はじめてでも伝わる文章!おさえておくべきポイント5つ!

はじめての伝わる文章!おさえておくべきポイント5つ!

あなたの書いた文章、相手に伝わっていますか?あなたの書いた文章が伝わるか、伝わらないかは、押さえるべきポイントを押さえているかどうかによって変わってきます。ちょっとしたコツですが、知っているか否かで、読者の受ける印象も大きく異なってきますから、きちんとマスターしておきたいですよね。

今回はライター初心者に向けて、伝わる文章を書くための基本的なポイントを紹介します。これをマスターすれば、「どう書けばいいかわからない」「伝わっているかイマイチ自信ない」といった悩みから解放されること、間違いなしですよ。

伝わる文章にならない理由

あなたの文章はなぜ伝わらないのでしょう?以下の項目で一つでも当てはまっているものがあれば、要注意!あなたの書いた文章は、読者が読んで意味を理解できないか、途中で投げ出しているか、最悪の場合読まれてさえいない可能性、大です。

  • 対象者を想定していない
  • 論点が明確でない
  • 話にまとまりがない
  • 不適切な表現方法を使っている

これから、上記4つのポイントについて一つ一つ見ていくことにします。また、これらに加えて、伝わる文章を書くためのポイント、

  • 伝える力を日常的に鍛える

そのための方法を最後に確認することにしましょう。

相手に伝わる文章は絶対大切!その相手は誰?

相手に伝わる文章は絶対大切!その相手は誰?

あなたの書いているその文章、一体誰に宛てて書いていますか?
対象者を想定することは、文章を書く上で大切なこと。これは、手紙やメールを送るケースを考えてみればすぐにわかると思います。

あなたはラブレターを不特定多数に向けて書きますか?書きませんよね。あるいは、母親に送るようなメールを会社の上司に送ることもありません。

一般的に人は、文章を書くときに読者を想定するのが自然なのです。誰に読まれるかによって、書く内容を変えるというのは、上に挙げたように誰でもやっていること。それを書くことを生業としているライターがしていないとは、おかしな話です。

自分の文章を読む人は誰なのか、どの読者層をターゲットにしているのか、事前に把握してから書き始めましょう。

話は広げすぎない!話題を絞り込もう!

文章の論点が明確であることも、大切な要素です。どこにスポットを当てているかが一発でわかる文章を書くのが理想。そのためには、与えられた話題に沿って書くことが重要になります。

例えば、今私が書いている文章のテーマは「はじめての伝わる文章」。この話題に絞って書くことが大切になります。自分が書きたいから、といって「面白い表現方法」について書いては、焦点がぶれてしまい、なにが言いたいのかわかりにくくなってしまいます。

テーマが決まっている、決めているのなら、それに沿った文章を書きましょう。余分な情報は、むしろ内容を薄めてしまいます。

内容に沿って書いているつもりでも、伝わる文章が書けない、話がまとまらない、という人もいるかもしれません。そうした場合には、「結論を先に書く」「箇条書きにする」、この二つを実施することをオススメします。

今回まさに私自身が実施していますが、こうすることで、ゴールがどこにあるかが、読者だけでなく書いている本人にとっても明確になり、文章のブレが少なくなります。

逆説的表現は伝わる文章からかけ離れる

逆説的表現は伝わる文章からかけ離れる

最後に不適切な表現について。不適切といってもいろいろあります。ここでは3つを紹介しましょう。

其の一。用法の間違いや誤字脱字。

言葉の意味を正確に理解しておらず、間違った用法をしてしまう場合です。間違った使い方をしていますから、当然文章の意味が通りません。結果として伝わらない文章となってしまいます。誤字脱字も同様のことがいえますので、注意したいものです。

其の二。難しすぎる表現。

Webサイトで読まれる文章は、簡単でわかりやすい文章が好まれます。難しい言葉はできるだけ簡単な言葉に置き換えるほうが、たくさんの人に正確に意味を伝えることができます。「不撓不屈の精神」と書くよりは、「折れない心」「挫けない心」と書いたほうが、多くの人の共感が得られます。

其の三。意味が取り違えられやすい表現。

逆説的表現はその最たる例と言えるでしょう。例えばイエス・キリストの有名な、「貧しきものは幸いなるかな」という言葉。そのままの意味でとれば、「貧しい人は幸せだ」となります。「(なぜなら)天の国はその人たちのものである」と続くわけですが、最初の文章だけでは、「なぜ?」と思う人が大多数ではないでしょうか。

この「なぜ?」と考えさせることが逆説的表現の利点なのですが、一方で伝わりやすさという点では、疑問符がつきます。

確かに人を考えさせる言葉ではあり、インパクトも強いですが、その解釈となると多様です。面白い表現ですが、伝わりやすさを重視するのであれば、避けたいところです。

普段から伝える力の鍛え方を意識しよう!

