教えて!プラチナライターになるとどんな案件の依頼があるの?

教えて!プラチナライターになるとどんな案件の依頼があるの?

サグーワークスにはいろいろなライターのお仕事がありますが、その中にはレギュラーやゴールドの案件とは一味も二味も違う、プラチナライター特有の案件もあります。特に、クライアントがプラチナライターを指定して依頼する案件のうち、タスク案件として公開で募集されるものではなく、専属のライターを募集した後割り振られるものの中には、専属案件でしか出会わないような案件もあります。そこで、私がプラチナライターになって実際に関わった案件の中から特にプラチナ案件らしいものをピックアップしてご紹介します。

システムキッチンやバスルームの商品説明

私がこれまで書いた中でもっとも文字数が多くて記事単価も高かった案件は、システムキッチンやバスルーム、洗面化粧台、トイレなど、家のリフォームで選ぶアイテムの商品紹介の記事でした。指定文字数は約10,000文字で、それぞれの商品についてカタログを端から端まで読んだうえで、カタログで紹介されている内容を1つ1つ別の言葉で紹介していくというものです。

この案件の難しかったところは、カタログで紹介されている順番ではなく、ホームページに掲載したときに気になる点を順番にクリックしていくと欲しい情報が写真入りで出てくるように、内容の並べ方を考えなければならなかった点です。しかも、カタログの写真を全部使えるようにちりばめて、文字数制限のある中で読む人が興味を持つように、わかりやすい言葉を選んで書かなければならないのが大変なところでした。

同じメーカーの同じような商品についての記事をいくつも書いていくと、自分の書いた文章でWeb重複を起こしそうになるので、その辺も苦労した点です。中にはカタログが4ページしかないのに約5,000文字で紹介しろと言うものもあり、さすがにそれは無理だったので文字数の調整をしてもらいました。プラチナライターの専属案件の中には、書き始めてみないと条件通り書けるかどうかがわからないものもあり、途中で変更や調整が必要なこともしばしばあります。でも、そのようなときはなぜ書けないのかを運営事務局に伝えれば、きちんと対応してもらえるので安心です。

出版社のメディアの書評

私が担当している案件の中で、自分なりに一番勉強になっていると感じているのは出版社のメディアに掲載される書評です。この案件は、どんな本をどんな切り口で取り上げたいかという企画書を出す段階から参加できるのが特徴で、企画が通った分だけ本を読んでその内容について書評を書きます。

企画の提出は月に2回ずつあり、1回に提出する企画の数はいくつでもOKです。ただし、企画がいくつ通ってもすべてを約1週間で読んで1500字~1800字の書評を書かなければならないので、他の仕事の合間に入れることを考えると、私は1回につき企画は4~5冊分しか出せません。出した企画のほとんどが通ってしまうので、それ以上出すと読む時間が取れなくなってしまいます。

書評の仕事がなぜ勉強になるかというと、本を読めるからと言うだけでなく、企画書でどんなジャンルの本を選び、どんなタイトルをつけてどうアピールすれば通るかということを毎回考えさせられるからです。それに、実際に掲載された自分の文章を読むと、出版社の校正はさすがだと毎回思わされることがしょっちゅうあります。「なるほど、こんな風に表現すればよかったんだ」と毎回思わされるので、まだ書評に挑戦したことがない人はぜひチャレンジしてみてください。

お取り寄せグルメのレビュー

楽しいけれど、持ち出しもあって微妙…なのに頼まれるとついまたやってしまうというのがお取り寄せグルメのレビュー記事です。実際に何を取り寄せるかは任されているので、食べたいものを取り寄せて紹介すればよいのですが、報酬額が少ないのでほとんど趣味の世界になってしまいます。

でも、ライターの悲しい性なのか「せっかく書くなら珍しいものがいい」とか、「読んだ人が食べたいと思うものがいい」などと思って取り寄せるものを決めてしまうため、1ヶ月あたり15記事担当したときには思いっきり赤字になりました。

