海外でクラウドソーシングを始める時に準備しておきたいこと5つ

海外でクラウドソーシングを始める時に準備しておきたいこと5つ

何らかの事情で日本を離れ、海外に住まなくてはならなくなることってありますよね。実は私も夫の仕事の関係で海外に住まざるを得なくなった人間の1人です。日本にいた頃は正社員で働いていましたが、海外在住となるとビザの関係でパートやアルバイトをするのも難しく、思うように収入を得られない状況に。

そんな時に見つけたのが在宅でも日本のお仕事を受注出来るクラウドソーシング。今回は、海外でクラウドソーシングを始める時のポイントについてまとめていきます。

まずはインターネット環境を整えよう

クラウドソーシングを始めるためには、何よりもインターネット環境を整えることが不可欠。インターネット回線と携帯電話を同じ業者で申し込むと料金が割引になることもありますので、事前によく調べてから申し込むようにしてください。

また、海外でもインターネット回線に必要な機材は業者が貸し出してくれる場合が多いですが、日本に比べると機材の故障が多い傾向にあります。修理を申し込んでもなかなか対応してくれない業者もありますので、アフターケアのしっかりしている業者を選ぶようにしましょう。

報酬の振込先は大丈夫?

報酬の振込先は大丈夫?

クラウドソーシングで日本からの仕事を受注するのであれば、海外で仕事をしても基本的に日本の銀行に日本円で振り込まれることになります。海外に移住してから日本の銀行を開設するのは非常に困難ですから、日本に住んでいる間にクラウドソーシング用の口座を用意しておくようにしましょう。

利用するクラウドソーシングサイトによっては、特定の銀行への振込手数料が無料になる場合もあります。また、海外からではネット銀行の方が使い易い場合が多いです。

特に国によっては年度ごとに収入や利子などを1円単位で報告しなければならないこともあるため、ネット上で年間の支出明細を参照出来る銀行を選ぶのがオススメです。

税金関係は事前に確認しておこう

海外移住する理由は人によって様々ですが、夫の海外赴任に伴い海外移住する方は税金や扶養範囲についてきちんと確認しておきましょう。収入金額によっては、夫の会社に規定されている扶養範囲を超えてしまったり、納税義務が生じる場合もあります。

夫の扶養から外れてしまうと、夫の会社で加入している保険が適応されなくなって自分で保険手続きをする必要も出てきます。海外で保険の手続きを行うのは、日本で行うよりもずっと手間がかかりますし、もし無保険状態になってしまうと非常に高額な医療費がかかってクラウドソーシングからの収入を上回ってしまうことも考えられます。

詐欺には要注意

詐欺には要注意

日本にいる場合でも同様ですが、ネット上で登録してお仕事をするクラウドソーシングには内職商法と呼ばれる詐欺が紛れ込んでいます。詐欺かどうか見極めるポイントは、仕事を開始する前に高額な資格や機材、資料などの購入が必要であると言われるかどうか。

「どんどん仕事が紹介されますので、すぐに元が取れます」というのが常套句ですが、ほとんどの場合1回だけ仕事が紹介されて、その後音沙汰無しになることが多いようです。仕事を開始する前に、高額な費用を請求してくるような業者は利用しないよう注意してくださいね。

クラウドソーシングへの登録は日本にいる間に

海外からでもクラウドソーシングサイトへ登録することは可能ですが、住所や電話番号の関係で手続きが煩雑になる可能性もあります。事前に登録を済ませておき、海外移住後スムーズに仕事を開始出来るよう準備しておきましょう。

移住後、必要があれば依頼主に現在海外在住であることをしっかりと伝え、余計なトラブルを招かないようにするのも大切です。特に時差がある国では、連絡が遅くなったり納期がずれてしまったりする場合もあります。相手がある仕事ですから、お互いに連絡をしっかり取り合い、気持ち良く仕事が出来るよう心がけてくださいね。

こぶたのまとめ

  • 海外移住前に、振込先口座やクラウドソーシングサイトへの登録を済ませておくと、
    移住後スムーズに仕事を開始出来る
  • クラウドソーシングにネット環境は必須。移住後はまずネット環境を整えよう
  • 配偶者の扶養に入っている方は、クラウドソーシングでの収入が扶養範囲を超えないよう注意が必要。
    保険に自分で入らなくてはならなくなったり、国によっては納税義務が生じることも
  • クラウドソーシングサイトを利用するには内職詐欺に要注意。
    仕事前に高額な費用を請求してくる業者の利用は避けよう

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みんなの感想文

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  • 海外で暮らすという状況は私には考えにくいことでした。しかしバイトやパートの際、確かに様々な問題点があることを知りました。そしてそのために日本で準備しなければならないことも理解しました。近く海外へ引っ越しを考えている友達に、教えてあげたいと思った記事でした。
  • わたしも海外で仕事をしていたことがあり、収入が安定せず、不安な気持ちが強かったのを覚えています。この時に、クラウドソーシングの仕事を知っていれば、空いた時間に仕事をして副収入を得られ、不安な気持ちを減らせられたかと思います。
  • 深いようで浅い記事だなと感じました、特にまとめる必要の無い事でしたね。海外でクラウドソーシングをしたい場合のノウハウを書いてるんですけど圧倒的に情報が少ないです、わかりきってる事を改めてまとめてる印象でした。
  • 私もいつ主人が海外転勤になるかわからない身なので、海外でのライターさんのお仕事について詳しく書かれていて、為になりました。もしもの時この記事を思い出し参考にさせていただきます。ありがとうございました!
  • ネットライターという仕事は、海外でも日本語を使って仕事できるので大変魅力的だなと思いました。特に外国によっては日本よりも物価が安かったり、自然にあふれて住みやすい場所も多いので私も海外移住しようかなと考えるほどです。
  • 海外でクラウドソーシングという機会を考えたこともありませんでしたから、非常に新鮮な気持ちで拝読しました。グローバル化が進んでいますから、そのようなことが実際に起こることも有り得るのですね。とても勉強になりました。
  • 海外でクラウドソーシングをする場合にはしっかりと各種手続きをしなければいけないということが分かりました。海外で活躍しようとする人にとってはとても大切な情報だと思います。自分も覚えておいて損はないと思える記事でした。
  • 海外でライターをする場合にこんなにも注意点があることを初めて知りました。インターネット上であっても、海外に住んでいるかで手続きを気を付けなければいけないことが分かりました。自分が知らない部分がいくつかあったので、勉強になります。
  • まさに今のわたしの状態です。海外在住で在宅のライティングのお仕事をしているのですが、この記事を読んでなるほど!と思うことばかりでした。海外在住で在宅の仕事を探している方はかなり多いと思うので、ぜひこの記事を見てほしいなと思いました。
  • 海外移住した際のクラウドソーシングのメリットと注意点がわかりやすく書かれていると思いました。働く際はその国の扶養範囲を確認しておかないと保険から外れてしまうこともあることなど参考になりました。私自身は海外へ移る可能性は無いですが、外国でのクラウドソーシング事情が解って良かったです。
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