これで仕事が増えるかも!?ライターの実績の上手な見せ方

フリーライターをしていると、決まったレギュラーの執筆物が無い限りは、常に新たな仕事の案件を募っていなければなりません。その際、必要になるのはアピールできるライターとして実績です。そこで今回は、ライターの実績をどのようにアピールすれば良いのかをご紹介します。

まずはしっかり自分を知ってもらうための名刺を作ろう

どんな仕事でもそうですが、名刺は自分を知ってもらう上で一番初めの顔になります。フリーライターとして活動しているジャンルにもよるとは思いますが、会社員ではないのですから、あまりそっけなく地味な没個性なものは避けた方が良いでしょう。かといって、あまり派手にふざけた名刺はちょっと相手が引いてしまうこともあるかもしれません。ユニークなものや奇抜なデザインよりもシンプルかつおしゃれな名刺で、なおかつ見やすく好印象を残すものが好ましいでしょう。

また、レギュラーで執筆しているWEBサイトや雑誌、また自分が執筆した書籍などがあれば名刺の裏面に記載しておくと良いかもしれません。その際にもあまり過剰にアピールするのは禁物です。あくまでも謙虚に、かつ実績が伝えられるようにするのがポイントです。

ツイッターやfacebook、インスタグラムはうまく使おう

SNSを使った宣伝活動はいまや当たり前の世の中になりました。仕事に限らず、自分の生活面のことも知ってもらえることができるSNSですが、使い方に気を付けないといけません。ライターにとっては、SNSも自分がやった仕事をアピールできる大切な場なのですから、常にクライアントの目にとまることを意識しましょう。

例えば、自分が取材した人物と一緒に写メを撮って「〇〇さんを取材しました!」というツイートをすることがありますが、あまり頻繁にしていると「こいつミーハーだな」と、仕事の価値を下げしまうかもしれません。また、イベント取材現場で撮った写真などを上げるとネタバレになってしまうこともあるので、マナーを守れないやつだと思われないように気を付けましょう。

逆に、自分が取材した原稿が掲載されたときには、その媒体の宣伝にもなるわけですから、どんどんツイートしても良いと思います。また、プロフィール欄には自分が関わっている媒体の社名などを書いておくのも良いでしょう。facebookやインスタグラムの場合も同様です。

定期的なブログ更新は意外と効果あり

意外、といってはなんですが、SNSよりもブログをマメに更新している人には仕事が舞い込みやすいようです。というのも、SNSだとどんどん情報が流れていくので、情報が見られるかどうかはタイミングに左右されてしまいます。しかし、定期的に更新されるブログであれば、更新した記事すべてが目に留まる可能性があります。

ブログに書く内容は、自分の日常的なことではなく、しっかりとテーマを決めたものにしましょう。例えば、映画ライターならば「見逃しがちな名作映画を発掘」というテーマの元に自分が観た映画DVDのレビューを毎回書くだけでも良いと思います。「この人の文章は独自の切り口で面白いな」と思わせることが出来れば、新しい依頼が舞い込むかもしれません。ツイッターでは140文字しか書けませんから、ブログでしっかり自分の文書力をアピールするのは良い方法です。

ライターにとって人目に出る文章はすべて作品

文字を書くことを生業としているライターにとって、記名をして出している文章は、たとえわずかな文字数であっても自分が世に出した「作品」だと思った方が良いです。書き間違いや事実誤認など、ほんの少しのミスでも仕事に影響を及ぼさないとも限りません。

自分が執筆した原稿のアピールをすること以上に、日頃から文章による表現に対して敏感になっていることが、なによりの実績作りにつながるのではないでしょうか。

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みんなの感想文

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  • 名刺づくりに関しては、今後の参考にします。ツイッターやfacebook、インスタグラム、ブログはやっていません。どうやればいいのかもわかりませんが、どうしても仕事に必要ならば、考えてみます。いずれにせよ、記事に書いてある通り、どんな文章でもその人の能力や技術がそのまま伝わってしまうので、常に注意するように心がけています。
  • 通常の営業ではなく、ライター特有の営業方法について書かれていて為になりました。私は普段SNSを利用していないので、クライアントから依頼をもらうためにこれから活用してみたいです。また、ブログがそんなに効果があるとは思いませんでした。
  • 世の中にはライターが溢れています。そんな中でも仕事をもらうには自らアピールすることが大事なんですね。SNSやブログは簡単に作ることができ、自己アピールや文章を書く練習にもなるので、やってみようと思います。
  • SNSやブログの活用はライターをするにあたって有益な部分も多いようで、私は放置しがちだったのでまた更新してみようかなと思いました。ライターにとって人目に出る文章はすべて1人前の作品と認識して気を付けて作業していきたいです。
  • フリーライターは自由ではなく、厳しい制約のある仕事であるということが解りました。まず顔合わせの名刺のアピールから始まり、自分の過去の仕事などのさりげないアピールが必要だということも解りました。逆に自分で運営しているブログ等はこまめに更新していかなければ手抜きをしていることを相手から見透かされてしまうということも解りました。ただしアピールをしすぎると嫌味にとられるということもよく分かりました。
  • フリーライターとして活動する場合に必要な手段を知ることが出来た。名刺やSNSなどを活用することでそのあとの依頼も増えるということがわかり、定期的にブログを更新して発信していくことも効果的なのだと感じさせられた。
  • ライターとして仕事を増やすための具体的な方法が書かれていたのがよかったです。SNSやブログのことは、今日からでも実践できそうだと思いました。また、名刺は形式的なものではなく、自分を知ってもらうための顔としてこだわらないといけないなと思いました。
  • フリーライターとして活躍するために、知っておくと便利な情報が書かれているので、参考になると思いました。書かれていることはどれもすぐに実行できるような簡単なことなので、今日からでも実践できるという点が良いです。記名して文を書くなら自分の「作品」と思う、ということに、文章を書く者としての意識を持つことが大切なのだと感じました。
  • 本格的にライターを職業としてやりたいなと思っていたので、物凄く参考になりました。ツイッターなどを使って自分をアピールするなんて全くわからなかったので、凄く良かったです。自分のアピールの仕方を教えてくれる記事だったので、良かったです。
  • ライターをやっていくというのは、とても覚悟のいることなのだなと思い知らされました。「名刺」は自分の名前に価値があると胸を張っていえなければとても作れませんから。宣伝についてもそれは同じで、でもそこがスタートラインなんですよね。
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