煮詰まった時は遊べ!心に余裕を持っていい記事を

煮詰まった時は遊べ!心に余裕を持っていい記事を

こぶたの鉛筆でコラムを書き始めてから半年以上経ち、納品数もかなり増えてきました。そんな私に舞い込んだ次の依頼は「納期が迫っている時に煮詰まった人へのアドバイスをしてくれ」というもの。私の場合は自分に対して精神論で押し通すタイプなので、「文句言ってる暇があったらさっさと書け」と自分に言い聞かせています。何か工夫しているわけでもなく、感覚派ライターの私にとってこのテーマはなんともやりづらいお仕事である。しかしこれではアドバイスでもなんでもないので、今回は知り合いのライターさんに同じテーマでインタビューした内容をまとめてみました。

煮詰まった時は一旦仕事から離れる

納期が迫っている上に煮詰まっていたら、いい記事はそうそう生まれません。「スケジュール管理が甘いから納期に追われるんだ」と言ってしまいたくなりますが、複数のクライアントと契約していると突発的な仕事があったりでなかなかスケジュール管理が難しいのも事実です。特にまだ慣れていない頃はそういったことも多いかと思います。1秒も無駄に出来ないほどの切羽詰った状況でない限りは、一旦仕事から離れて完全に別のことをするのがいいと思います。全く別のことをすることによって、違う視点から思わぬ切り口が見つかるかもしれません。趣味に没頭する、身体を動かす、寝る、食べる、とにかく仕事とは関係ないことをするのがいいでしょう。

誰でもいいので今の仕事(記事テーマ)について話してみる

さんざん自分で考えた末に打開策が見つからずに煮詰まったのなら、誰かの意見を聞くのが最も効果的です。聞く相手はその筋の専門家である必要はありません。話しているだけでも気分が少し落ち着きますし、言い換えればこれはインタビューでもあります。何気ない会話の中にも記事を書くためのヒントは意外と含まれているものなのです。会話を終えてみて「そういえばあの人はこんなこと言っていたな」と感じる部分こそ自分の思考では得られなかった切り口になります。また、同業やその分野の知り合いなどがいる場合は協力を仰ぐといいでしょう。そういった人脈はとても貴重なので、フリーランスにとって幅広い交友関係を持っていることは大きなステータスになります。

納期に間に合わなかった時のリスクを考える

これはアドバイスや工夫というよりは戒めのようなものです。我々フリーランスにとってクライアントからの信頼は何より重視すべきものです。納期に間に合わなければクライアントに「コイツは自己管理できていない」と思われても仕方ないですよね?その結果起こりうるのは仕事の減少、報酬の減額、契約解除などなど。もちろんクライアントも鬼ではない(と思いたい)ので、最初から少々無理のある納期指定だった場合などはある程度考慮してくれるはずです。しかしよく考えてみて欲しいのです。できない、或いはできるかわからない仕事を引き受けたのは一体誰なのだろうか、と。仮にクライアント側から「厳しい納期だけど出来る範囲でお願いしたい」といった具合にお願いされた場合だったらとりあえず引き受けておき、進捗を随時報告しつつ判断するのがいいでしょう。しかし、そうでなかった場合。例えば後先考えずにとにかく仕事を大量に抱え込んで自爆した場合、これは弁解の余地がありません。できない仕事はちゃんと断るのがマナーです。フリーランスは基本的に個人プレーであり、責任は全て自分にかかります。そういった面で自己管理は特に大事なのです。しかし、明らかに無茶な依頼を出してくるクライアントもいるため、そういった場合は早々に見切りをつける決断力も欲しいです。クライアントに「無茶な依頼でも文句ひとつ言わず安価でやってくれる便利な奴」と思われるのはいい関係とは言い難いです。ある程度慣れてきたら、自分を安売りしてはいけないのです。

こぶたのまとめ

・煮詰まったら別のことをする
・誰でもいいのでテーマについて話してみる
・そもそも納期に終われないようにする自己管理が基本

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