ライターが仕事を得るためにはどうすれば良い!?筆者はこうしました

ライターとしてのスキルを身につけて、いざ、「さあやるぞ!」と意気込んでいても、執筆した原稿を発表する場がなければ始まりません。

そこで今回は、フリーライターとして活動している筆者がどのように仕事を得てきたのかを公開します。これからライターとして1人立ちしたいと思っているアナタは必読ですよ!

まずはノーギャラでもできるだけ執筆する機会をもらおう

現在、フリーライターとして色々な媒体で執筆して生活している筆者ですが、当初はアルバイトをやりながらライター業をやっていました。いきなり生活できるほどライター業で生計が立てられたかというと、もちろんそんなことはありません。しかし徐々に執筆する機会が増えて、現在はありがたいことに、ライターに専念できています。現在に至るまでの道のりは、ずばり言って「わらしべ長者」のようなものです。つまり、小さなきっかけを利用してどんどんステップアップして行ったのです(長者というほどではないですが…)。

最初のきっかけは、ある音楽サイトの方と知り合って、とあるアーティストのアルバム・レビューを頼まれたことでした。当然、まだライターともいえない名もない人間に振ってくれる執筆の機会ですから、原稿料はありません。それでも、せっかく頂いた執筆の機会を無駄にしないようにと、わずか1000文字程度の文章を何度も推敲し、自分で読んでも良いものができたと確信してから原稿を渡しました。

すると、編集部からもお褒めの言葉を頂くことができました。さらにラッキーなことに、その原稿がWebサイトに掲載された直後、そのアーティストが私の文章を気に入ってくれ、ツイートしてくれたのです。おかげでその音楽サイトから、引き続き原稿執筆の依頼をもらうようになり、ときには文字起こしやライブのレポート等、徐々にライターとして活躍する機会を与えてもらえるようになったのです。

実績を作ってどんどんアピールしていくことで次につながる

しばらくは、執筆する機会が増えたといっても、まだまだ仕事と呼べるほどではありませんでした。まだノーギャラの仕事もありましたし、原稿料を貰えたとしても月に数万円になる程度でした。

そこで、本格的に仕事にしたいと強く思うようになった私は、好評を得た最初の原稿を始め、自分の執筆物をプリントアウトして、音楽関連に限らず色々な出版社や編集部に送りました。送った先は、特にライターを募集していたわけではありません。良く見る音楽誌やエンターテイメント系のWebサイトに片っ端から送ったのです。封書で送ったものもあればメールで送ったものもあります。すると10通のうち1つ2つくらいの会社からは返事を頂き、面談の機会を得ることができました。

最初はやはり音楽関係の媒体で、毎月発行しているフリーペーパーに掲載するアルバムレビューの原稿を担当してほしい、とのことでした。また、同時にメールを送った某老舗音楽雑誌からもレビュー原稿の執筆依頼がありました。それらの仕事は正直労力の割に原稿料は微々たるものでしたが、それでも請けることにしました。

何故ならば、とにかく「実績」をできるだけ作りたかったからです。特に、Webの時代とはいえ、まだまだ有名な雑誌に掲載されたという実績は強いものがあります。それを実感したのが、私の文章が掲載された雑誌を持って面談に行った音楽Webサイトの編集部の方の反応でした。雑誌の文章にそれほど目を通すこともなく「ああ、そこに書いてるんだったら大丈夫ですよ」と、あっさり仕事の依頼をくれたのです。やはり実績を示すことは一番の近道になるようです。

どんな小さな仕事も全力で取り組むことが大切

こうして私は少しずつ執筆する機会を得て、ライターとしての活動が仕事として成り立つようになりました。どんな小さな仕事でも、文章量が少ない執筆でも、Web上や雑誌に掲載されることで自分の実績になるわけですから、それを利用してアピールして行けば必ず次の仕事の機会は訪れます。そのためには、まずはどんな仕事も手を抜かずに全力で取り組んでいくことが大切なのではないでしょうか。

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