とはいえ、家族が喜んでくれるし、7枚も写真を入れながら書くので、組み立てる楽しみがある点は魅力です。それに、他の仕事とは違う表現の仕方ができるため、新しい発見もあります。だからきっと、また頼まれたら赤字覚悟でチャレンジしてしまうと思います。まだレビュー記事は書いたことがないという人は、募集を見かけたときは1つでも2つでもやってみるといいと思います。

このように、文字数が10000文字に及ぶようなものや、企画から練り上げていくようなものがあるところがプラチナライターの案件らしいところなのではないでしょうか?今回私が紹介した案件は、すべて1年前にはサグーワークスの案件にはなかったジャンルです。ですから、これからもっとおもしろいテーマの案件が出てくるかもしれませんよ。楽しみですね。

こぶたのまとめ

プラチナライターの案件はレギュラーやゴールドよりも文字数が多いというだけではありません。

  • タスク案件の他に専属案件があるため、特殊なテーマのものも依頼されることがあります。
  • 企画から参加できる自分の力を試せるような案件もあります。
  • 大手出版社の校正を受けると文章表現の勉強になります。
  • 幅広いジャンルのライティングをすると、それまでできなかった表現もできるようになります。

プラチナライターの案件はこれからも新しい形のものが入ってくる可能性があります。ですから、これまでやったことがない案件でもぜひチャレンジしてみましょう。

この記事をシェアする

みんなの感想文

この記事は役立ちましたか?
はい・・・10人 / いいえ・・・0人
  • プラチナライターの方の具体的な案件内容を知る事が出来て、とても興味深かったです。文字数が多く、制約も多いプラチナライター案件ならではの作業する上での苦悩が生々しくて勉強になりました。参考に出来るテクニックなどもあったので、取り入れようと思います。
  • ライターを始めたばかりの私にとって、プラチナライターは雲の上の仕事だと思っています。それだけ憧れが大きく、いつか自分も挑戦したい仕事でもあります。実際にどのような記事を書いているのか気になっていたので、詳しく例文が紹介されていて嬉しかったです。リアルな声を聞くことが出来てとても参考になりました。
  • 出版社のメディアの書評をやってみたいと思いました。私が大学に通っていたときは課題図書の書評をする機会が多かったので、約1週間で本を読み終えて1500字~1800字の書評ならできるかもしれません。書評の案件についての情報を得られて良かったです。
  • 私はプラチナライターではないので、どのような案件があるのか全く分かりませんでした。しかし、クライアントの方と一緒に作り上げていくのはとても楽しそうだと感じます。今後はプラチナライターのテストに挑戦しようと思いました。
  • 実際にプラチナライターとして活動されている方が、案件の内容を具体的に例を挙げて執筆しているので、プラチナのお仕事の内容がよくわかりとても興味深く読むことができました。他にもどんな案件があるのか別のライターさんの記事も読んでみたいと思いました。
  • レギュラーだとプラチナの方がどのような仕事をしているのか詳しくはわからないので、前から知りたいと思っていたところ、この記事を読んでプラチナ案件はただ記事を書くだけではなく、企画書の提出や書評を書くもの、グルメのレビューまであると知って驚きました。また案件に無理な点があれば、運営事務局が対応してくれるということも知ることができて良かったです。
  • この文章を書いた人の経験から、色々なアドバイスが書かれていたので、非常に分かりやすかったです。自分にはハードルが高い作業内容ですが、レビューの記載に関しては、興味がわき、自分もチャレンジできたらと想える内容でした。
  • プラチナライターさんがどんなことをしているか、参考にはなりました。10000字という時数を聞いただけで、今はまだ気が引けてしまいます。さらに、内容が細かそうな感じなので、まだまだこれから勉強が必要だなと思いました。
  • プラチナライターの案件と一口に言われても、なかなか想像するのが難しいなかで、案件の例や魅力などが簡潔に書かれていて大変参考になりました。ちょっと頑張れば出来そうなものや、私にはとても無理そうだなと思うものもありますが、チャレンジしてみようかなと思わせてもらえる内容でした。
  • プラチナライターのお仕事の大変な面、楽しい面など、興味はあっても知りえない情報がたくさん書かれており、さらにプラチナライターへの興味がわきました。レギュラー案件にはない独特の世界なので、もっと文章力を磨きこうした記事が書けるライターになりたいです。
ページトップへ戻る