最後になりましたが、伝える文章を書くには、常日頃からの伝えることを意識することが大切になります。そのためには日々努力あるのみ!ですが、どのようなことをすればよいでしょうか。

一番簡単で、毎日続けられることは、ずばり「話をする」ことです。伝える力を鍛えるには、なにも文章を書くだけではありません。話をするのも、伝える力を養うのに効果があります。会話は、毎日できる手軽な伝達力向上メニュー。結論を準備して話を始め、どのようにそこまで導いていくかを考えるだけでも、立派な練習になりますよ。

いかがでしたか?伝わる文章を書くための基本的な技術を紹介しました。みなさんもこれらのポイントを踏まえて、わかりやすく読みやすい文章を書いてくださいね。ご活躍楽しみにしています!

こぶたのまとめ

伝わる文章のコツ
・どの読者層をターゲットにしているか事前に把握する
・文章のテーマに沿って書く
・結論を先に書く」「箇条書きにする」        
・「用法の間違いや誤字脱字」「難しすぎる表現」「意味が取り違えられやすい表現」
・毎日「話をする」こと

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みんなの感想文

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  • 難しすぎる表現はより簡単な表現にすべきだというところ、気をつけなければならないなと思いました。自分ではごく当たり前に使用していて、意味が通るからといって、記事の読者もそうだとは限らないのですね。読者の目線から記事を書くと言う視点を心がけて、執筆に取り組みたいと思います。
  • 伝わる文章の書き方が分かりやすく書かれていて参考になりました。記事を書いていても結論をどう書くか迷うことが多いので、先に結論を書くという方法は試して見たいと思います。ただ、毎日「話をする」のは1人暮らしなので難しそうです。
  • 仕事中向き合っているPCの向こう側に、読者を想定して書くということはとても大事ですね。母あての手紙やラブレターの例えはなるほど!と納得してしましました。まず要点を箇条書きにするという方法は実践してみようと思います。
  • 逆説的表現はかっこいいイメージがあり、ついつい使いたくなってしまうのですが、伝わるのかどうかという点を意識して今後は使い方に気を付けたいと思いました。長文を書きたいときは話を広げてしまいがちですが、収拾がつかなくなったら元も子もないので、文章のゴールを意識して書きたいと感じました。
  • 伝わる文章を書くには、どんな人に向けて書いているかをきちんと考えて書かないといけないのだとわかりました。論点が分からなくなってしまうことが多いので、論点を先に書く・箇条書きにするということを意識していきたいと思います。
  • この記事を読んで、私は自分が理解しやすい文を書いているなと思いました。自分は理解できても、読者が理解できなければ何の意味もないと思うので、これからは読者を意識して書くようにしたいです。また、「話をする」ことが文章の上達につながるのは、簡単にできるのでいいなと思います。
  • 普段から指摘をいただきますが、そのことを書いてあるように思えます。文章も考えて書いていると逆説も使うことはありますし使い方次第でしょう。いろんな注意点を書いてありますが内容としては私の注意点とかぶる気がします。
  • 読者をきちんと想定して、何を伝えたいか明確にすることは大切ですね。私は良く話がそれてしまうので、気を付けたいです。他にも誤字脱字でよく不承認になりました。普段から読書とアウトプットを意識したいと思います。
  • 伝わる文章を書くためには、「誰に向けて書いているのか」を意識することが大事だという点が印象に残りました。また、『書く』ことだけが伝わる文章を書くためのトレーニングじゃないことも知ってうれしくなりました。意識すれば、話すことも文章力アップにつながるんですね!
  • 文章を書くにあたり、初心に帰ることができました。当たり前のことでもライティングを続けているうちにいつの間にか疎かになってしまっていることってかなりあるので、今回の記事を読んではっとさせられました。ライティングに慣れてきたときこそ、こういう文章を読んで初心に帰るのが大切なのかと思いました。
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