在宅でできるテープ起こしの仕事って?
テープ起こしは、特別なスキルがなくても在宅でできる仕事です。日本語についての基本的な知識があればいいので、誰でも気軽に始められます。テープ起こしは空いた時間を使って仕事ができるため、忙しい人でも無理なく働けるのが魅力です。
とはいえ、まったくの未経験からテープ起こしの仕事を始めるにはどうしたらいいか分からないという人も多いでしょう。今回は、在宅でできるテープ起こしの仕事内容や報酬について紹介します。
テープ起こしの仕事内容
テープ起こしとは、音声データを文字に書き起こす仕事です。会議や講演会などで録音された音声を文章にすることが多いです。ただし、テープ起こしは、依頼主の要望によってやり方が異なる場合があります。
たとえば、会話を一字一句すべてそのまま書き起こすのは「素起こし」です。また、内容に直接関係しない口癖や相槌など省いて書き起こす方法は「ケバ取り」とよばれます。さらに、話の内容を書き言葉に直し、文章としてまとめる「整文」もあります。テープ起こしをするときは、依頼に合わせて適切にまとめなければなりません。
なお、テープ起こしのもととなる音声は、パソコン上のファイルでやり取りするケースがほとんどです。そのため、テープ起こしの仕事をするには、日本語のだけでなく音声データの取り扱いに関する知識も必要になります。
音声データは機密情報にあたる場合もあるため、在宅で作業するならしっかり管理しなければなりません。テープ起こしをするなら、仕事に対する責任感が重要です。
テープ起こしの報酬
テープ起こしは、依頼ごとに報酬が発生する成功報酬制です。1時間分の録音で5000円程度が報酬の相場となっています。とはいえ、慣れないうちは、1時間分の録音を文字に起こすのに1週間以上かかるケースもめずらしくありません。場合によっては1カ月程度かかる場合もあります。
テープ起こしの仕事である程度しっかりした収入を稼ぐには、練習を重ねて効率のよい作業方法を身につける必要があります。そのため、テープ起こしで満足できる収入を稼げるようになるには、時間がかかるでしょう。
なお、テープ起こしの報酬は、医療や学術に関する知識があると高くなる場合もあります。テープ起こしの需要が高い専門分野をもっている人なら、比較的すぐ稼げる可能性があります。ただし、いくら役に立つスキルがあっても仕事を受けられないと収入は稼げません。そのため、テープ起こしで収入を稼ぐには、仕事を確保する手段もしっかり考えておいたほうがよいでしょう。
テープ起こしの仕事はどうやって受けるの?
テープ起こしの仕事を受ける方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目は、テープ起こしを専門とする会社に所属する方法です。求人情報をチェックしてみると、在宅勤務でできるテープ起こしの求人が出ている場合があります。
とはいえ、テープ起こしの求人は数が少ないうえに人気があるため、見つけたらすぐに応募するのが採用のカギです。すでにコンスタントに仕事を獲得している会社に所属すれば、初心者でもテープ起こしの仕事を確保しやすくなります。
2つ目は、フリーランスとして個人で依頼を受ける方法です。ただし、いきなりフリーランスになっても、テープ起こしの仕事をすぐに受けられる可能性は低いです。そのため、まずは単発のテープ起こしの仕事に応募したりクラウドソーシングサイトを活用したりして、少しずつ経験を積む必要があるでしょう。実績や人脈ができてくれば、個人でもコンスタントに仕事を受けられるようになる可能性はあります。
テープ起こしのメリットとデメリット
テープ起こしのメリットは、パソコンさえあればすぐに仕事ができるところです。
テープ起こしの仕事は、特別な知識や技術がなくても始められます。成功報酬制なので、勤務時間にとらわれずに自由に働けるのも魅力的です。その反面、テープ起こしで稼ぐには時間がかかるというデメリットもあります。
ベテランとして効率的に稼げるようになるには、数年かかるケースも少なくありません。音声を日本語として書き起こすのは、意外と難しい作業です。たとえば、話し方に癖があったり、聞いたことがない単語ばかり使われていたりすると、なかなか作業が進みません。テープ起こしを仕事にするなら、地道にコツコツ取り組む姿勢が必要です。
テープ起こしのデメリットを考慮すると、在宅で働きたいならライターを選ぶ手段もあります。在宅ライターも専門的なスキルがなくても始めやすい仕事です。テープ起こしよりも慣れるのに時間がかからないので、すぐに高収入を目指せます。
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こぶたのまとめ
テープ起こしの仕事の特徴
- 音声データを文字に書き起こす仕事
- パソコンがあれば始められる
- 報酬は1時間分の録音で5000円程度
- 稼ぐには慣れが必要
テープ起こしをするなら地道な努力を重ねましょう!