フリーライターの最大の武器!ポートフォリオを作成するコツ

フリーライターの最大の武器!ポートフォリオを作成する際の注意点

ポートフォリオとは、金融・経済分野のほかに、「自己作品集」という意味で美術分野の用語としても使われる言葉です。しかし、現在ではそれが転じて、就職の面接などで、自己アピールに使う資料のことを指すようになっています。

デザイナー系の仕事でよく用いられますが、フリーライターが仕事を得る際にも、ポートフォリオは大きな武器となります。企業がライターを雇う時は、学歴や人となりよりもまず、どんな記事を書くのかを見たいからです。

雑誌のライターを目指す場合のポートフォリオの作り方

フリーライターにも、雑誌などの紙媒体を主戦場とするライターとネットで活躍するWebライターがいます。そして、どちらを目指すかによって、ポートフォリオの作り方も異なってきます。

前者の場合は、直接会社を訪れて面接ということになるのが普通であるため、自分が今まで書いた記事をプリントして持っていくことになります。その際に、なるべく多くの記事を見てもらうとして、ポートフォリオが分厚くなるのは避けるべきです。面接者が、それを隅々まで読んでくれるとは限りませんし、詰め込みすぎると焦点がぼやけてしまいます。

まずは、自分の得意なジャンルを中心にまとめ、その上で、他の分野も書けることを理解してもらえる程度に多様性を持たせるのがベストです。また、どのような意図を持って書かれ、執筆期間はどのくらいで、改善点はあるのかなどといった、記事ごとの簡単な説明があれば、より分かりやすくなります。

さらに、紙媒体のライターの場合、文章だけでなく、取材で写真撮影を任される場合があります。そのため、写真付きの記事を提出すれば、より評価が高くなると考えられます。

このように、面接を受ける会社に応じて、相手が求めている記事がどのようなものかを考えてポートフォリオを作成することも重要です。

初心者はポートフォリオの代わりにブログを活用しよう!

一方、記事を書いた経験がなく、これからライターを目指すという方は、雑誌などの紙媒体よりハードルが低いWebライターがおすすめです。
しかし、その場合でも、あなたの実力を証明する資料があった方が有利なのは同じです。そこで、ライターとしての経験がない方に、代用品として活用してほしいのが個人ブログです。

ブログは、ライター未経験者の文章力や構成力を判断するのに最適な材料となります。したがって、積極的に自分の能力をアピールしたいのであれば、ブログを持つことをおすすめします。

ただし、ライターとしての適性を見るものですから画像中心で文章があまりないものでは、ポートフォリオの代わりとして不適切です。また、小説や詩のブログも避けた方がよいでしょう。

Web上の記事は、必要な情報を分かりやすく伝えることが最大の目的です。凝った言い回しや抽象的な表現が肝となる小説や詩とは相反する部分があり、ライターとしての適性を正しく判断してもらえない可能性があります。その点、コラム記事を中心としたブログなら申し分ありません。

雇う側からすれば、ライターとしての能力を測りやすく、また自分にとっても記事を書くよい訓練になり、一石二鳥です。

こんなポートフォリオはNG

最後に、ポートフォリオとしてふさわしくないものを挙げておきます。まず、言うまでもないことですが、他の記事をコピーして自分の作品として見せるのは論外です。盗作であることが、発覚した時点で、2度と採用されることはないでしょう。

また、コラム記事であっても、自分の主観が入りすぎているものはポートフォリオとして使用しない方が賢明です。個人のブログでどんな主張をしようと自由ですが、Web記事では客観性が重視されるので、それをそのまま提出するとライターとしての適性がないと思われかねません。

さらに、長期に渡ってライターの仕事をしていたり、個人ブログを続けたりしていると初期と現在ではそのクオリティが大きく変わってくるものです。それを選別しないままポートフォリオとして詰め込むと、相手側はどれが本来のレベルなのか判断がしにくくなってしまいます。クオリティの高いものを厳選してまとめておきましょう。

高まるポートフォリオの重要性

ポートフォリオは、企業に自分自身を売り込むものとして、その重要性は、今後さらに高くなっていくでしょう。同時に、売り込むチャンスはいつ訪れるかわかりません。ブログなり、ライターとして書いた記事なり、ポートフォリオとの素材として使えそうなものは定期的に整理してまとめておくことが大切です。それを怠らず、いざという時には最良のものを提出できるようにしておきましょう。

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こぶたのまとめ

ポートフォリオ作成時の注意点
・自分の得意なジャンルの記事を厳選してまとめる
・分かりやすいように、各記事には簡単な紹介文を入れておく
・場合によっては、記事に写真を付記した方が有利な場合もある

実績のない初心者にはポートフォリオの代わりにブログがおすすめ
・文章が少なくて画像中心のブログではあまり意味がない
・小説や詩が中心のものより、コラム系のブログがおすすめ

ポートフォリオの重要性は、今後も高まっていくと考えられるので定期的にまとめ直し、
常にベストなものを用意していくことが大切!

 

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みんなの感想文

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  • 恥ずかしながら、ポートフォリオという言葉を初めて知りました。ライティングはクオリティが重要だと思いますから、とても参考になります。このような記事を拝読すると、あらためて気づかされることが多く、勉強になります。
  • ポートフォリオを作ったことはないのですが、もっと大きな仕事をしたいと思ったり、面接が必要な職種に就きたいと思っている場合には、とても大切なものなのですね。作り方を説明して下さっているので分かりやすかったです。
  • フリーライターにも、ポートフォリオを作成することが有用であることをはじめて知りました。そして、ポートフォリオの代わりにブログを作成することが初心者には活用しやすいようで、自分も質の高いブログを作成していきたいと思いました。
  • ライターとして働く上で、ポートフォリオの重要性を改めて認識しました。ただ与えられた仕事をするだけでなく、こういった自分の武器になる物を溜めておいて、より良い仕事を取る事が長くこの仕事を続ける秘訣なんだなと思いました。
  • ライターの仕事の中でもポートフォリオの案件は今後も増えていきそうなので自分もスキルを伸ばしていきたいなと思いました。また記事でも指摘されていたのですが自分の主観が強すぎる文章を頻繁に書いていたので気をつけたいです。
  • 「ポートフォリオ」という言葉を初めて知りました。初心者の場合は、ブログなどもポートフォリオとして使えるのだとわかりました。どんなものが使えないかも説明があったので、どういうもがポートフォリオとして使えるのかなんとなく理解できました。
  • 記事を書く仕事をしたいと考えている場合、無料で簡単に利用できるブログを利用し、文章の書き方を知ったり体に身につけていくことは、とても簡単で良い方法だなと思います。はじめから難しいことを始めるのではなく、簡単なことから始めていくと良いのだと思いました。
  • ポートフォリオと言う聞きなれない言葉だったので、興味を持ちました。残念ながら、現在の私には関係のない内容だと思います。ですが、企業相手にライティングの仕事を売り込みできるだけの実力がついたら、必要なんだなと感じられました。
  • 私はポートフォリオがライターにとって大切なものであるということをこれまで知りませんでした。得意なジャンルなど、自分に関する情報を簡潔にまとめることで面接者の印象に残り、仕事を得やすくなるというのは非常に論理的で、参考にしたいと思いました。
  • 「ポートフォリオ」という言葉を知らなかったので、一つ勉強になりました。初心者にも分かりやすく、NG例も紹介されているところが良かったです。作成する際の注意点をよく理解し、積極的にチャレンジしていきたいです。
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