名文よりも、売れる記事。フリーライターとして僕、お金になる記事を書く努力してます

名文よりも、売れる記事。フリーライターとして僕、お金になる記事を書く努力してます

ライターだけで食ってくのは楽じゃない!

世の中にはいろんな仕事があるわけで、星の数ほどある仕事の中で、僕がライターになったのはたまたまでした。

別に子どものころから「フリーライターになりたい!なれなかった死んでやる!」って気持ちで働いて来たわけではないので、改めて考えるとweb中心とは言え、フリーライターとして働いている現状って、なかなか凄いと思います。

ただ、フリーライター1本で食っていくようになるまでは、そうカンタンなことではありませんでした。

ということで、今回はフリーライターという仕事で飯を食っていくために、僕がかかさず努力していること――クライアントにとってお金になる記事を書くということについて、つらつらと解説したいと思います。

フリーライターは芸術家ではない、必要なのはクライアントの望む記事を書くこと

小説家志望の方の場合「こんな下手くそな文章で、コイツ金もらってやがんのか」と、僕の書いた文章を読んで思われる方もいらっしゃるかも知れません。

まぁ、ぶっちゃけ名文書いてるかって、聞かれたら”迷文書いてます”としか言えないワケですが、必ずしもクライアントが欲しいモノが、「名文」とは限りません。

どんなに散文的で美しい文章だったとしても、クライアントが望む商品(記事)でなければお金にはならないのです!

クライアントが欲しているのは”お金になる”記事

クライアントがわざわざお金を払って僕に記事を書いて欲しいのは、僕の記事が長期的に見て、執筆料よりもお金になるからです。当たり前ですが、お金をもらう以上は、その分のリターン(利益)を僕たちフリーライターも生まなければなりません。

面白い記事を書くからという理由だけで、ペーペーのフリーライターに会社の紹介文やwebサイトのニュース記事を書かせてくれるクライアントなんて、ほとんどいないでしょう。

なぜなら多くのクライアントが欲しているのは、広告的な書き方をしたお金になる記事だからです!

例えば、電化製品のレビュー記事サイトがあるとしましょう。そのサイトで、その電化製品の良さを散文的に語られても、クライアント側としては困るわけです。

それでは以下の文章を読んで、[小説的な書き方]をした文章と[広告的な書き方]をした文章の、どちらが商品を買いたくなる文章か考えて見ましょう。

[小説的な書き方]
この電気マッサージ機を使った瞬間、身体中の筋肉という筋肉がほぐれ、「アーッ!!」と僕はあられもない声を出してしまった。もしも、その時周りに人がいたら「コイツ大丈夫か?」と思われてしまったに違いないだろう。それほどまでに、この電気マッサージは気持ちいい、いや悪魔的に気持ちがいいのだ!
[広告的な書き方]
このサグー株式会社から、2016年の4月に販売されたマッサージ機「さぐるんです!」は、身体の疲れをコリほぐし、その場所から立ち上がる気力を失わせるほど、悪魔的で気持ちが良いマッサージ機なんです。

備えられたセンサーと人間工学を研究して作られた「さぐるんです!」は、その人の筋肉の凝りを察知し、その凝りに合わせたマッサージを自動で選択し、凝りを解消してくれるマッサージをしてくれます!

今まで私が使ってきたマッサージ機の中で、思わず声が出るほど気持ちよかったのは、この「さぐるんです!」だけです。

と、このように同じマッサージ機の紹介でも、書き方次第で相手に与える印象は大きく変わります。もちろん[小説的な書き方]の方も面白いっちゃ面白いし、個人のレビュー記事みたいで、それはそれでアリです。

しかし、ほとんどのクライアントは、紹介したい商品(店舗やサービスも含む)の“売り”をライターに書いて欲しいわけです。

[小説的な書き方]では、個人の体験としてそのマッサージ機がどれだけ気持ちが良いのかわかっても、どういった商品なのかが全く見えて来ません。

対する[広告的な書き方]の方は、個人の意見も取り入れつつ、クライアントが紹介したいであろう、2016年の4月に販売に発売された「新製品」ということと、筋肉の凝りを察知し、その凝りに合わせたマッサージを自動で選択するという「マッサージ機の機能」などが文章中に自然な流れで書かれているので、文章を読んでいるだけで、だいたいどのような商品で、どのような魅力があるのかを把握することが出来ます。

このように多くのクライアントが望む記事とは、商品やサービスの概要が読めばすぐわかり、思わず欲しくなってしまうような、[広告的な書き方]をした記事であり、読者がその文章を読んで、その商品を「買いたい!」と思わせるような記事こそが――お金になる記事なのです。

今、読んでる記事も商品です!アナタが書いている記事も商品です!

