みるみる上達!正しい文章を書くためのトレーニング法5選!

みるみる上達!正しい文章を書くためのトレーニング法5選!

ライターとして活動するうちに、自分の表現方法や他人の言葉の使い方が気になり、正しい文章への欲求が高まりはじめます。
これはスキルアップへと繋がるチャンスです。自分の中のライター魂が、次のステージに昇ろうとしているのです!
しかし実際にスキルアップしようと思い立ったのもつかの間、具体的に何をしていいのかわからない。意識面、スキル面ともに方向性がわからなければ、努力のしようがない。
よくある壁ですね。
そこで今回は、ライターとして正しい文章を書きつつ、スキルアップしていくための方法をピックアップします。

正しい文章は書き方の意識改革から!

まず、何はともあれ意識改革からです。自分の文章が「他人に読まれる」ものであり、文章を書くことは情報発信であると認識しましょう。目にした人々の役に立ち、生活に何らかの影響を与えるわけですから、それなりの責任が発生するのです。

もし今後プロのライターとして生計を立てていくことを望むなら、この「情報発信することの責任」をしっかりと把握しておくことをお勧めします。これが後々のプロ意識や、記事のクオリティを上げていくうえでのモチベーションに繋がりますからね。
多くの人に役立つ情報を発信するためには、まず正しい文章を書くことを心がけるという意識が、プロ意識の始まりとなります。

さらに、読み手の目線に常に立つという意識も芽生えてきます。文章を書き始めた当初は、どうしても客観視する力が弱いものです。
正しい文章を心がけ、「この表現、言い回しは伝わるのか?」と自問自答しながら読み返すクセをつけることで、客観視する力が養われます。
これも、ライターとして活動していく上でとても大切なことです。

読書をすると正しい文章が見えてくる!

読書をすると正しい文章が見えてくる!

正しい文章を書くためには、「インプット」と「アウトプット」のバランスが大切です。
「インプット」とは自分の中に情報を取り込むこと、「アウトプット」とは情報を形にして外に出すことを指します。
ライターとして文章を書いていくのならば、「アウトプット」は習慣的に行われることになります。

しかしそれだけでは、「インプット」が不足しがちです。そこは積極的に読書をすることで補いましょう。
世に出回る書籍は、プロが執筆し、プロが編集・校正を行った上で出版されています。正しい文章の宝庫と言えますね。

さらに、実用的な使い方が沢山掲載されているので、それを吸収することにより表現の幅が広がります。
読書の習慣がないという方は、まず一人好きな作者を見つけた上で、そこから派生的に似た作風の作者の本へと展開していくと良いでしょう。「面白さ」を感じないことには、読書はなかなか続きませんからね。何事も継続は力です。

新聞記事の要約文を書いてみる

新聞記事は限られたスペースや字数に収めた上で、できるだけ正確に情報を伝えることが重要になるため、既にある程度要約されています。そこからさらに要約していくことで、文章作成スキルが鍛えられるのです。「全部大切に見えるけど、その中でも”核”の部分は何だろう」と、深く掘り下げる作業が必須となるからですね。この””を捉える力が、正しい文章を書くためにはとても大切です。

物事の”核”をうまく捉えると、自ずとテーマが決まります。あとはそのテーマから派生させて、字数の許す限り情報を書き足していくのです。これが正しい文章を書くための基本スキルと言えるでしょう。

新聞記事の要約をすることで、情報を掘り下げたり圧縮したり、という力が付きます。
この力さえつけば、広げることは比較的容易ですので、積極的に鍛えていきましょう。

正しい文章なのか?声に出して読んでみよう

正しい文章なのか?声に出して読んでみよう

最後に音読したのはいつ頃でしょう。なかなか文章を声に出して読む機会はありませんよね。それが自分の文章となると尚更です。
しかしこの音読は、誤字脱字を発見したり、言い回しのミスを探し当てたりと、見直し作業をする上で多くのメリットがあります。

「黙読」での見直しは、流し読みの要素が強くなってしまうために、細かいミスを発見しにくいのです。
あえて声にだす、という肉体的動作を挟むことによって、疑似的に文章を客観視する力が生まれます。「声」が第三者となってくれるのです。自分で、文章を音読すると「あれ?」と思うことが予想以上に出てきます。

まずは音読による見直しの習慣を心がけ、できるだけ文章の質を高めていきましょう。
正しい文章を書くためには、音読でミスを減らしていくことが有効な手段と言えます。

ひたすら反復!書いたら読む!

