意外と奥が深い!「~など」「~ら」の正しい使い方について考えよう

意外と奥が深い!「~など」「~ら」の正しい使い方について考えよう

「~など」や「~ら」といった表現はどんな文章でも頻繁に使いますよね。これは例を出して何かを説明・紹介する時にわかりやすくする際に使用するのが基本です。しかし、ひとつしか例を出さずに「~など」と言ってしまう方も結構見かけます。絶対にダメというわけではありませんが、これはあまりいい使用法とは言い難いものです。また、「~など」と「~ら」では使う対象も実は違います。これらは受け取り方次第では悪い印象を与えかねないデリケートなことでもあるため、やらかして注意される前にしっかり使い方、書き方を勉強しておきましょう。

第一原則:複数の例を出すときに使う

冒頭でも述べたように、これらの表現は基本的に2つ以上の事柄を指して使います。例えば食べ物の場合は「ご飯など」ではなく「ご飯やパンなど」のように2つ以上の例を並べるのが基本的なルールです。ひとつしか例を出さない場合は「~など」ではなく、「~のように」と言い換えた方が自然な文章になります。ひとつなのに「~など」と言ってしまうと、他のものはないように聞こえるので情報としての信憑性に欠ける表現になってしまうので注意しましょう。

これに関してはどうやって使うのかというよりも、使ってはいけないのはどういうシーンなのかで考える方がわかりやすいかもしれません。

第二原則:人に対しては「~ら」を、モノに対しては「~など」を

第一原則に加え、この2つはそれぞれ使う対象が定められており、人に対しては「~ら」を、モノに対しては「~など」を使うのが基本的なルールです。しかし実際のところ人に対してはどちらの表現でも文法的には問題ありません。モノに対して「~ら」と表現するとおかしくなるので、そのための差別化だと思っておくといいでしょう。

そしてひとつ大事な注意点です。「~ら」も「~など」も複数を指す場合の表現なので「子供ら」「子供など」という表現の場合はどちらも複数人を指す表現になりますが、意味合いは違ったものになります。

  • 子供ら → 複数人の子供だけを指す
  • 子供など → 子供以外の誰かも含めた複数人を指す

「子供ら」は子供だけをさす複数形なのに対し、「子供など」と言ってしまうと子供以外も対象になってしまうので読み手に誤解されかねません。言い方ひとつで大きな誤解をされかねないので、正確な情報が求められる報道の現場においてはこういった使い分けは非常に重要なこととなっています。

第三原則:人に対して使う「~ら」は親愛・謙譲・蔑視の意味を持つ

3つ目の原則は文法というよりマナー的な問題です。どの相手に対して使うのが適切かを見極めるのが大事ですが、基本的に目上の者に対して使ってはいけないと覚えておきましょう。例えばこのような例が挙げられます。

【NG】先輩ら、社長ら
【OK】先輩たち、社長たち

おそらくこの例に対して「別にどちらでも問題ないのではないか」「むしろ逆が正解なんじゃないか」といったさまざまな意見があると思います。このあたりは人によって感じ方が違うため、ある意味では決まった正解のないルールでもあるのです。「~ら」と使われると気分を害す人がいるのは、「奴ら」や「あいつら」のように軽んじているような「蔑視」の意味を持つためです。

感じ方はそれぞれですが、辞書には「~ら」は【蔑視の意味合いを持つので目上の者には使わない】と書かれています。あくまで辞書においてということになってしまいますが、「~ら」は目上の者に対しては使わないほうがいいでしょう。例え書き手に悪気がなくとも、相手の感じ方ひとつで意味合いに大きな差異が生じてしまうのが日本語の難しいところですね。報道の現場においても意見の分かれるテーマとのことなので、色々な人とこのテーマについてディスカッションしてみるのも面白いかもしれません。

こぶたのまとめ

  • どちらも複数を指す場合に使う
  • それのみを指す場合は「~ら」を、それ以外も含める場合は「~など」を使う
  • 蔑視の意味合いを持つので、目上の者には「~ら」は使わないほうがいい

みんなの感想文

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  • 記事を読むまでは、何となく使ってきた「~など」ですが、原則が意外と多くて少し驚きました。文法的なこともマナー的なことも、よく理解できて勉強になりました。今後は3つの原則に気をつけながら文章を書いていきたいです。
  • 「~ら、~など」に原則や、それぞれの使い分があることを初めて知りました。ヒトに対しても含めていつも「~など」を使用していました。今後は、今一度それぞれの使い分をより意識し、使用していきたいと思います。
  • 普段、自然に使い分けている言葉も、注意深く見てみると微妙なニュアンスの違いがあることがよくわかりました。目上の人に対して「ら」を使わない方がいいことはなんとなく分かっていましたが、「たち」を使っていいとは知りませんでした。勉強になりました。
  • 自分がよく使う言葉だったので参考になりました。自分で考えていても、なかなか表現の選択は難しいので学ぶことで今後気を付けることが出来ます。意味合いや状態まで理解が及ばす間違った使い方やおかしい文章になっていたこともあったと改めて思いました。
  • 今まで〜など、〜らの接続詞を自分が文章を、繋ぎやすいと感じた時に簡単に使っていました。しかし、使い方を間違えると文章として成り立たなくなるだけではなく、自分の職場の上司の方や、知人が絡んでいる場合は失礼になるという事を知ったので、今後は気をつけたいと思います。
  • 「~など」といった表現は私も文章で使いがちだったのですが、記事を読んでみて間違って解釈していた部分も多く気を付けないといけないなと感じました。同時に日本語って奥が深いなと改めて感心するばかりでしたね。
  • ~ら、と言う表現をあまり使ったことがないので、勉強になりました。~など、も無意識に使っていたのですが、正しい使い方をしていたと思うので、良かったです。表現の仕方、言葉じりまで、しっかり書かないといけないんだと理解できました。
  • 普段何気なく使用してきた表現方法ですが、こんなに細かな原則があったことを改めて知ることができました。これから先は、記事で読んだ内容に注意しながら良い文章を書いていきたいと思います。とても参考になりました。
  • などの使い方は、複数でということは知っていましたが無意識のうちにひとつしか例がないのに、などを使ってしまっていることもあったので、きちんと読み返して意味が通るか確認していくことが大切だと思いました。〜らの使い方も改めてしっかり知ることが出来たので、きちんと使い分けをしていこうと思います。
  • 〜ら、確かにライティングで使った事なかったです。全て〜などでやってきたので、確かにそうだなぁと再実感しました。記事の内容やニーズを見極めて、〜らも使用してみようと思います。蔑視のような使い方にはならないよう細心の注意が必要なのが難しいですけどね。
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