自分本位はNG!クライアントが要望するものを書くのがWebライターの仕事!

先日「サグーワークスは承認の基準が厳しすぎる」という声を耳にしました。確かに甘くはありませんが、本当にそうなのでしょうか?私がかつて利用していた他のクラウドソーシングと比較しても特別に厳しいということはないように思います。

そこで、サグーワークスの承認基準がなぜ厳しいと言われるのか、私自身の経験から思い当たることを書き出してみます。

どんな記事にも当てはまる基本的なルールがある!

サグーワークスが他のクラウドソーシングと違うところは、クライアントとの間に運営事務局が入るところでしょう。そのため、注意事項が「クライアントの要望」ではなく「運営事務局の決めたルール」のように感じられるのかもしれません。

サグーワークスでは、どのような簡単な案件でも必ず書くためのルールがあります。ですから、そのルールが守れていない場合には非承認という形になります。しかし、これが厳しいというのであれば、他でもおそらく一定以上の原稿料をもらう仕事はできないでしょう。

サグーワークスで承認・非承認を決める基準は、案件の難易度に応じて3段階に分かれています。そのうち最も簡単なものは、基本的な文法に間違いがないか、内容にうそはないかという程度のチェック項目ばかりです。
これで難しいということであれば、サグーワークス以外でも記事を書くことはできないはずです。もし、それでもOKというところがあるとしたら、書いた文章が違法な使われ方をしても文句を言えないような怪しいサイトかもしれません。

クライアントごとに要望は異なる!

クライアントと直接やり取りしなければならないクラウドソーシングで仕事をしたことがある人や、いくつかの企業と直接契約を結んだことがある人であれば、記事に対する要望がクライアントごとに大きく異なることをご存知なのではないでしょうか?そのため、サグーワークスでは記事の投稿ページに共通ルールとクライアントごとの要望の両方が書かれています。

サグーワークスでは、クライアントの要望に沿っていない時点で書いた記事が非承認となるのですが、皆さんは、きちんと毎回クライアントからの指定事項もチェックして記事を書いていますか?
パッと見ただけで「これはいつものパターンだ!」と思い込んで書き始めてしまうと、それが非承認の原因になってしまいます。同じクライアントのほぼ同じ内容の案件でも、前回とルールが違うなんてことはざらにありますよ。

他のクラウドソーシングでは、しっかりルールを守って仕事ができない人は、クライアントから仕事をもらう時点ではじかれてしまいます。しかも、仕事を得られた場合でも、要望に沿った内容に書き上げるまで何度も書き直しさせられ、完了にはなりません。

締め切りまでに書き上げられなければ報酬はもらえませんし、最初の時点でルールに沿ったものが書けていなかった場合には次の仕事は依頼してもらえないのが普通です。ですから、そのことを考えると、サグーワークスの方が甘いくらいなのはないでしょうか?

サグーワークスの場合、どのライターが書いてもよいという状態でタスク案件が掲載されています。
そのため、ルール通りに書かれていない記事は非承認となり、別のライターに書くチャンスが回ります。ですから、最初から求められているルールに沿った書き方をしない人は毎回非承認という形になってしまい、「サグーワークスの承認ルールは厳しい」と言いたくなるのではないかと思いました。

依頼を受けて書く文章は依頼者のための文章!

Webライターが依頼を受けて書く文章は誰のための文章なのかを考えてみたことがありますか?Webライターとして原稿料をもらって書く文章は、ライター自身のものではありません。
記事を依頼したクライアントがホームページなどで使用するための文章なのです。ですから、「自分が書きたいものを書く」という姿勢でライターをやっているとしたら、それでも通るものとそれでは無理なものがあることを理解した方がよいでしょう。

もしあなたが自分の意見を発信することにこだわるなら、それは自分自身のブログなどですることをおすすめします。Webライターが依頼を受けて書く文章は、自分の名前ではなく、クライアントの名前で世に出るものが多いことを考えてみてください。
自分の名前で書かない文章は、その責任をクライアントに取ってもらうことになるのです。ですから、依頼を受けて書く文章は依頼者のものだと考えなければなりませんよね?

理不尽なルールでも守らないとダメなの?

