自動変換の落とし穴!ライターとしての適切な漢字の使い方を学ぼう

漢字

パソコンのワープロ機能は、ひらがなを自動的に漢字へと変換してくれるありがたい存在です。手書きの時代は、分からない漢字をひとつひとつ辞書で調べなければならなかったので大変でした。今ではそんなことをしなくとも、楽々と文章をかくことができます。しかし、便利であるが故に落とし穴もあります。ライターは、その穴に落ちないように慎重に漢字を使わなければなりません。そこで、漢字に関して気をつけるべきことをいくつかご紹介します。

漢字の読みが分からない時の調べ方

ワープロ機能を使って文章を書いている時によくあるのが、ひらがなを変換しても自分が思っていた漢字になってくれないというケースです。これは、日頃文章を読む中で、漢字を誤読していた時に起こります。例えば、「塞ぐ(ふさぐ)」のヨミを「ふせぐ」だとずっと思いこんでいた場合、「ふせぐ」と書いて「塞ぐ」と変換できなかった時に初めて自分の読み方が間違っていたと気づくわけです。

さて、この時に、正しい漢字を表示するにはどうすればよいでしょうか?一番手っ取り早いのは、Windowsに付属しているIMEパットを使用することです。手書き入力機能がありますので、マウスパッドを使って「塞」と書けば、画面の右側にその漢字が表示されます。正確な漢字が分からない場合も、途中まで書けば候補がいくつか挙がってきますので、その中から該当する漢字を探してください。漢字にカーソルを合わせれば読みが表示されますし、クリックをすればワードやエクセルの画面上に表示することができます。

意味が紛らわしい漢字はしっかりと調べる

ワープロの自動変換に頼っていると、次第に漢字に対する意識が薄くなってきます。その結果、同音異義を間違って使用するケースがでてきます。

例えば、「適性、適正」、「図る、計る、測る」、「保証、保障、補償」などです。これらの正しい用法をご存知ですか?分からない、なんとなくわかるが、曖昧だという場合は、ひとつずつ意味を調べながらこれらの漢字を使用することをおすすめします。

自動変換には、前後の文脈から判断して、適切な漢字を表示する機能もありますが、それも絶対ではありません。読み手が混乱を招かないように、しっかりと意味を把握して使用することが重要なのです。漢字の変換候補が表示された際、「図る、計る、測る」のような紛らわしいものに対しては、右側にそれぞれの意味が記載されます。
それを利用するのが、一番簡単な調べ方でしょう。
もし、そこに載っていなければ、インターネット上の辞書などを利用してください。

難解な漢字は使わない

ワープロの変換機能は、自分では書けない漢字でも一発で変換することができます。
例えば、瘡蓋(かさぶた)、炬燵(こたつ)、鮟鱇(あんこう)などです。そして、難解な漢字を並べると、知的な文章を書いているような気分を味わえます。そのため、特に、初心者はそういった文字をやたらと使いたがる傾向があります。

しかし、読み手にとっては、単に読みづらい文章にすぎません。ライターが第一に考えるべきは、いかにわかりやすい文章を書くかです。あくまでも、読者視点で難解な漢字は避ける努力をすることが大切です。

常用外漢字はひらがなで表記する

難解な漢字かどうかを判断する明確な基準は、何かあるのでしょうか?一概にはいえませんが、当用漢字がひとつの目安になります。常用漢字とは、日常生活において広く使用されている漢字として、政府が選定した2136の文字です。この中に含まれない漢字は一般的ではないとされるものなので、使用しないのが無難です。

捏造、信憑性、隠蔽といった比較的目にする言葉でも常用漢字でないものが混じっているため、ねつ造、信ぴょう性、隠ぺいと表記した方がよいでしょう。常用漢字かどうか分からない場合は、インターネット上にチェックサイトがあるので、それらを利用してください。ただ、常用漢字も不変ではありません。現在のものも2010年に改正されたものです。また、「障害者」の害は当用漢字ですが、「害のある人」というイメージはよろしくないので、「障がい者」と表記しようとする動きもあります。このように、漢字の使い方は時代と共に変わっていきます。そのことを踏まえて適時学習を積んでいきましょう。

