こうすればライターへの道が開ける!どのようにして音楽ライターになったのか

ライターになりたい、自分の文章を多くの人に読んでもらいたい!だけど、正直いまいち自分の文章に自信が持てない、という人もいらっしゃるのではないでしょうか?また、どんなに文章力がついても、お金をもらえるような仕事につながるのはどうすれば良いのかわからない人もいると思います。そんなときは、ライターへの道が開ける講座などに行ってみてはいかがでしょうか。

ライター講座に行ってみよう

私が現在フリーライターとして収入を得ている仕事の半分くらいは、音楽関連の取材や下記原稿によるものです。WEBサイトと月刊誌で、ほぼレギュラーとして執筆させて頂いているのですが、最初から書かせてもらっていたわけではありません。10代から20代の頃にバンドをやっていたこともあり、音楽についての文章を書いて投稿したことは素人時代にもけっこうあります。それはあくまでも読者の投稿ではあるものの、自分の文章が掲載される喜びはその頃に味わっていたといえます。

その雑誌は、音楽雑誌としては老舗であり、メインで書いているライターにも有名な音楽評論家の方がいました。以前はまったく意識していなかったのですが、その後社会人になりサラリーマンをしつつも漠然とライターになりたいなと思い出した頃に、ふと「そういえば音楽ライターってどうすればなれるんだろう?」と考えました。そして、「もしかして音楽ライター講座とかやってるんじゃないかな?」と思い立ち、インターネットで「音楽ライター講座」を検索してみると、さほど多くはないもののいくつかの講座がみつかりました。その中に、なんと昔から読んでいた雑誌に書いていた音楽評論家の方の名前があったのです。「〇〇さんが直接教えてくれるなら行こうかな?」最初は、正直ミーハーな気持ちもありましたが、講座を受けたからといって必ずしもライターにならなければいけないわけではありません。気軽に趣味の一環として通うことにしました。

人に読んでもらうことで自信になる

その講座は、2週間に1回90分程度のものでしたが、思ったよりも実践的な講座でした。最初から課題が出され、「あなたの好きな音楽について何でも良いから1000文字書いてきなさい」というものでした。人間、「何でも良い」と言われると、なかなか何を書いて良いのかわからなくなるものです。そこで、以前行ったことのある某洋楽ミュージシャンのライヴがいかに素晴らしかったかを思い切り主観で書いてみました。すると、次に講座に行ったときに、なんと全員の文章をその場で読み合わせて感想を言い合うというディスカッションをおこなうことになりました。かなり恥ずかしかったのですが、意外と評判が良く、講師の音楽評論家の方からも評価してもらえました。そこからは、毎回キッチリと課題をこなしながら、読み合わせで評価を頂き、徐々に自分でも「これはライターとして通用するのでは?」という自信を深めて行きました。

そして、ある日講師の方から「今度、音楽雑誌でディスクレビューを書いてくれる人を探しているんだけど、もし良かったら書いてみる?」と提案して頂いたのです。ライターになりたい気持ちがどんどん強くなっていた自分にとっては願ってもない話です。2つ返事で「やります!」と答えて執筆を開始しました。商業誌に掲載されるわけですから、これまでの講座とは違い厳しいことも言われましたが、結果、自分の書いた文章が載った雑誌が書店に並んだときには本当に感激しました。もちろん、原稿料もしっかりと頂き、プロとしての一歩を踏み出すことができたのです。

とにかく一歩外に出てチャンスを生み出そう

ライターというと、パソコンに前に向かってひたすら文章を書いているイメージがありますが、それはプロとして仕事があるからこそできることです。家で本を読んだり映画を観たり、音楽を聴いて感性を磨くことも大事ですが、文章力を高めるのと同時に、人とのつながりを作ることで、チャンスを生み出すことが大切です。ライターになりたい方は、まずは積極的に色んな場所に出かけて学んだり人と知り合う行動力を発揮するようにしましょう。

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みんなの感想文

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  • 音楽ライターになるのに講座があるとは知りませんでした。講座内容も具体的で分かり易かったです。ただ講座を受講して終了ではなく、仕事をあっせんしてもらえるチャンスにもつながるなら利用する価値があると思いました。
  • 都市部ならば、文章講座が開催される機会は多いと思います。私自身、単発の文章講座に参加したことがあります。とても参考になりましたから、このような機会があるなら、積極的に参加する方法は有効だと思いました。
  • プロのライターになりたい訳ではないので自分への参考にはなりませんでしたが、自分のやりたい仕事を得るには、様々な事にチャレンジする精神が大切だという部分には共感しました。人とのつながりを大切にし、そこから生まれたチャンスをつかむことが重要で、外に出て一歩踏み出さないと何も始まらないなと思いました。
  • ライターになる方法としてライター講座に行くというのは一般的な事ではありますが、実際の体験談と絡めて説明してあったのでとても分かりやすかったです。プロのライターになる為には感性を磨くだけでなく、外に出ることが重要というのが印象的でした。人との繋がりが仕事に繋がっていくのは他の仕事と同じなんですね。
  • ライターとしての技術力を上げるためにはライター講座などに行って実際的な訓練を受ける事も必要だというのは納得しました。ただライターになろうと思っている人の中には、人と直に接するのが苦手な方もおられると思うので、行動力を発揮しましょう!と言われるとプレッシャーになるのではないかと思いました。
  • ライター講座、そういったものがあるとは知りませんでした。確かに読み合わせは緊張しそうですが、自分が作った文章の良いところ・悪いところがダイレクトに伝わりますし、ほかの受講者の文章もみんながどう感じるかを話し合うのはとても勉強になりそうだと感じました。
  • ライターとして仕事をする上で、自分の得意分野を持つ事ってすごく大切なんですね。私はまだコレといった得意分野がなかったので、よりライターとしても実力をつけるために、講座に参加してみようかなという気になりました。
  • 在宅ライターという仕事があるのは知っていて、興味があったのですがどうやってなれば良いのか分かりませんでした。こちらの記事を見て、ライター講座に行ってチャンスを広げるのも一つの方法だなと思いました。積極的に講座などに参加して、人との繋がりを作る事も大切なんですね。
  • わたしもライティングの仕事をはじめましたが、在宅での仕事のみで、外に出て活動することは一度もありませんでした。ライター講座なら、自己成長にもつながり、新たな道が開く可能性も感じられるため、挑戦してみたいと思います。
  • 音楽についてのライターは多分私には縁がないと思います。何よりも基礎的な音楽の知識がなく、ゼロから始めるには遅すぎると思うからです。でもこの人が、講座に通い書店に並ぶほどの文章を書けるようになったことは素晴らしいと思います。
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