源泉徴収ってよく聞くけど・・・?!ライターが申告すべき税金の世界

源泉徴収ってよく聞くけど・・・?!ライターが申告すべき税金の世界

ライターとしての活動を続ける中でフリーランスとして活躍したい!という思いを持つタイミングが来るかもしれません。そうした時、少し気になるテーマの一つに、税金はどうなる?というものがあります。会社勤めであれば会社が勝手に処理してくれるものですが、いざフリーになったらその辺りも自分で処理をしないといけなくなります。

そこで、フリーランスのライターとして活動するために考えておきたい税金についてまとめます。

クライアントから受け取る報酬が思ったよりも少ない??

ライターとして活動して報酬を受け取る時にまず注意すべきは「源泉徴収」です。ライターとして報酬を受け取る時には、源泉徴収された上で報酬を受け取ることになります。というのも、フリーランスに支払われる原稿料は源泉徴収の対象となるためです。

そうしたことを知らずにフリーで活動していこうというのに「報酬額がおかしいのでは?」とクライアントに申し出るようではプロ失格ですし恥をかくことになります。報酬を額面通りに受け取るわけではないということは基礎知識として覚えておきましょう。

確定申告時にはきちんと源泉徴収額を確認することが必須!

ところで、税金に関してフリーランス側で何か対応は必要になるのでしょうか?よく、源泉徴収として先にクライアントが納めている税金とは別に、自分の方でも納税についてやらなければならない事務処理があるのでは?と心配している方がいます。

その点に関してですが、税金はクライアント側が納め、残額を報酬として払われる形になっているため、自分が追加でどこかに納める必要というのは全くありません。また、源泉徴収に関する基本的な処理は、クライアント側が対応するのでこちらについてもライター側で対応する必要はありません。

ただし、先に税金を納めていることになっているので、確定申告時には源泉徴収額はきちんと報告をしないと還付を受けられないどころか、既に納めているはずの税金を再度支払うことにもなりかねません。そんな目も当てられない事態を避けるためにも、報酬を受け取る際にはきちんと源泉徴収額を確認しておくことは必須です。

フリーランスとして活動し始めたばかりの時期は、成果を納める前にクライアントとご自身の報酬や税金について事前に細かく打ち合わせるのは気がひけるかもしれません。「お金にうるさい細いやつだ」というイメージを持たれることを不安に思われる方もいるかもしれません。ですが、お金の管理はフリーランスにとっては最重要課題といっても過言ではありません。

逆にその部分を曖昧にしておいて後で問題が大きくなる方がよほど深刻です。自分自身の大切な報酬について、そして税金処理については最初にきちんとクライアントと確認しておくのが無難でしょう。

個人事業主にとってのマイナンバー

報酬を受け取るにあたって、クライアント側で支払調書作成のためにマイナンバーを求められることがあるかもしれません。フリーランスはあくまでも個人事業主ですから、マイナンバーも個人のものになります。そのため、マイナンバーを提出したくない、と考える方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

意外に思えるかもしれませんが、実はクライアントのこの申し出は拒否することもできます。ただ、制度上はそうなっているとはいえ、円滑な関係を築くとともに、支払調書をスムーズに作成してもらうためには、求めに応じてマイナンバーを提出した方が無難でしょう。

また、平成28年度の確定申告からはマイナンバーの記載が必須になります。そのため、もしクライアントからの報酬以外で収入がある場合、それを申告していないと収入が捕捉されて追徴課税を課せられる可能性があります。要は収支の管理が国側からきちんとされるようになっていますので、自身の収入についてはきちんと正確に申告するように注意しましょう。

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こぶたのまとめ

  • 源泉徴収について自身で対応することはほとんどありません
  • ただし、確定申告時にはきちんと源泉徴収額を確認しましょう
  • マイナンバーを求められたら提出するのがベター

 

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みんなの感想文

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  • 源泉徴収は私もよく聞くフレーズだったのですが、いまいち詳細がわからずこの記事を通じて、詳しく知ることができ大変ためになりました。マイナンバーを導入することで手続きが円滑にできることも多いようなので上手に活用したいです。
  • フリーランスの仕事に就く際に必要な税金に関する知識を学ぶことが出来る、とてもわかりやすい内容でした。特に確定申告の詳細やマイナンバーの扱いなど、社会生活を営むうえでの重要な取り決めがすぐに理解出来ました。
  • マイナンバーの提出を拒否できることは知りませんでした。フリーランスとして活動するとマイナンバーを様々なところへ提出しなければならず、何かと不安でしたが状況に応じて選択するというのもありかなと思いました。
  • 非常に参考になりました。企業に勤めていればやる必要のない確定申告も、フリーランスのライターだと必要になってくると知って、しっかり覚えておこうと思いました。クライアントとの金銭面のやり取りも、全く知らなかったので、勉強になりました。
  • 源泉徴収という言葉は聞いたことがありましたが、恥ずかしながら意味までは知りませんでした。私はフリーランスで活動していることはまだ考えてないですけど、もしなるときにはこの記事で読んだことを注意しておきたいです。
  • まだそこまで稼ぐ事が出来ていないので、税金なんて自分の話ではないなと思っていたんですが、税金は他人事じゃないなと気づくことが出来て凄く参考になりました。わかりやすい解説だったので、凄く理解が出来ました。
  • フリーライターの場合、報酬から税金を納めることになると思っていたので、源泉徴収としてクライアント側から納められていたとは思いませんでした。このような報酬や税金に関することは、よく知らない分野なので、ためになりました。
  • フリーランスとして活動するには源泉徴収をしなければならないことを初めて知りました。ただ記事を書くだけではなく大変だなと思いましたが、フリーランスは個人事業主なのでお金の管理をしなければならないのは当たり前のことなんだと分かり勉強になります。
  • 納税に対して、どういう風に振る舞えばよいかが書いてあって、役に立ちました。会社勤めとは世界が違うので、こういう記事は大切です。マイナンバーについては、頭にありませんでした。納税とマイナンバーの組み合わせは、私にとって新たな気づきとなりました。
  • 会社に勤めていると、税金などは会社側が全て行ってくれます。そのため、税金に関してさほど気にすることはありませんでした。しかし、フリーランスとして活動していくためには、ライティングの知識だけではなくお金の知識も必要なのだと、この記事を読んで知ることが出来たのでよかったです。
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