読者の読みやすさを第一に

インターネット上の記事は、無料で読むことができる分、流し読みされる傾向にあります。その上、漢字の使い方を間違っていたり、難しい漢字ばかり並んでいたりすると読者はまともに読もうとしなくなるでしょう。そうならないように、読みやすさを考え、適切な漢字の使い方を心掛けることもライターにとっては大切なことです。

こぶたのまとめ

漢字の使い方
・わからない文字はWindowsに付属しているIMEパットは手書き機能があって便利
・同音異義に注意!意味をしっかり調べましょう。
・インターネットの記事は漢字が多いと読みにくいので適切な量が大事

ワープロの変換に頼っていては、漢字や意味を忘れていきます。
間違った意味で思いこんでいることもあるのでは。
少しでも疑問にに思ったらどんどん調べてみましょう!

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みんなの感想文

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  • 正直、漢字の正確さについては盲点でした。自分自身の場合は漢字変換時に同一読みの漢字があると自動的に意味が横に出るようになるのでそれを参考にしていました。一度しっかりと調べてみたほうがよさそうですね。難解な感じも使わないほうが良いというのもヒントになりました。
  • 意味が紛らわしい漢字があってもつい予測変換任せにしていたりしていたので、この記事を読んでそれじゃやっぱり駄目だよなと反省しました。パソコン入力は一見わからない字でも読み方さえわかっていれば打ててしまうので便利だけれど、それにばかり頼るのはいけないな。わからないものをわからないままにせず辞書を使って調べたり、読む側の視点にたって漢字とひらがなを使い分ける工夫が必要だと改めて感じさせられた文章でした。
  • 読みやすい文章というのが、文の構成だと思っていました。漢字の使い方は気にしていても、見過ごしてしまっているかもしれないと思ったので、気を付けたいと思いました。思い込みをなくして、チェックや調べる作業が必要だと感じました。
  • 私も自動変換はよく使用しています。意味が出る変換システムを使用しているので間違わないように気をつけています。この記事で難しい漢字はひらがなを交えて使用しても良いんだと分かりました。読みやすさが大切ですね。
  • 漢字の間違いは本当に恥ずかしいと思います。うっかり変換ミスをしてしまったために、非承認になることはよくあります。実際に書くことに比べたらキーボードを打つことは楽ですから、注意しなければいけないと思いました。
  • 今まで複雑な漢字の使用は避け、使いたくても別の言葉に置き換えていましたが、今回、「信憑性」を「信びょう性」のように、漢字と平仮名を混ぜて表記するという方法を初めて認識しました。今後のライティングに活用していきたいと思います。
  • 私は漢字がとても苦手で自動変換に頼りすぎていた部分もありました。漢字の意味も詳しく知らず、読み方もわからないままに変換をしていたのですが、読み手の方のことを考えると漢字の意味、読みやすさをしっかりと考慮してライティングしていこうと思いました。
  • 手前味噌ですが、迷った時は必ず時間を掛けてでも調べてから、しっかりと書くようにしています。違う単語に逃げたりすると文章のバランスも変わるのでこだわっています。IMEパットは使った事が無かったので、早速試してみようと思います。
  • 記事を読んでもらう事を考えると、あえて平仮名で表記をする、あるいは感じで表記をすると言うのがケースバイケースで起こり得ると言うのは当たり前の事ですが、見落としていたポイントでした。読み手にとってどんな表記が1番読みやすいかを最優先に考える事が大事なのだと考えさせられました。
  • 文章で漢字を使うにあたって同音異義など気にせず間違えていた部分があったので今後は改めたいなと思いました。IMEパットを使うと便利などといった情報は新発見で今後のライターの仕事でも活かしていきたいです。
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