初心者ライターが押さえたいライティングのコツとは?すぐ実践できる7つのテクニック

ライティングテクニック

更新日:2019年3月6日

ライターの仕事を始めてはみたものの、「なかなかよい記事を書けない」あるいは「クライアントからの修正が多い」といった悩みでお困りではありませんか。

読者の関心を引きつける記事を書くためには、いくつか押さえておいてほしいコツがあります。
ライティングは才能、と思われがちですが、実はちょっとしたテクニックでどうにかなる部分も大きいのです。コツを押さえれば文章は変わります。

ここでは、Webライターとしてよい記事を書くために知っておきたいコツを具体的に紹介します。

しっかり記事構成を作る

「論理的でわかりやすい文章になるかどうか」というのは、8割方構成で決まってしまいます。したがって、文章を書く前に、まず記事の構成をしっかり考えておくことが大切です。

文章を書く上で絶対に避けたいのは「結局何が言いたいのかわからなかった!」ということ。
特に、全体的な文章構成を考えないで書き出してしまった場合、往々にしてそういった事態に陥りがちです。話が右に行ったり、左に行ったりして、結局オチがないまま終わってしまった、ということもありうるからです。

何から書き出してどう展開するのか、結論はどうするのか。途中で書いている本人が迷子にならないためにも、そういったことをきちんと決めてから書き出しましょう。

最初に見出しを全部作ってしまい、大体の流れを決めておくだけでも、論理的な文章を書きやすくなりますよ。

信頼性のある根拠を用意する

構成ができたら次は、主張の裏付けとなる根拠(データ)を集めます。これから書く内容に「説得力があるかどうか」を考える必要があるからです。Webの記事では、読者に対して何らかの主張やメッセージを届けることになります。

たとえば、ある化粧品を読者におすすめする記事があったとして、「ものすごく素晴らしい製品です」と紹介するだけでは、商品の魅力は全く伝わりません。

そこで、重要なのが根拠です。なぜ素晴らしいのか、どんなところが優れているのか、その理由を具体的に述べていく必要があります。

「○○という保湿効果のある成分が配合されている」とか、「皮膚科の医師が監修していて敏感肌に配慮した製品になっている」とか、そういった信頼できる根拠が本文の中に書いてあれば、それだけ記事の信頼性・説得力もアップしそうですよね。

説得力のある文章において、主張と根拠はワンセットです。その一点を意識するだけでも、記事の信頼性・説得力は向上します。伝えたいテーマを決めた後は、文章に説得力を持たせるのに必要な根拠を集めましょう。

記事の顔!タイトルをつける

タイトルの付け方も工夫しましょう。魅力的なタイトルの記事はそれだけで読みたくなります

中身が気になるようなタイトルをつけられれば、それだけ記事に興味を持ってもらえる可能性も高くなります。
10~30字という短い文字数で人の心を掴むためには、ちょっとしたコツが必要です。ここでは、すぐに使えるタイトル付けのテクニックを2つ紹介します。

具体的な数字を使う

数字を上手に使うと、文章の説得力が増します。例えば、「○○まとめ5選」とすると、読者としては自分に合った内容の記事を選びやすくなりますよね。

また、数字を使い、記事を読んで得られるベネフィット(読者が得られる価値)を具体的に示すのも効果的な手法です。「30日で○○できる」など実現できそうな数字を読者に見せることで、読者の興味を引きつけることができます。

タイトルの途中に「!」「?」を入れる

タイトルの途中に「!」や「?」を入れると目を引きやすくなります。
また、912万件のブログ記事を分析した結果、「?」で終わるタイトルは「?」で終わっていないタイトルより23.3%シェアが多いというデータもあります

【例】
「おすすめダイエットサプリ5選!楽して痩せられってほんと?」
「楽して痩せる!おすすめダイエットサプリ5選」

タイトルは記事の顔。読みやすいタイトルになるように、できるだけ努力しましょう

※参照元:https://backlinko.com/content-study

結論から書く

結論は最初に書きましょう。これは文章構成にも関係するテーマなのですが、言いたいことがあるなら「結論は最初に置く」のが良いといわれています。

スマホが普及したこともあって、現代日本では隙間時間にサクッと読める記事のニーズが増えています。読者はてっとり早く自分の求める情報をピックアップしたいと思っています。それゆえに、読者が記事を読む時には、最初の数行で記事を読むべきかを判断する傾向があるのです。

したがって、冒頭の数行を読んだ段階で記事のテーマや結論がわからないと、それ以上読んでくれないおそれが出てきます。まずは、冒頭で結論を書いて、読者の興味をがっちり掴みましょう。そうすれば、最後まで記事を読んでもらえるような信頼度が高まります。

ストレスなく読める文章を書く

文章自体のクオリティも重要といえます。書き手側としては、読者がサクサク読めるような、わかりやすい文章を目指したいところです。
具体的に意識して欲しいポイントとして、次のようなものがあります。

文章は簡潔に

文章はなるべく簡潔に書きましょう。「、」をたくさん使って長々と文章を続けてしまうと、意味の通りにくい文章になってしまいます。文章の内容を明確にするためにも、1つ1つの文章をできるだけ短く書くのが望ましいです。

1文章の中に主語と述語は1つずつ。1文で伝える情報も1つだけ。特に、この2点を意識してみるとよいでしょう。

同じ文末を繰り返さない

「~です。~です。~なのです」「~した。~だった」と、同じような文末の文章が続いていませんか。文末に同じ語句が続くと、文章が単調になってしまうため、読者が読みづらくなります。