ご紹介したように、僕がライターだけで、ご飯を食べていくために努力していることは、常にクライアントの利益になるような「お金になる記事を書く」ということ。

ぶっちゃけた話、自分勝手で独りよがりな名文を書いたって、お金になんてなりません!

小説家なら別ですが、フリーライターは、特にwebライターはクライアントに利益を生ませてなんぼ。クライアントが望む記事を書き、クライアントの想像以上の効果を出せてこそ、フリーライターとして1人前だと僕は思うのです。

今、アナタが読んだこの記事も、僕は商品のつもりで書いています。アナタがフリーライターとして働く時に利益を出せるように、フリーライターだけで食べていけるために必要なこと、大切なことを書いています。

そして、アナタはこの記事を読んで、アナタなりに「お金になる記事」について考えたはず。それこそが、この記事を僕が書く目的であり、この記事を書いたことでクライアントが得る利益なのです!

さて、アナタはフリーライターになるために、自分が書きたい文章だけを書き続けますか?それとも、自分を曲げてクライアントが望む記事を書きますか?

ただ1つ言えることは、どっちの文章を書いてもお金にならなければ、フリーライターだけでは、食ってはいけないということです。

こちらも合わあせて読みたい

読み手の興味・関心のある情報を推理しよう!

こぶたのまとめ

  1. 僕が努力しているのは「お金になる記事を書く」こと
  2. どんなに散文的で美しい文章だったとしても、クライアントが望む商品でなければ意味は無い!
  3. お金をもらって記事を書く以上クライアントへのリターンは絶対に必要
  4. 多くのクライアントは「小説的書き方」よりも「広告的書き方」の方がウケる
  5. 今、読んでる記事も商品!アナタが書いている記事も商品!
    だからクライアントの利益になる記事を書こう!

この記事をシェアする

みんなの感想文

この記事は役立ちましたか?
はい・・・10人 / いいえ・・・0人
  • 今読んでいる記事が商品ですという切り口が良かったです。ライターは記事という商品を作っているという感覚は持っておいた方が良いですね。この記事を書いた方が何でライターになったかのきっかけも書かれていて参考になりました。
  • フリーライターとして仕事をしていく上での心構えを知ることが出来ました。くだけた文章なので親しみやすく、すんなりと読み進められます。すんなりと読み進められるけれど、情報はしっかりと散りばめられているので勉強になります。
  • フリーライターは芸術家ではなく、クライアントの望む記事を書くことであるということに、ハッとさせられました。それを小説的な書き方と、広告的な書き方で具体例を示してくれたので、とても分かり易かったです。今後は自分も、クライアントの望む記事を書きたいと思います。
  • どんなに美しい言葉を使っても、相手が望む物でなければ意味がないというところに同感です。人とのコミュニケーションでも大事な事だと思います。文章を書いていてもやはり、人間が相手の仕事なので、しっかり相手の要望を受け止めてお金になる商品を作れるようになりです。
  • 筆者がお金になる記事を書いていることがよくわかりました。クライアントが望む記事を書かなければいけないということも伝わってきます。クライアントがほしがる記事の書き方を比較してあり、素人の私にもわかりやすかったです。
  • 文章力は必要ない、という考えに驚きました。まず第一に必要なのはまさにそこだと思っていたからです。でも確かにその通りだと感じました。難しい言葉や言い回しでの話よりもむしろわかりやすいのではないかと。文章を読み書きする際の心構えが変わりました。
  • 売れる記事の心得を説明してる生地だったので、凄く参考になりました。自分よがりな記事じゃなくてクライアントの要望に沿った記事を書かないといけないというのが凄くわかる記事でした。改めてライターとは何かを考えさせてくれる記事でした。
  • ライターに求められている文章というのがわかりやすく説明されていたと思います。特に小説的な書き方と広告的な書き方の違いについてはなるほどと思える内容でした。ぜひとも広告的な書き方に気を付けて今後のライティングをしていきたいと思いました。
  • 自分は今まで独りよがりな文章を書いていたのですが、クライアントさんの要望にしっかり答えなければお金にならないと感じました。また、クライアントさんだけでなく、みんなが見て面白いと思ってもらえるような文章を書けるように努力します。
  • フリーライターは文章が上手なだけでは務まらないと感じました。確かに、フリーライターの記事で小説家のような文章を書かれても、誰も読まないですよね。フリーライターはクライアントが求めていることを理解しなくちゃいけないと気づきました。
ページトップへ戻る