宣伝上手は書き上手、フリーライターのSNS活用術
フリーライターを目指している方、駆け出しの方、既に活躍されている方。活動方法は三者三様ですが、本格的にフリーで活動する上で避けては通れないものがあります。それはセルフプロデュース、つまり「自分の売り込み」です。それに最適なツールがSNSであり、フリーで活動している方はSNSの扱いが上手です。今回はフリーランスとSNSに焦点を当てます。
SNSとは?
ソーシャル・ネットワーク・サービスの略で、ツイッターやフェイスブックなどがそれにあたります。PCやスマホを所持している人の多くが、とりわけ若い世代の多くが、利用しています。世界に向けて手軽に自己の発信ができ、多方面の情報を集める上でも非常に重宝します。
フリーランスは人脈が大事
フリーライターに限った話ではありませんが、フリーランスは会社員とは勝手が違ってきます。活動全てを自分で管理する必要があるため、基本的に仕事は自分でとってくる必要があります。そのためのセルフプロデュースであり、そのためのSNSです。とにかく自分を知ってもらう必要があります。サグーワークスのライティングも、プラチナの出張案件は自分の売り込みから始まります。SNSは使っていませんが、これも売り込みの第一歩です。仕事に対しては貪欲である必要があります。フリーランスの市場は常に仕事の奪い合いです。SNSでのつながりは友人や業界の知り合いなど、誰でも構いません。横のつながりを広げておくことで思わぬ仕事につながることもあります。
作品の宣伝もお忘れなく
自身の作品を仕上げた際、SNSがあると手軽に宣伝が出来ます。自身のホームページやブログを運営するのも手ですが、それらで宣伝を行う上でもSNSとの連携が必須とも言えます。それだけ目に付きやすく、宣伝効果が高いのもSNSの魅力です。仕事の宣伝だけでもいいですが、自身の趣味で行ったモノの宣伝をするのも効果的です。活動範囲が広がれば、多くの人の目につきやすくなります。まずは人目につくことが大事です。自分を晒すのは勇気がいることですが、まずは「他人に評価してもらう」ことがとても大事となります。
人の文章を見て勉強しよう
文章力を鍛える上で皆さんは何を利用しているでしょうか。有名作家の本を読んだり、自分で小説を書いてみたり、色々あるかと思います。とにかく文章に触れることが大事ですが、SNSはそういった面でも便利です。SNSには様々な形の文章が溢れています。商品の宣伝であったり、何気ない日記であったり、企業などの公式アカウントから発信されるキャッチコピーであったり、参考になるものはいくらでもあります。SNSは自由な意思表示の場であるため、形式に縛られない自由な文章が多くあります。それらの感性に触れることも大事です。
便利なものには棘がある、SNSの注意点
誰でもどこでも気軽に情報の発信が出来る、それがSNSの最大の長所です。しかし、便利なものには棘があります。SNSでの発言はネット全体に向けた発言です。周囲への影響を省みない安易な発言は慎むべきであり、SNSを利用する上でネットリテラシーは必須です。いわゆる「炎上」というものは有名人に限った話ではありません。SNSでの安易な発言が広められることで、やがてニュースになるケースが最近は非常に多いです。ライター業は特に文章の扱いに気をつけなければなりません。SNSで稚拙な文章を発信し続けていれば、それはそのまま自身の評価となって返ってきます。そして、一度発信したものは取り下げることが出来ません。SNS上で削除したとしても、目にした人の記憶から消すことはできないのです。
こぶたのまとめ
- まずはコツコツ仕事を続けることが大事、結果は後から付いてくる。
- 宣伝は行き過ぎると悪い印象になりかねない。「押し売り」は自重しよう。
- 便利なツールは使い手次第で良くも悪くもなる。賢い使い方を心がけよう。
- 学習意欲と挑戦欲、そして前向きな心が大事。継続は力なり。
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みんなの感想文
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- 普段はさっと目を通すだけのSNSなのですが、人の文章をライティングに活かすことができるとは考えもしなかったので、参考になりました。自分からもSNSで良い文章を発信して何か良いことに繋げれたら良いなと思いました。
- ライター作業とソーシャルネットワークを結びつけて考えたことがなかったので、とても参考になりました。作品を宣伝できる上に、他の人の文章を参考にできることは確かに魅力的なことだと思いました。また、SNSの危険性についても教えてもらえたのでよかったです。
- 一度書いた記事は削除しても記憶からは消えない、という部分に特に身が引き締まる思いがしました。吐いたつばは飲み込めないので、書き込む前にしっかりと考える必要があると思いました。その時の感情やノリで書いてはいけないことを書いて後悔することがないようにしたいです。
- ライターだけではなく、あらゆる業界に通じると思いました。特に、宣伝は有効だけど、押し売りは逆効果、という点にうなずくことができました。プロを目指している方なら、目を通した方がよい記事だと感じられましたので、とても勉強になりました。
- 自分を売り込むのは難しそうですが、ホームページやブログで宣伝するのもひとつの方法として存在することを知りました。不特定多数の人が目にするSNSなので、自分が発信する文章に気をつけながら、上手に売り込めるようになりたいです。
- フリーライターとして活躍するためには、自己アピールが不可欠ですが、そのためにSNSの活用は大変有効な手段であることがわかりました。また、SNSをチェックして他人の文章に触れることで自分の表現の幅を拡大することにも繋がるとは、一石二鳥だと思います。しかし、多くの人の目に触れる以上、自分の文章に責任を持つ意識も大切だと思いました。
- 在宅ライターの仕事も継続は力なりで着実に仕事を重ねていきたいなと思いました。またSNSなどのツールは使い方次第で良くも悪くもなるものなのでルールをしっかりと守って賢く使えるように心がけていきたいです。
- フリーライターは自分で仕事を見つける必要があるから、人脈が大切になってくるんだなって分かりました。SNSの利用は、人脈作りに有効ですね。ですが、文字だけでやり取りするSNSでは、言葉の扱い方が重要になってくると思います。その点を注意してSNSを活用したいと思いました。
- 自分も「あ、宣伝だな」と感じるとイライラしてしまうほうなのですが、いざ「売る側」になったらそうも言っていられないというのはよくわかります。「炎上」させるのは大抵自分のような人間だろうと思うので、その辺の機微を生かせればいいなと感じました。
- 例え頑張ってプラチナになれたとしてもそこからがスタートラインでそこからまた研鑚がはじまっていくんだなと感じました。SNSがあっても、結局は仕事も人と人との繋がりが大事でそこをおろそかにしてはいけないんだなとも思いました。