例えば、です・ます調で記事を書く場合でも、「~です、~ます、~でしょうか」のように、文末の表現はいくつか考えられます。単調な文章にならないように文末に変化をつけて、自分の文章に彩りを添えてみてくださいね。

漢字の使用はほどほどに

漢字を使いすぎた文章も読みにくいものです。

一般的に漢字と平仮名・カタカナの理想的な使用比率は、「漢字:平仮名&カタカナ」で「3:7」といわれています。使用比率をチェックできるアプリがありますので、気になる人は使ってみるとよいかもしれませんね。

第三者目線で厳しくチェックする

たとえ、めでたく記事が書き上がったとしても、そのまま提出するのはちょっと待ってください。誤字脱字があったり、文章に意味の通らない箇所があったりするかもしれませんよ。

人間は機械ではないので、すべての作業を完璧にこなすのは無理です。仕上がった記事については「必ずミスや穴がある」という前提で考えておくのが無難です。記事の納品前には、必ず第三者の目線で厳しく原稿をチェック・推敲することをおすすめします。

推敲方法の具体例としては、印刷したものを読み直す、翌日改めて読み直す、書いた記事を音読するといった方法があります。「自分の目が節穴すぎて不安!」という人は、優秀な校正ソフトを使うというやり方もおすすめです

かかった時間は記録する

執筆にかかった時間を記録しておくことも記事のクオリティアップのためには重要です。どんな作業にどれくらい時間がかかるのかがわかると、自分の大体の執筆ペースを把握できます。

どれくらいの仕事量なら無理なく対応できるのか、自分のキャパシティを知るための判断材料になりますよ。

執筆前の構成、リサーチにかかった時間など、工程ごとに細かく記録を行うとなおよいです。各工程の作業時間を記録することで、自分の苦手な作業、特に時間をかけて丁寧に作業するべき作業が可視化でき、執筆スケジュールも立てやすくなります。

仕事を受けすぎてキャパオーバーになってしてしまうと、記事のクオリティ低下や過労につながります。ライターを長く続けるためにも、自分の能力を客観的に把握し、全体の仕事量をきちんとコントロールしていきたいところです。

コツをつかんで高品質記事を速く書こう

ライティングを効率よくこなすためには慣れも必要です。いったんコツを掴めば、執筆スピードも上がりますし、質の高い記事を書くこともできるようになります。

いくつかのポイントを押さえたら、あとは実践あるのみ。とりあえず、書いて書いて書きまくっていれば、だんだんと書けるようになってきます。

このコラムを書いている某氏もまだ修行の旅は道半ば。先はまだまだ長いですが、一緒にライティング道を極めていきましょう。

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みんなの感想文

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  • タイトルに「!」や「?」をつけるという発想は今までなかったので新鮮でした。でも思い出してみると、今まで自分が読んでいた記事には確かに「!」や「?」が良くついていました。何気なく読んでいると気付かないものですね。今後、文章を書く時の参考にさせていただきます。
  • 私もライティングを始めたばかりなのでこの記事はとても参考になりました。確かに「!?」などを入れるとそれっぽくなりますね。漢字の使用をほどほどにすることにも感心しました。今まではワープロで変換されるままにすべて漢字を多用していたので、自分も気をつけようと思います。
  • 漢字の使用に関しての部分のみ、参考になりました。私もどちらかと言うと、ひらがなの方が好きなので、自分が合っていたような気がして嬉しかったです。確かに読んでいて、読めない漢字が混ざっている時があるので、読みやすさは大切だと思いました。
  • 初心者ライターだけでなく、承認されやすい文章を書くコツが明確に書かれてあってわかりやすいです。ベテランには当たり前のようなことなのでしょうが、普段から気をつけておくべき重要なチェック項目になると思いました。とくに文末表現については、非承認理由になりやすいと感じていたので参考になりました。
  • 私自身、文章を作成するというにはどちらかというと苦手です。今回の記事を参照さててもらいましたが「なるほどな」と思わせる内容がいくつか書かれており、大変参考になりました。同じ文末を繰り返さないという指摘には自分の場合、よくやってしまう事なのでそれを意識して文章を作成するだけでも、かなり改善できるにではないかと思っています。
  • 文章を書いている人にとっては非常に当たり前のことだと思うのですが、でも自分がしっかりと出来ているのかというと少し不安なところもあります。この記事で書かれていることは正しいと思うので、しっかりと自分は出来ているかをチェックしながら文章の作成に取り組みたいと思いました。
  • 文章の読み手に気を配るためにエクスクラメーションマークを入れるのは、効果的です。しかし、結論から先に書くというのはこれまであまり試したことが無かったので、今後の文章作成に活かしたいです。私の場合は起承転結で文章を書いていたので、タイミングを見つけてその手法を取り入れたいと思います。
  • 指摘されている内容が納得いくものばかりでした。特に、文末に同じ語尾を繰り返さないというのは、いつも苦労しているところです。内容に夢中になってしまいついつい疎かになってしまうことがあるので、気を付けたいと思います。
  • 読み手を引き付けるために、結論を先に書いてその先を期待させるという書き方が参考になりました。自分はどちらかというと結論を最後まで引っ張るタイプなので新たなライティングテクが身についた気がします。また、同じ文末になってしまい堅苦しいイメージになりがちだったので文末にも今後気を付けたいです。
  • タイトルや文章に「!」や「?」を入れると印象が軽くなりすぎてしまうと感じました。また、漢字をあまり使わないと不自然な文章に見えてしまいます。なので、「かなり難しい漢字は避ける」程度の意識でいいはずです。
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