右脳と左脳の仕組み~脳を鍛えて文章力アップ~

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「想像などの直感的な思考は右脳、計算などの論理的な思考は左脳」、おそらく多くの方はこのような認識を持っていると思います。

これには諸説ありますが、認識自体は概ね正しいと思って構いません。そして、今回のテーマでもある「文章力」は主に左脳が担当しています。文章作成に限らず、「言葉」に関連するものは基本的に左脳の役割です。
今回はひと昔前に話題になった「脳トレ」を今一度思い返し、それを文章力に転化させる方法や脳の仕組みについて解説していきます。

脳医学的には左右の脳で能力に違いがあるという証明はされていません。ひとまずこの点は頭の片隅に置いておきましょう。今回は広く知られている一般的な認識を前提として解説していきます。

基礎知識:左右の脳の違い

まずは右脳と左脳で役割がどのように違うのかについて触れます。

左脳の得意分野

  • 言語系
  • 計算
  • 短期記憶

右脳の得意分野

  • イメージ化、想像力、創造力
  • 直感
  • 長期記憶

ざっくりまとめるとこのようになります。左脳は論理的な考えを得意とし、学校教育においては基本的に左脳がメインです。
それに対して右脳は直感的なセンスを得意とし、「芸術脳」とも呼ばれます。面白いのは記憶力に関してで、左脳の記憶量はさほど多くないのです。

なお、右脳の記憶量は無限とも言われており、見たものをイメージとしてそのまま記憶することができます。フラッシュ暗算などは右脳のその力が可能にしている技であり、読んでから処理する左脳の能力では困難でしょう。

本の「速読」と「なぞり読み」も同じです。普通に文章を読んでいくのは左脳ですが、速読は正確には「読む」というより「見る」が正しい認識です。本のページをそのまま記憶するように見ていくことで、文章を絵として認識します。
訓練や慣れが必要ですが、多くの人は右脳のこういった能力を開花させていないと言われています。

また、一夜漬けで覚えたことをすぐに忘れてしまうのも左脳の性質です。記憶に関しては例外的な人も存在しますが、左脳は記憶量が多くないので新しいことを覚えると前の記憶はなくなってしまうのです。

脳と文章力

さて本題です。文章と脳の関連についてですが、上から順に読んできた方は「文章作成は左脳の仕事」と思うことでしょう。導入部分でも「文章は左脳」と触れていますし、事実そのとおりです。文章は論理的な思考が必須になってくるので左脳の担当です。

ここまで言うと右脳は何も仕事していないのかと思われそうですが、実はそういうわけでもありません。右脳は右脳でしっかり仕事をしています。

文章作成は脳がフル稼働する

文章を書くとき、皆さんはどのような手順で書き進めますか?人それぞれのやり方があると思いますが、おそらくこのようになると思います。

  1. 書くテーマを決める
  2. どのように書くか(構成)を考える
  3. 書き進めていく
  4. 確認する

上の手順は基本的なものですが、それぞれで脳が違う働きをしています。上の手順について少し言い方を変えてみましょう。

  1. 調べる、思い出す、覚える
  2. 見易さ、読みやすさを意識して全体像をイメージする
  3. 文法や表現を意識した言葉の使い分け
  4. 全体を見据えた論理的な判断

実は文章を書くのは「右脳、左脳、前頭葉を交互に全てフル稼働しなければいけない」とても高度なことなのです。

脳の各部位の説明も交えるととても専門的になってしまうので省きますが、文法の理解と応用、言葉の組み合わせから成る表現方法、破綻のない全体の文脈の流れ、これらを意識するだけでとても複雑なことをしていると理解いただけると思います。

呆け防止にもなる作文脳トレ

ひと昔前は脳トレがブームでした。日頃から意識して頭を使って脳力を高めようということでしたが、文章を書くことは脳にとってとてもいい刺激になります。特にペンで実際に文章を書くのは最も効果的と言えます。

スマホやPCで文章の自動変換に慣れてしまった私たち現代人は「漢字は読めても書けない」という症状に見舞われがちです。なぜこんなことになるのかというとそれは簡単で、「書かない」からです。ちゃんとペンで紙に文字を書いていれば、漢字もそのまま記憶として残りやすいのは間違いないでしょう。

