仕事を依頼されるライターになるために必要なこと

仕事を依頼されるライターになるために必要なこと

今回こぶたの鉛筆のスタッフさんからいただいたテーマは「仕事を依頼されるライターになる方法」というものです。しかし、「こうすれば明日から仕事がジャンジャン来ます!」なんて方法は私も知りたいくらいです。
そこで、今回は今のようにコンスタントに仕事をもらえるようになるまでに私がしてきたことをご紹介します。

苦手なジャンルは少しでも減らす努力をする

旅やグルメ、美容など、特定の分野の仕事だけを専門にライターの仕事ができたらいいなと思っている人は多いかもしれません。しかし、実際は同じ分野を得意分野としているライターが多いため、よほど詳しくないとその仕事だけで稼ぐというのは難しいと思います。

私の場合は、これといってずば抜けた得意分野はありませんが、苦手分野をできるだけなくすようにしました。強いて言えばITが苦手ですが、それでも人並み以上のことは知っているつもりです。
得意分野を深く掘り下げることも強みになりますが、私の場合は浅くても幅広い知識を増やして、目の前を通り過ぎそうになった仕事をつかみに行けるようにしました。

できるだけ納期は前倒しで仕事をする

初めて仕事を依頼されたときは、たとえどんなに安い原稿料の仕事でも、納期を前倒しして仕上げることが大事です。例えば、1週間の納期で依頼されたら、半分の3日か4日くらいで仕上げて提出するようにします。もちろん、誤字脱字なく、要件を満たした文章を書いて提出するということが前提ですが、「この人は正確で仕事が速い」と印象付ける仕事をすれば、100%次の依頼が来ます。

実際にこのやり方で、単発の仕事でも相手から次の仕事もしてほしいと依頼されたくらいですから、中でもイチオシのポイントです。

連絡が付きやすいことは必須

ライターは文章を書き上げるスピードだけでなく、さまざまな面で対応の速さが要求されます。ですから、電話での連絡が付きやすいことも大事な要素のひとつだと思います。
メールの確認や返信をマメにすることも大事ですが、急ぎの用事は電話で来ますから、それに出られるか出られないかは大きな差になります。特にライターの数が多い場合には、かかってきた電話に出られないと次の人のところにチャンスが移ってしまいます。

「できない」は言わないが、他に得意な人がいそうなものは他に振る

私は、仕事に関して基本的には「できません」は言わないことにしています。というのも、日ごろから幅広く対応できるようにいろいろなところにアンテナを張っているので、調べれば何とか書けるだろうと考えている範囲が広いからです。

そんな私が「できません」と言ってしまうと、他のライターさんも対応できないことが多く、せっかく依頼してくれた人を困らせてしまいます。それでなるべく断らないようにしているのですが、明らかに他の人の方が得意だろうという内容のときには、「こういった案件が得意な人が他に数人いるでしょうから、その人に一度書けるか聞いてみてください。それでもダメだったら書きます」と返事をするようにしています。そうすると、代わりに別の書きやすい案件がもらえることも少なくありません。

相手が何をしてほしいか考える

依頼をもらうためには、依頼してくれる人が何をしてほしいかを考えることが大事だと思います。
クライアントの意向というだけでなく、仕事を割り振りしてくれる人の求めていることも含めてです。例えば、私は再提出まで2~3日の猶予がある修正依頼が来た場合でも、修正依頼が来ていることに気が付いたら数分以内に直して再提出するようにしています。

私と仕事をすると仕事がやりやすくなりますよ、というアピールができるくらい相手の求めていることを考えて仕事をすると、依頼がされやすくなると思います。

プラスになる提案はできるだけする

サグーワークスで仕事を始める前に、他のところでもしていたことですが、ライターとして案件を仕上げている間に気が付いたことは、できるだけ提案するようにしています。というのも、ライターとして案件をさばいてみないと、仕事を依頼するクライアントや、仕事を割り振ってくれるクラウドソーシングの運営事務局のスタッフでは気が付けないこともたくさんあるからです。

「実際にこの仕事をしてみたら、こういうところが気になりました」とか、システムについて、「ここをこうしていただけるともっと使いやすくなると思います」というようなことを提案すると、新しい仕事を試しにやらせてみようかと思っていただけるような気がします。

