在宅でも可能?翻訳の仕事をフリーランスで行うには

在宅でも可能?翻訳の仕事をフリーランスで行うには

外国語の読み書きが得意な人が就つことができる業種のひとつが「翻訳」です。ひとくちに翻訳といっても、外国語で書かれた書物や仕事で使う書類から、海外サイトのテキストまで翻訳の対象となるものは、さまざまな種類があります。そのため、需要があり、高単価の収入も可能なのが翻訳という仕事なのです。

今回は、翻訳未経験者が、フリーランスで仕事ができる方法、翻訳の仕事で取得していれば有利となる資格などについて、詳しく解説します。

翻訳に必要な技術を身につけるには?

翻訳という仕事は、当然のことながら、日本語以外の外国語をしっかりと理解していなければできない仕事です。そして、ただ外国語に精通しているだけでは、翻訳の仕事は務まりません。原文を平易に訳すのではなく、原文のニュアンスにふさわしい訳し方をすることも大事といえます。

外国語への理解力だけでなく、日本語のボキャブラリーも豊富でなければいけません。翻訳の仕事は、外国語および日本語の理解力、文章力、調査力、専門知識などを持つことが重要です。これらの要素を磨くには、翻訳の専門学校や通信教育講座などで勉強するという方法があります。

翻訳の勉強は、学校や講座で教えてもらう方法ではなく、独学で勉強することも不可能ではありません。独学で翻訳の勉強をする場合、自分ひとりで行うために、時間や場所にとらわれずに自身のペースで勉強をすすめられるというメリットがあります。

しかし、独学は自分ひとりなので、主観的な勉強方法となり、翻訳した文章が適切な訳し方になっているかどうかがわかりません。いくら、文法や意味合いにおいて間違いのない正しい訳し方であっても、翻訳として見た場合、商品価値のない文章である場合もあるのです。そのため、翻訳を勉強する場合は独学よりも、翻訳の高度なスキルを持った講師などに見てもらった方が、より正しいスキルを学べるといえるでしょう。

翻訳仕事の受注、どうやって行うの?

翻訳の仕事に必要な技術が身につけば、次は本格的に仕事をする段階に入ります。では、翻訳の仕事をしたい場合、どのようにして仕事を受注するのでしょうか。翻訳の仕事をするには、翻訳を専門に扱っている会社に応募することです。翻訳専門会社は、大手から中小、紙媒体からネット専門までさまざまな種類の会社があります。

それらの会社のほとんどが行っているのが、翻訳希望者へのトライアルです。トライアルとは、希望者が本当に翻訳の仕事をするうえで、確かな技術を持っているのかどうかを判断するための試験です。翻訳会社の用意したトライアルをクリアしないと、その会社から仕事の依頼を受けることができません。そのため、まずはトライアルを受けて合格することが、翻訳をするうえで重要なことなのです。

翻訳会社が行っている一般的なトライアルの流れは、まず、履歴書・職歴書の送付、あるいは、翻訳会社のサイトから申し込み手続きをすることから始めます。この申し込みが一次審査となり、審査をクリアしたら本題のトライアル課題を受けることができます。提示されたトライアル課題に解凍して提出すると、数日後に合否の知らせが届き、合格であればその会社に翻訳者として登録されるのです。

しかし、トライアルに合格したからといって、すぐに仕事が来るわけではありません。トライアルの合格は、あくまで翻訳者として確かな技術を持っているという証明をしただけです。大手の会社は、登録されている翻訳者が多数である場合もあるので、なかなか登録したばかりの新人翻訳者には仕事が回ってこないこともあります。

フリーランスになる前にやるべきことは実績づくり!

翻訳の仕事をフリーランスで行うには、実績づくりが必要です。いくらすぐれた翻訳の仕事がこなせる技術を持ち合わせていても、翻訳の実績がない人間に会社は安心して仕事をまかせることはできません。翻訳の仕事は大きなものから未経験者OKの小さなものまで、案件の種類はさまざまです。まずは、未経験者でもOKな簡単な仕事から初めて、翻訳の経験を少しずつ積み重ねましょう。

仕事を続けていれば、翻訳会社も名前を覚えてくれます。仕事をこなし続けて実績を積み重ねていけば、急に翻訳会社に来た新しい仕事、他の翻訳者が都合で受注不可能になった案件などをまわしてくれます。さまざまな翻訳会社と仕事を続けることで「あの人へ依頼すれば高品質な仕事をしてくれる」という信頼関係が生まれ、仕事をもらえるようになるのです。

いきなり、実績もなしにフリーランスとして翻訳の仕事は難しいといえます。本職以外の副業として翻訳で実績をつくり、複数の会社との信頼関係を築いてからフリーランスを始めるのが、無難といえるでしょう。

翻訳の仕事は、具体的な資格は必要ありません。英検やTOEICの受験経験があれば、仕事をするうえで「語学力が確かなものである」という証明になり、プラスになります。また、日本翻訳連盟(JTF)が実施している試験「ほんやく検定」に合格することも、フリーランスにおいては強みとなるでしょう。

フリーランスとして仕事を開始したものの、なかなか翻訳の仕事が見つからないこともあります。それでも在宅で頭脳労働をする、自分の語学力を在宅の仕事で活かしたいことにこだわりがある場合は、在宅ライターがおすすめです。在宅ライターとしての仕事のなかには、外国語が活かせる案件もあります。

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こぶたのまとめ

  • 翻訳の仕事は、語学力以外に総合的な能力が必要
  • 仕事の実績を積むことによって、フリーで働くことも可能

翻訳は、在宅ライターという選択肢もあり!自分に合った働き方を見つけよう!

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