「量は質に転化する」という言葉があるように、何事もある程度の量をこなすことによって、コツが生まれて質が高まります。
最初からうまくやろうとしても、どこか歪になるだけです。やはり自然さ、さりげなさを出しつつ読ませる文章を書くためには、ひたすら量をこなすことが近道でしょう。

この訓練のポイントは、ニュースやネット動画など、ある程度のバリエーションがあって短めの情報を選ぶことです。
ニュース記事を読んだらその感想を書く。そして要点を纏める。ネットの動画でも同じことをします。

最後のそれを読み返して、自分なりの校正をして終了です。校正は深く考えずに、初見で気が付く部分だけに留めましょう。
1~2時間程度の限られた時間でトレーニングすることにより、文章の質はぐっとあがります。また、単純に記事作成のスピードアップにも繋がるため、大変お勧めですよ。

こぶたのまとめ

いかがでしたでしょうか。「正しい文章」というと少し抽象的に思えますが、私たちは普段多くの「正しい文章」に触れているのです。
日本は書籍が安く図書館が至る所にあり、ネットニュースもあります。プロの手で構成された「お手本」が手軽に読めることは大変恵まれた環境なのです。
まずはこれらのお手本をうまく活用しつつ、お手本の中に自分の言いたいこと、書きたいことを混ぜ込んでいくイメージが良いでしょう。
そのうちあなたの文章も「誰かにとってのお手本」として参照されるようになります。
ここまで来れば、あなたなりの「正しい文章」が出来上がっている証拠となるでしょう。
是非頑張ってみてください。

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みんなの感想文

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  • 自分も文章が中々上達しなくて悩んでいたのですが、新聞記事の要約文を書くといった練習方法は家でも簡単に出来るしお金もかからないので是非やってみたいなと思いました。反復練習を怠らず上達できるようこれから頑張りたいです。
  • 文章を書く時には「情報発信することの責任」を持つというのは、簡単に自分の文章をSNSなどで発信できる今の時代にとても必要なことだと認識しました。読書や新聞の要約など、特別な講習を受けなくても身近なところにあるプロのお手本を材料に文章力を上げることができると分かり、早速実践してみたいと思います。
  • 文章の要約が苦手だったため、先生に新聞記事の要約を何回もさせられたのを思い出しました。あのときの練習は確かに効果がありました。ライターを目指す者として、この記事に書いてあるような訓練を始めたいと思います。大変参考になりました。
  • 正しい文章の作成方法について学ぶことができました。特に、声に出して読んでみるという点が大変参考になりました。量は質に転化する、という言葉を頭の片隅に置きながら、毎日記事作成をこつこつ行うことで、私もいつかお手本となる文章を作成できるように頑張りたいと感じました。
  • ライティングする上で重要な正しい文章を書くこと、どのようにすればスキルアップできるのか簡単な方法が書いてあって参考になります。私も今後の仕事に役立つように、時間を見つけてやってみようかなと思いました。
  • 正直どきっとしました。読書、何年も全くしていません。読書はいいとよく聞きますが、文章力を上げることにも繋がるのですね。そして、もうひとつ考えさせられたのが、責任やプロ意識という言葉。ただ単純に文章を書くだけでなく、責任やプロ意識も加われば、よりいい文章を書けるようになりそうです。
  • 正しい文章を書くためのポイントが、初心者の私にズバリ分かりやすく伝わりました。読み手を意識することによって生まれる、情報発信者としての責任。重い言葉ですが、とても重要なポイントですね。また、書いた文章を黙読ではなく音読して確認するという作業は、これまで経験がなかったので目から鱗です。すぐにでも取り入れたいと思います!
  • 正しい文章というものは、トレーニングをすることで、必ず身につき実践に生かせるのだということを知りました。図書館などで様々な本を読み、文章の書き方のコツなどを自分なりに発見したいなと、この記事を読んで思いました。
  • 正しい文章を書くために努力しています。記事にもあった音読は心がけていますが、新聞記事の要約文を書いてみるというのも面白い提案だと思いました。毎日そこまでする時間はありませんが、週に1度は出来るように努力してみようと思います。
  • ライター必須のトレーニング法5選です。まず、自分の文章で情報を発信するのだ!という責任を認識すること。プロが手がけた文章、すなわち書籍を読むこと。新聞記事を要約し、文章を掘り下げて核を捉えるスキルを鍛えること。自分の書いた文章を客観視するために音読すること。そして、ひたすら書いて読んで、量をこなすことの5つです。ぜひ実践して、正しい文章を書くスキルを身につけたいです。
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