クライアントの要望に沿ったものを書くのがWebライターの主な仕事ですから、たとえ理不尽なルールであったとしても、ルールに沿ったものを書くのが基本です。実際、私が受けた案件の中にも「こんなルールで書けるわけがない!」というものがたくさんあります。

わかりやすい例として、今4人のプラチナライターで手分けして書いている案件を、当初私が1人で引き受けていた頃の話をしましょう。
その案件はキーワードが10種類ほど決まっていて、そのうち2~3種類は15回以上使用、残りは6回以上使用して1300文字以上の記事を書くというものです。しかも、キーワードのうち6種類は、トータル何百件にも及ぶすべての記事で共通しています。この案件を初めて依頼されたころはかなり矛盾したルールがたくさんついていました。

例えば、「15回使用するキーワードは、それぞれの間には1文字か2文字程度の助詞を入れて前から順番に使用」というルールと「15文字以上他の記事と重複したらNG。同一案件内の記事との重複してもNG」というルールに加えて「オリジナリティのある文章」「文法的に正しい文章」というルールが同時に求められていました。それなのに、キーワード1つで12文字というものも含まれているのですから、これを守ったら記事の書きようがありません。

とは言え、この場合でも「書けるわけがないじゃないか!」とルールを無視して書き始めてはダメなのです。私は書けない理由を運営事務局に伝えて、クライアントにルールの見直しをしていただくようにお願いしました。もし、これが他のクラウドソーシングであれば自分で直接交渉するところですが、サグーワークスの場合は運営事務局で交渉してもらえる分楽でした。

「こんなルールでは書けない」と感じる場合は、自分と運営事務局、またはクライアントとの間で解釈が違っている可能性がありますし、運営事務局やクライアントが矛盾に気がついていないだけのこともあります。
中には単純に運営事務局の記載間違いであることもあるのですから、こんなルールは無理!と思った時には一度確認してみることも必要でしょう。

▼サグーワークスは運営事務局のサポート体制が整っているので安心してお仕事が始められます。
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こぶたのまとめ

承認のルールが厳しいと感じたら要チェック!

・どこで記事を書いても基本的なルールに大差はありません。
・書く前に基本的なルールを確認しましたか?
・クライアントの要望を理解して書きましたか?
・「自分の書きたいものを書く」という姿勢でライターの仕事を捉えていませんか?

もし、理不尽だと感じるルールがあったら、そのまま放置して書き始めるのではなく、
運営事務局に確認することも大事です。
 
 

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みんなの感想文

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  • クラウドソーシングで記事作成をするときに、非承認が多い方は読むべき文章ですね。私もサグーワークスさんを使っていますが、たまに非承認になるので、眼から鱗の文章でした。クライアントさんが求める良い文章を書けるようになっていきたいです。
  • 記事をライティングし始める前に、私も「前と同じ案件だ」と思い込み非承認になったことがありました。それからはルールをしっかり見てからライティングするように心掛けています。また、理不尽なルールは運営に問い合わせても悪くないんだと分かりました。
  • 毎回サグーワークスで仕事をする場合は、指定されたルールを丁寧にチェックするようにしていますが、それでも見逃してしまう項目が出てくることがあります。記事を読みながら、これではいかんと反省させられました。今後は、クライアントの要望や決められたルールに絶対外れない文章を書くつもりです。
  • 自分本位の文章はNG!という言葉は今の自分にズバリ言われているようで恥ずかしくなりました。在宅ワークという仕事はクライアントの意向、要望が第一だと思うので独りよがりにならず客観的な視点を忘れずライターの仕事を頑張りたいです。
  • クライアント側から仕事をいただけるからこそ書くことができるんですよね。自分が書きたいものでは無く、依頼者が書いてほしいものと意識して書かなければと思いました。そのためにもクライアントとの意思疎通が大事ですね。
  • 理不尽なルールのエピソードは読んでいて共感出来る事も多く、興味深かったです。実際にプラチナライターの方々がその様な状況になった時にどの様な対応をしたのかを知る事が出来て、見聞が広がりました。おかしなルールだなと感じた際は自分の解釈をまずは疑ってみる事から始めようと思います。
  • 自分は記事を書くときに依頼された内容をもとに書いているつもりですが、段々と文字を書いていると自分が言いたいことを記事にして書いてしまっていることがあるので、この辺を意識して記事を作成していこうと思いました。
  • ライティングには基本的なルールがあり、それをしっかり把握することはライターとして当然であるということをあらためて感じました。これからも、ライティングを行う際は、まずクライアントの求めている最低限の基準を遵守したいと思います。
  • 今までは、ただルールを守って文章を書くくらいの気持ちだったんですが、依頼者側の要望をしっかり感じ取って執筆する事が大切なんですね。それができるようになれば、もっと単価の高い記事も書けるようになるんだなと感じました。
  • 私はサグーワークスで初めてライティングの仕事と出会い、その後、計3ヶ所のクラウドソーシングで文章を書いてみましたが、このコラムのライターさんと同意見で、サグーワークスの基準がほかと比べて特に厳しいとは思いません。非承認になる時は、うっかりルールから外れてしまった場合なので、いつも気をつけなければと分かってはいるのです。これを機会に更に注意したいと思います。
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