで働くことができるというメリットは捨てがたいです。
  • フリーライターとして働くことのメリットとデメリットが良く理解できる記事だと思います。自由度の高さと報酬の高さにについ目がいきがちですが、厳しい面にもしっかりと向き合う必要があると分かって良かったです。
  • こちらの記事を読み、とても勇気付けられました。デザインの仕事では、フリーランスとはいえ、打ち合わせなどで勤務しているのと大きく変わりません。ライターであれば、経験したことをまた記事としてプラスに活かせると個人的にも思っています。ある意味で、それを実践されていると思うので自分も頑張りたいです。
  • 正直何を伝えたかったのかわかりづらかったですが、要するに手軽に出来て実績がそのまま収入になるので、実力がつけばそれなりの収入につながりますということなのでしょうか。フリーライターをしていれば当たり前のことだし、この記事を読む環境が既に記事に書かれている状況なのではないでしょうか。
  • フリーライターについての説明文になっており、メリットやデメリットには軽く触れているだけで深く掘り下げていないことが気になりました。もう少し具体例を挙げるなど、メリットやデメリットの紹介があれば良かったと思います。
  • フリーランスにおけるメリットやデメリットが分かりやすく明確に記述されており、フリーランスを始めようと考えている人にとってはとても参考になる記事であると感じました。また今の時代、フリーランスが比較的働きやすい環境になっている事も分かり、個人としても参考になりました。
ページトップへ戻る