文章上達には読書感想文がおすすめ!文章力をアップさせる読書感想文の書き方とは

文章上達には読書感想文がおすすめ!文章力をアップさせる読書感想文の書き方とは

読書感想文を書いて文章が上達するのかと疑問に思うかもしれませんが、文章力アップには読書感想文が効果的です。本をたくさん読むという人でも読後に感想文を書くという人は少ないでしょう。小学校のとき以来、読書感想文を書いていない……という人の方が多いですよね。

今回は、読書感想文がなぜ文章上達の方法として挙げられるのか、その理由と書き方のコツについて紹介していきます。うまく文章を作れないという人はぜひ参考にしてみてください。

読書感想文はここがすごい!

文章上達には読書が必要不可欠です。本を読めばプロの作家が書いた優れた文章に出会うことができるので、表現の幅が広がり語彙力もアップさせることができます。言葉を知らなければ文章力を鍛えることはできないので、なるべくたくさんの文章に触れる機会を設けることが大切です。それができるのが読書というわけです。

しかし、ただ読んだだけでは内容の半分も記憶されていません。人間は記憶したもののほとんどはすぐに忘れてしまうので、脳にとどめておくためには口に出すか書き出すことが重要になってきます。

覚えた言葉や文章、表現をすぐに使うこと、文章を作る癖をつけることがポイントです。読書感想文は、読み終えたあとに自分が印象に残っている部分をまとめていくので文章力が自然と身に付きます。読書感想文を書かないまま終わってしまうと、なんとなく本のあらすじや感想が頭に残っているだけです。

読書感想文は、頭の中にあるものを組み立て直して自分の力で文章にしていきます。文章力をアップするには、文章に触れるだけではなく自分でまとめて構築して形にしていくことが重要です。読書感想文は空いた時間を使ってそれができるので、文章力を鍛えるには効果的なのです。

文章上達を目指す読書感想文の書き方

読書感想文といえば小学校の宿題というイメージが強いですが、小学生と同じような内容では文章力をアップさせることはできません。まずは、文章を書く前に何について書いていくかを考えることから始めます。

まとまりのない文章になってしまうので、いきなり書き出すことはNGです。1冊の本には始めから終わりまで内容がぎゅっと詰まっていますが、そのすべてが重要であるとは限りません。その中のどの部分を書くべきなのかを決めて、文章を構築していきます。

つまり、本の趣旨を読み解いていきます。読者に何を伝えたいのか、何を言いたいのかを考えて文章を展開させていくことが大切です。これができれば読解力を鍛えることができるので文章上達につながります。本の読者層を想定してみるのも良いですよ。想定読者を考えて読書感想文を書くことができれば、文章に具体性が増しますし表現の幅もアップします。

本が苦手でも大丈夫!書きやすくなるコツ

本が苦手な人は読書感想文を書くことも苦手な人が多いので、趣旨を読み解く前に、まずは全体の構成を考えていきましょう。構成が成り立っていない文章は何を言いたいのかがわからないため、あいまいな文章になってしまいます。

読みやすく分かりやすい文章にするために、構成を決めてから文章を作っていきましょう。書きやすいのは、出だしを書いてからあらすじを書き、中心となる内容を書いて最後にまとめという流れです。中心となる内容の部分で本の趣旨を書いていきます。出だしの部分では、読み手に興味を持たせることが重要なので、自分の感想や一番伝えたいことを持ってくるのがコツです。

本を読むのが苦手で内容が入ってこないという場合は、本を読んでいるときに気になった部分にペンで印をつけておくと良いでしょう。重要な部分やおもしろいと感じた部分など色分けして印をつけていけばより書き出しやすくなりますよ。

こぶたのまとめ

  • 読書感想文は文章上達にぴったりな方法
  • 文章上達のカギは趣旨を読み解くこと
  • 読書感想文が苦手な人は構成を考えてから始めよう
  • 興味を持った部分にペンで印をつければより書きやすくなる

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