あなたはすでに書けている… ライティングスピードの決め手は準備にアリ！

ライターとして記事を執筆していると、必ずといっていいほど感じることがあるでしょう。それは、ライティングスピードをもっと上げられないかということです。スピードさえ上がれば、もっとお金も稼ぐことができます。言葉にするのは簡単ですが、それが実践できないために多くのライターが頭を抱えることになるのです。

特に、ライターを始めて間もない人であれば、ライティングスピードは思うように上がらないことが少なくありません。

そこで、ライティングスピードを上げるためのポイントを紹介しましょう。実は、ライティングのスピードを上げる秘訣は、書く前の準備にあるのです。

早く書きあげるために！情報収集のポイント

ライティングスピードにおいて最も重要と言っても過言ではないのが、リサーチです。リサーチをいかに早く、いかに綿密に行うかが記事執筆のスピードと質を左右します。しかし、記事の執筆にかかる時間以上に手間がかかるのもリサーチでしょう。このリサーチを早く正確に行うためには、ライターとしてのある能力が求められます。その能力が、読解力です。一般的に読解力とは、文章を読み解く力と理解されているかもしれません。

たしかに、記事執筆において文章を読み解く力は必須スキルといえます。しかし、ライターに求められる読解力というのは、文章に限らずさまざまな事柄を読み解く力なのです。たとえば、データを読み解く力。数字の変化を見てその意味を理解する力も読解力なのです。物事を見て、そこから素早く意味のあるものを抽出することができれば、リサーチのスピードも上がります。必要な情報を鋭く深く把握することができれば、スピーディーに記事を仕上げられるでしょう。

トップダウン的なアプローチで素早く記事を作る

記事に組み込む情報をリサーチした後は、それをどうテキストとしてまとめるかが問題です。人によっては、白紙の画面を見て何をすればいいのかわからなくなるということもあるかもしれません。そのような状態では、素早いライティングどころか、内容もわかりにくいものになる可能性もあります。ライティングをスピーディーにするためには、文章の組み立て方にも工夫が必要です。そこで有効な手段として、文章をまず見出しから作ってしまうというやり方があります。

ゼロからひとつずつ言葉をつないでいく作業は、行き当たりばったりのような側面もあります。そのため、長い文章になるとだんだん文章がテーマからずれてしまうということもあるのです。気づいた時には、もう修正がきかないくらいまで書き上げてしまっていることもあるかもしれません。そうなると、せっかく書いた文章を大幅に書き直すという余計な手間がかかる場合もあります。そのような事態を防ぐためにも、まずは見出しから作っていくとよいでしょう。

見出しを先に作ってしまうというのは、ある種トップダウン的な手法といえます。これは、全体を眺めながら部分的にアプローチしていくというものです。その反対がボトムアップ的な手法であり、こちらはひとつひとつの要素を順序立てて積み重ねていくという側面があります。作業スピードを重視するのであれば、トップダウン的な考え方で作業に取り組むとよいでしょう。ライティングにおいて見出しから作るということは、まさにトップダウン的な作業をしているといえます。

メンタルを整えることも重要

スピーディーに作業を進めるためには、ライター自身のメンタルも重要です。メンタルが整っていない状態では、集中力を発揮しきれないでしょう。ライティングにおいて集中力というのは欠かせないものであり、この力をコントロールできないのではスピード感のある仕事は実現しにくいものです。集中力を発揮しやすいメンタルを整えるためには、まずライティングの環境を整理するのもひとつの方法といえます。パソコン周りを整理整頓するというだけでも、仕事がはかどるでしょう。

また、仕事の集中力を高めるための重要なポイントとして「姿勢」があげられます。ライティング作業に取り組む際、座っている人が多いでしょう。なかには立って作業するという人もいるかもしれません。継続的な作業で集中力を発揮するためには、姿勢も影響していることが示唆されています。それは、学習と姿勢の研究で証明されており、集中状態にある姿勢の特徴が「前傾姿勢」と「動きの少なさ」にあることもわかっているのです。

参考：クッション型デバイスによる着座姿勢と学習集中度の評価

メンタルと姿勢の関連についてはまだまだ研究の余地があり、さらに仕事に役立つ研究結果が出る可能性もあります。ライターとしてそのような情報にもアンテナを張っておき、自分でも実践すればいいのです。自分自身を実験台にして、試してみましょう。そしてその結果、効率よく仕事をこなせるようになれば、まさに一石二鳥といえます。