読み手の興味・関心のある情報を推理しよう!

読み手の興味・関心のある情報を推理しよう!

サグ―ワークスの案件にも度々記載されている“ターゲット(年代や職業など、読み手の属性)”。皆さまは、記事を執筆する際に、どの程度意識していますか?
今回は、「ターゲットを意識する重要性」について、私なりに考えてみます。納得していただけたなら、次回からは皆さまも意識してみてくださいね。

各年代には共通する“何か”がある!?

いきなりですが、皆さまは「占い」を信じますか? 私自身は占いを信じる方だと思うのですが、ここではあえて占いの信憑性を疑わせる説についてお話ししましょう。それは、「占いは統計学である」とする説です。たとえば30代の独身女性に「今、何か恋愛のことで悩んでいませんか?」と尋ねた場合や50代の男性に「今、仕事のことで悩んでいますか?」と尋ねた場合、高い確率で「はい」という回答が得られるというのです。
30代といえば友人の多くが結婚や出産を終えた年代ですし、50代といえば定年退職を間近に控えた年代です。このため、占うまでもなく、その年代の人々が何に関心を持っているかがわかるというわけです。

ここで考えてみてください。もし実際の興味・関心と、今占いで提供されようとしている情報が一致していそうなら、信じるかどうかはともかくとしても、その鑑定結果をとりあえず知りたくなりませんか? たとえば恋愛について悩みを抱えている女性が「今、恋愛について悩んでいますね?」と尋ねられたら、もちろんその続きを聞きたくなりますよね。話を戻しましょう。相手の属性を意識する意義はここにあります。つまり、相手の属性を意識し、そのターゲットの興味・関心を把握することによって、「読みたい」と思ってもらえる記事に仕上げることができるようになるのです。
「そうそう! これ、興味あったの!」と感じてもらえれば、こっちのものです。

占いのように、特定の個人の情報を分析する必要はありません。もっと広く、年代・職業などを意識していくだけで大丈夫です。
一般的に、記事は特定の1人に向けて発信するものではなく、多くの読み手(その年代・職業の多数派)に向けて発信するものだからです。

大切なのは想像力!

重要なことは、相手の属性から興味・関心を推理することです。最も簡単に興味・関心を言い当てられるのは、年代かもしれませんね。多くの場合、10代では学校に通い、20代では社会人になって―――。自分の人生や周囲の人々の生活を思い起こしてみたり、テレビドラマや映画でよく描かれている場面を思い出したりすれば、どんな状況にあって、何に興味関心があるのかを想像することができるでしょう。

各年代の特徴について考えてみました。

若者(~35歳):健康面に対する意識が低い、流行に敏感、好奇心旺盛
壮年(35歳~55歳):働き盛り、美容・健康に対する意識が高い、安定した生活
シニア(55歳~);豊富な資金、第二の人生を視野に入れ始めている、仕事が充実する

参考:http://www.kenko.pref.yamaguchi.lg.jp/jouhou/index.html

ターゲットの把握は、記事を面白くするため

まずライターとして活動するうえで重要なことは、ターゲットに関係なく、誰にでも読んでもらえる記事を書くことです。読める記事を書くことを第一段階とすると、ターゲットを把握し面白い記事を書くことは、いわば第二段階です。まだ記事を書き始めてから間もない方は、まずは基本的な語法・文法を覚えるようにしてください。慣れてきてから、ターゲットを意識するようにした方が文章作成スキルは早く向上するのではないでしょうか?

こぶたのまとめ

ターゲットの特徴を把握することは、興味・関心を惹く情報を提供するのに必要なこと。
ちょこっと高度な技術なので、文章作成に慣れてきてから意識するようにしましょう。

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