この時点で脳の運動として効果的なのは間違いありません。では文章作成において具体的にどのようなことをするのがいいのかを紹介しましょう。

  1. 小説の書き写し
  2. 日記やブログ
  3. ライターのお仕事

1の小説書き写しは自身の好きな作家で構いません。面白い作家というのは皆共通して文章表現に長けています。語彙力も豊富で、教養としても申し分ないです。特に意識せずとも、書き写しているだけで文章を書く上で大切な「何か」を感じ取ることが出来ると思います。

2はネットでのブログ運営でも紙の日記帳でも構いませんが、ブログ運営の方が画像の挿入など多彩な表現が可能です。何気ない日常を思い返して文章にするだけでも意外と難しいもので、特に継続するのは根気がいります。

3は少し違ったアプローチですが、お仕事として「文章作成」を行うということです。クラウドソーシングを利用すれば誰でもライティングの仕事を受けることが可能ですし、自身のスキル向上に加えてお金までもらえるのは魅力的ではないでしょうか。

キュレーション業務(ネットで調べて記事を作成する)ことが主な業務なので、敷居は高くありません。気になった方は「クラウドソーシング」でネット検索すると多数のクラウドソーシングサービスがヒットすると思いますのでチェックしてみてください。

また、こぶたの鉛筆と同じ運営会社が運営している「サグーワークス」を利用してみてはいかがでしょうか。

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こぶたのまとめ

  • 左右の脳で役割は違うが、どちらも使えてこそいい文章が書ける。
  • 文章力アップの基本はとにかく読んでとにかく書くこと。
  • 好きな作家がみつかると、読書の習慣もつきます。読書も文章作成において立派な要素です。

 

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みんなの感想文

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  • 正直言って右脳と左脳の働きを詳しく知りませんでした。文章作成は、脳をフル回転させているということなのですね。手軽にできるクラウドソーシングや小説の書きうつしなどが効果的と紹介されていたので、ぜひ積極的にやってみたいです。
  • 記事を読んで、自分が日頃の生活で文章を実際に書いたりする場面がなくなり、漢字や文章を書くことができなくなっていることに気付かされました。今後は、少しづつでも、小説を読んだりブログを書いてみたり、自分にできることから始めてみようと思いました。
  • 左脳と右脳の違いを教えてくれる記事で自分はこういった分野に疎いので分かりやすく説明してくれるこの記事は大変為になりました。また高齢の方のみならず日頃の脳トレは大事なことのようで自分も積極的に脳を使いたいなと思わせてくれます。
  • 読み物としてはとても面白いなと感じました。ただ、ホントかな?と思えるところが多々あり、何とも言えない感じがあります。でも確かに何もしないよりは文章作って脳みそ使ってお金稼いでいる方がいいかな、と思いました。
  • 左脳をフル稼働させて文章を執筆していると思っていましたが、直感や創造力を発揮させる右脳も大切と初めて知りました。脳をトレーニングさせる必要については全く同感です。とくに右脳を鍛えるなら、部屋に閉じこもっていないで新鮮な経験をすることもライターには必要ですね。
  • よく耳にする左脳と右脳という言葉ですが、どっちがどうだっけ?と感じていたので興味深く読ませてもらいました。もう少し、左脳と右脳についての説明があれば尚良かったと思います。文章を書く作業では両方使っていると読み、確かにと納得しました。
  • ライティングの仕事は専業主婦の私でも出来るのでとても魅力ですが、文才がないのでどことなく苦手意識が先行してしまいます。しかしこの記事を読んで漫画や歌の歌詞でも勉強になると気付き、それなら私でも始められると認識しました。今後、そういった事を意識してライティングの仕事をしていこうと思えました。
  • 文章力というと、確かに左脳にばかり目が行きがちですが、右脳でイメージした記憶を文章にするわけですから、イメージ力も鍛えないとなと思いました。それには、ネットや本で調べものをするだけではなく、実際に現場に足を運んで感動してみるということが大切だなと思いました。
  • まさかライターの仕事が、ボケ防止になるとは思っていませんでした。文章を作成する事で脳がフル稼働し鍛えられるんですね。脳トレな感じで記事の作成をするとかんがえると、今までよりもゲーム感覚で楽しくできそうな気がします。
  • 文章を書く際には、右脳も左脳もフル活動しているということに驚きました。一つの作業ですので、てっきりどちらかだけを使っていると思っていたのです。でも記事のように項目を提示されると「なるほど」と感じます。
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