他にできる人がいないなら無理をしてもやり遂げる

もうひとつ、私が心掛けてきたことは、誰でもやれる仕事よりも、他の人が避けるような仕事を引き受けるようにしてきたことです。
特に、ライターがたくさんいる場合、書きやすい案件や、得意な人が多い案件は私がやらなくても誰かが書いてくれるので、みんながやりたがらず、募集されても誰も対応せずに残ってしまうような仕事を引き受けるようにしてきました。

中には割りに合わないと感じるものもありましたが、やってみて損だった仕事はありません。それなりに自分の実になり、次の仕事に活きています。

仕事を依頼されるライターになるためには、信頼して仕事を任せてもらえる存在になる努力をすることが大事です。文章力を上げることももちろん必要ですが、とにかく一緒に仕事をしたいと思ってもらえるライターを目指すことが近道なのではないかと思っています。

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こぶたのまとめ

仕事を依頼されるライターになるために必要なことは以下のとおり

  • 浅くても広い知識を持っている方が依頼は来やすい
  • 仕事はできるだけ前倒しで仕上げる
  • メールやチャットだけでなく電話での連絡のつきやすさは大事
  • 「できない」はなるべく言わない
  • 相手のしてほしいことを考えて行動する
  • 気づいたことがあれば積極的に提案する
  • 他の人が避けるような仕事を引き受ける

仕事を一緒にしたいと思ってもらえるようになれば、自然と依頼が来るようになるはずです。

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みんなの感想文

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  • どうすれば、期待されるようなライターになるのかがこの記事を読んでみてわかりました。基本的に今までは好きな記事、書きやすいものばかり書いていましたが、苦手分野も少なからず克服していくことがとても大切なんだなと実感しました。
  • 私はライティングのサイトで募集されている案件しか行ったことが無いのですが、ライターとして生きていくのならば自分から仕事をとっていかなければならないことに気づくことが出来ました。自分で仕事を取るのは難しそうですが、頑張ってみようと思います。
  • 最初にこの記事のタイトルである、仕事が依頼されるという部分に自身にも教えてほしいという前書きがあったのにも関わらず、依頼されるのに必要なことがこれでもかと書かれていたので、とても読みごたえがあり参考にもなりました。特に、とにかくやってみるという仕事のスタンスは自分に足りない所だと痛感しました。
  • やはり苦手分野の克服は大事だと痛感しました。その中での柔軟な対応の仕方、ライターとしての大事な心構えなどを知る事ができ、非常に参考になりました。他の人がやらない分野の仕事を引き受けて、ライターとして成長していきたいです。
  • 「自由度の高い仕事をこなして収入を得る」をテーマに日々模索してWebライターにたどり着いています。今回の記事を読んでみて、これからWebライターの仕事の一端に触れる事ができてとても参考になりました。気を付ける点は連絡、仕事の速さ、提案等サラリーマンと変わらないように感じました。
  • 仕事を依頼されるライターになりたいです。そのためにも、日ごろからの努力が必要なんですね。ついつい、得意なジャンルばかり書いてしまいますが、苦手をなくすことで、書ける幅も広がります。納期よりも、早めに収めることで、手直しも早くできますよね。仕事を依頼されるには信頼が大事なので、頑張ります。
  • ライターという仕事をしていく中で、情報量や知識の豊富さも重要ですが、クライアントが何を求めているのかということや、連絡がつきやすいことも大事なのだと思いました。そういうことを踏まえて今後の仕事に向き合っていきたいです。
  • どうすれば依頼が来るのかという悩みが氷解した気がします。これまでは、納期にさえ間に合えばよいというかんがえでしたが、それではいけないと感じました。クオリティの高い文章だけでなく、仕事が早いということも目指したいと思います。
  • 職場にもいる頼りになる人の典型です。これぞプロフェッショナルの領域でしょう。得意な分野を作りながら、苦手分野も少なくするというのは、なんだか成績の良い受験生のような気がします。まずは得意な分野で、一定の評価を得られるように頑張りたいです。
  • ライターさんが紹介している手法の数々はすぐ実践できるものばかりでとても参考になりました。メールなどのクライアントさんに送る際の礼儀やルールをしっかり把握して不快に思われないように心がけていきたいです。
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