ライターのスキルアップ!よりよい記事を書くために何をしたらいいのか

ライターのスキルアップ!よりよい記事を書くために何をしたらいいのか

どんな仕事でも始めてしばらくすると「スキルアップして今までより難しい仕事にチャレンジしたい」「もっと稼げる大きな仕事をしたい」と思うようになるのではないでしょうか?きっとライターでも同じでしょう。

仕事に慣れてきたら「もっと文字数の多い仕事をしたい」「単価の高い仕事を依頼されるようになりたい」と思うようになるはずです。そこで、ライターの仕事をしながらできるスキルアップの方法をご紹介します。

追い込まれたときの火事場のばか力でステップアップ

「火事場のばか力」でスキルアップというと「何をバカなことを…」と言われるかもしれませんが、いたってまじめな話です。

自分が駆け出しのライターだった頃のことを思い浮かべてみると、慣れないうちは「自分にはこれくらいしかできない」というラインというか、限界のようなものを決めてしまっていたような気がします。「これくらいできれば十分」という気持ちだったかもしれません。

しかし、私はプライドの高い目立ちたがり屋だったので、自分で限界を決めておきながら「できない」という言葉が言えなくて、無理をすればできそうだというものはすべて引き受けてしまいました。

そのため、かなりタイトな納期の仕事や、レギュレーションの面倒な仕事ばかりが集まってしまったので、自分で引いたラインの中にいたのでは納期に間に合わない状況になってしまったのです。ですから、正しく言うと「火事場でばか力が出た」のではなく、「火事場だらけでばか力を出さなければ生きていけなくなった」というのが本当のところです。

しかし、他のライターさんも同じようなことをおっしゃっていたので、やはりライターがスキルアップするときには、自分自身を追い込んでばか力を発揮せざるを得ない状況を作り出す必要があるような気がします。普段の状況ではラインを越えられなくても、背後まで火が迫ってこれば腹をくくってラインを飛び越せます。

あえて面倒な仕事を選んでする

先に書いたことにも通じるところはあるのですが、レギュレーションの厳しい面倒な仕事をやりきると、自分でも力が付いたのを実感できるのではないでしょうか。文字数の多い記事を書き上げたときよりも、クライアントからの注文の厳しい案件に対応できた時の方が自信は付くと思います。

誰でもできる簡単な案件は数をこなせるので、書くのが速い人ならその方が儲かると感じるかもしれません。しかし、簡単な案件はいくら数をこなしても、ライターとして必要とされているスキルは限られているため、スピードアップはできるかもしれませんが、スキルはアップはできないような気がします。

ある程度文章を書ける人は、自由に書ける方が楽しいはずですし、自分の意見を発信できる方がやりがいはあるかもしれません。しかし、クライアントのレギュレーションに合わせて書くというのがライターに求められているスキルであることを考えると、レギュレーションの厳しい案件にチャレンジして、その都度承認されることでスキルアップしていくことが必要でしょう。

いろいろな媒体で文章を読む

多くの人が書いた文章を読むと語彙力が付くのでおすすめなのですが、媒体が偏ると同じような文体、同じような表現の文章ばかり読むことになります。特に、Webライターをしていると、Web上の文章を読む機会は多くても、本や雑誌、新聞などの紙媒体に目を通さなくなってしまいがちですから、意識して紙媒体の文章にも目を通すようにすることをおすすめします。

ライターの仕事をしていると、資料を集めてまとめるという作業が多くなりますが、Web上の文章しか読んでいないと、信憑性のないデータから記事を作成してしまう可能性があります。さまざまな媒体の文章を読んでいれば、情報源の信憑性もしっかり見極められるようになるため、できるだけ幅広い媒体の、幅広い分野の文章に触れるように心がけましょう。

ライターとしてスキルアップできるのはライターになりたての人だけではありません。長いことライターを続けている人でも、自分が今までできていなかったことに気づき、新しいチャレンジをすればスキルアップできるはずです。私もまだまだスキルアップを目指しますから、皆さんもあきらめずにスキルアップしていきましょう。

こぶたのまとめ

ライターとしてスキルアップしたいなら、次のようにてみましょう。

  • 自分を追い込んで、火事場のばか力を発揮せざるを得ない状況にする。
  • あえてレギュレーションの厳しい案件にチャレンジする。
  • 幅広い媒体の幅広い分野の文章に触れるようにする。

ライターとしての仕事を始めている皆さんですから、
仕事をしながらスキルアップできる方法を選んでご紹介しました。
どれかひとつでもやってみることをおすすめします。

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みんなの感想文

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  • ライターとしてスキルアップするにはあえて面倒な仕事をする。なかなか出来ないことで、今まで簡単な仕事を選んでいましたが、記事を読んで難しい仕事に挑戦することが一番のスキルアップへの近道なんだとわかりました。
  • 火事場の馬鹿力というところに非常に感銘を受けました。確かに、時には己の立場を追い込み力を発揮することもあるのだと気づき、これから様々な仕事をする上で、自分を甘やかさず、自分に様々な過酷な環境を用意するのも一つの手だと思いました。
  • ライターのスキルアップに語彙力の向上は必要不可欠だと思っていましたが、それに加えて自分を追い込む必要もあることを知りました。確かに、自分を追い込めば馬鹿力を発揮しやすくなると感じたので、苦手なライティングもあえて挑戦していこうと思いました。
  • 最近ライティングの仕事を始めたのですが、なかなか思うように書けず悩んでいました。それでこの記事を読んだのですが、苦手な案件にも挑戦してみることの重要性を知りました。難しそう、ではなく、挑戦していく中で成長していこうと思います。
  • どうにかスキルアップをしたいと感じていたので、その方法を知ることができてよかったです。この記事のようなことを感じていましたが、本当にスキルアップできるのか不安でした。この記事を読んで頑張ろうと思えました。
  • ライターを初めて間もないのですが、自分がスキルアップできない事に丁度悩んでいたので勉強になりました。難しい案件に挑戦するのはハードルが高いですが、その壁を乗り越えないと先には進めないような気がしました。ネットの信憑性については日頃から疑問を感じている事だったので、自分で判断できるようになりたいです。
  • 今まで文章のお仕事をする際には、自分の得意なジャンルや難易度の低い案件を中心に受けていました。しかし、それでは自分のスキルアップには繋がらないと思い知りました。難しい案件ほど、承認されたときは安心に繋がると読み、次回からは難しい案件もすすんでチャレンジしてみようと思いました。
  • 新聞や本など読むことで文章能力が上がることや、自分の不得意なジャンルの記事を書くことには納得しますが、火事場のばか力だけではライティングは上手くいきません。時にはそういったなりふり構わないことも大切ですが、しっかり計画を練って記事を書いほうが良い記事が書けると思います。
  • 文章を書く中で中々思うように書けないことが多々あるのですが、この記事を読んで自分の中の情報量や少ないのではないかと思いました。kの記事のアドバイスにもあるように、色々な媒体の文章を読んで力を付けたいと思います。
  • まだまだ素人の私ですが、たしかに自分が出来そうなことばかりを選びがちです。何がしたいかではなく何が出来るかを考えているので、あえて苦手分野を選んでみることもスキルアップのためには大切なのだと思いました。Web上の文章だけでなく本や雑誌にも積極的に目を通そうと思います。
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